こんにちは、PR記事の制作を担当しているメディアディレクターのガクです。
前回こんな記事を書きました。
作業効率化の第一歩!意外と使える超初級3大ショートカット 続・初心者向けショートカットキー物語〜Chrome効率化編〜
実はもう一人、この記事を読んでくれてツッコんできた人がいたんです……。
(ちなみに、今回もほぼ当たり前のことなので、特別なナレッジとか気づきとかありません。それに、ふた昔前くらいのテキストサイトの雰囲気を残した駄文です。おヒマな方だけお付き合いください。)
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づやさんです。
人物紹介:づや 自称フルスタックCTOLIGの役員。CTO。モンストとグラブルが息抜き。スタッフから「グラブル強くなる速さがおかしいもしかしてサボってやっているんじゃないか?」疑惑を持たれている頼れるCTO。実はジャパニーズHIPHOP好き。 |
づや曰く。
前に紹介していたかな変換などができるショートカット使うくらいなら……
▲このショートカットよりも……
JIS規格のキーボード使えばいいじゃん。なんでそんな面倒くさいことしてんの??? なんで? ねえなんで?
づや氏はかく語りき。
US使うメリットってなにがあるのかなぁ〜? ぜんぜんわからない!
さらに詰めてくるエンジニアでCTOのづやたん。
カッコつけてるんでしょ? ねえ? 絶対JISキーボードの方が便利じゃないですか?
ぐぬぬ。
さすが役員。これがクリティカルシンキングというやつですね。単に否定的にくるのではなく、暗に論理構成や内容について内省をうながしているワケですね。わかります。づやさん。さすがです。
おっしゃるとおり、たしかにJISキーボードを使えばいいんです。そうすれば、あんなショートカットいらないかもしれません。くやしいので、なぜUSキーボードがおすすめなのか理由を考えてみました。
結論、好みです。でも……
いろいろ調べた考えた結果、どちらも便利。一長一短なので、「好み」という結論にいたりました。当たり前の話ですが、JISキーボードもUSキーボードもその当時の技術やデザイン、時代背景など含め、とても考えて作られています。そういったことを知れば知るほど、前述のづや氏の質問に明確にすることができませんでした。すごいぜ! CTO。
そして結局いろいろ考えてみた結果、一番最初に感じた「好み」に落ち着いたのわけですが、やはり、直感=フィーリング大事。Don’t think, feel.ですね。でもフィーリングだけではだめなのです。フィーリングの言語化が大事だと思いますので、そこへ至った理由など書き綴ってみました。
そもそもなぜUSキーボードを使ったのか?:入社時に支給されたから。
入社時に支給されたのがUS配列のキーボードのMacBook Proでした。支給してくれてありがとう。でも慣れるの大変でした。家のiMacはJIS、会社のMacBook ProはUS。一時期は混乱するので慣れるまで本当に家のMac触らなくなりました。辛かった……笑。でも、いまは家のMacもUSキーボードに変えました。Life is good。
気づいてしまったJISキーボードのメリット:かな入力覚えたらめちゃ効率化?
日本語を扱う以上、最終的な表示は日本語が多いですよね? JISキーボードを本気で効率的に使おうと考えたら、かな入力にしたら良いのです。
たとえば、「か」という文字を使おうとした場合、僕が普段使用しているUSキーボードでローマ字入力だと、k+a=「か」です。2回タイプします。JISキーボードでかな入力だと、か=「か」です。1回ですみます。
これ、また小さいことの積み重ねですが、ライターや編集者など、仕事で主に日本語を使用し、最終的な表示も日本語であるならば、年間で計算するとかなりの効率化が測れるのではないでしょうか。なにより、日本語圏で生まれ、母国語が日本語な僕はJISには大きなメリットがあります。
ぐぬぬ。
ではUSキーボードのメリットについて考えてみます。
USキーボードのメリット:なんだかスタイリッシュ
▲USキーボード
これは小見出しのとおりです。JISキーボードは一つひとつに記載されている文字が多いので、情報量が多く、見た目もごちゃついていると感じます……。じゃあシンプルなUSのほうがよいのでは?
はい。それ、好みです。そして、答えとして弱い。
USキーボードのメリット:ホームポジションで使いやすいキー配置
▲USキーボードのホームポジション
エンジニアの人など英語ベースでテキストを書く人はいうまでもなくメリットしかないのでは? と思いますが、日本語を中心に仕事をする場合でも、「ホームポジションで使いやすいキー配置」というメリットがあるのではないでしょうか。
実は……、というかみなさんご存知のとおり、JISとUSのキーボード配列ではreturnキーなどのサイズや配置箇所に違いがあります。
▲JISキーボード
実際にホームポジションで使用する際のバランスを見ると、JIS規格のキーボードは中心線が少し左にあるのがわかります。US規格のキーボードのほうが中心に近いデザインとなっており、タイピングの際にはバランスが良いといえる可能性が高いと思います。
▲USキーボード
とくにラップトップのPCやMacは、ディスプレイがキーボードと一体化しているので、そのバランスの良さを実感できると思います。そして、ホームポジションでタイピングする限りはUSの方がreturnキーなどを押しやすいという点もメリットではないかと考えます。
結論好みなのですが、新たな可能性も見えました。
自分がエンジニアで、入力業務が英語ベースであればUSキーボードってやっぱ仕事で必要だし、そのほうが効率的なんだよ! と声高にいえたのかもしれませんが、自分が仕事で使用する言語の98%は日本語。かな入力を極め、JISキーボード使うことを検討することで効率UPに繋がる可能性もみえました。
とりあえず、づやさんへのアンサー。
づやさん! なんで使っているのかというと会社が支給してくれてたんです!でも、あらためて考える機会になりました。
そーかぁ〜。
なんか、でも、
まぁ、よかったっすね! あ! 次の打ち合わせあるから!じゃっ!
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JIS規格のキーボード使えばいいじゃん。なんでそんな面倒くさいことしてんの?
US使うメリットってなにがあるのかなぁ〜? ぜんぜんわからない!
絶対JISキーボードの方が便利じゃないですか?
俺だって最初はJISキーボードのほうがよかったんです! 慣れてたし。でも、支給してくれたおかげでUSキーボードと出会い、今ではすっかりUSキーボードの方が使い慣れてしまいました。でも感謝してます。あらためて考える機会をくれてありがとう。づやさん。
何気ないことや、どうでもいいことでも、一度考えてみよう!
で、結局今回の記事でなにが言いたかったというと、ここも小見出しとおり、何気ないことや、どうでもいいことでも、一度考えてみよう! ということです。
ググればかなりの問題は解決します。今回の記事テーマもググれば解決しそうな情報が数多く出てきます。そして、正直、それで解決できることも多いんです。ですが、自分であらためて考えてみる。無駄になることも多いかもしれませんが、何気ないことやどうでもいいことでも、一度考えてみることで、新しい課題の発見につながる場合も多くあります。
そして、その課題を企画へ落とし込み、自分なりの体験+経験+考察を交えて記事を書いたりすることで、Web上で重要視される要素のひとつ「一次情報を含むコンテンツ」として、ユーザーへ発信することも可能です。
本当に当たり前ではありますが、考えるクセを身につけ、それをより良い企画として落とし込むことによって、ユーザーにとって有益な情報や、より楽しんでもらえるコンテンツをお届けできればと考えています。
さいごに
めちゃくちゃ地味ですが、千里の道も一歩から。日々の業務や作業を見つめ直し、いままで知らなかった考え方やツールを取り入れることに挑戦し、柔軟性をもって常にブラッシュアップしていく姿勢を大切にしながら仕事をしていきたいと思うガクでした!