安定よりも「変化」が大事!優秀な人が辞めにくい職場の3つの特徴

安定よりも「変化」が大事!優秀な人が辞めにくい職場の3つの特徴

はっしー

はっしー

こんにちは、ニュージーランドで働くプログラマのはっしーです。

突然ですが、皆さんの会社で職場を離れていく人、多くありませんか?

特に「優秀であこがれだった先輩からどんどん辞めていくな〜」なんてことはないでしょうか。変化の速いIT業界は、基本的に人の入れ替わりが激しいもの。優秀な人ほどフットワーク軽く、2〜3年で転職を繰り返してキャリアを積んでいくのが普通です。

しかし世の中には、仕事に困らないほど優秀な人が不思議とやめない会社も存在します。

僕がいま勤めている職場にも、わずか20歳で博士号を取っていたり、地元の名門大学の主席卒業生だったりと、自分なんかが同僚で申し訳なくなるような超優秀な人材がたくさん。ニュージーランドは数年で転職するのが当たり前といわれてるんですけど、仕事には困らないはずの彼らでも、同じ会社で10年近く勤め続けているんですよね。

その理由を考えていくうち、優秀な人が辞めにくい秘密は「変化のしやすさ」にあるのではないか? と思い至りました。

みんなが働き続けたくなる会社の特徴を、この記事で一緒に見ていきましょう!

1. 古い技術を捨て、新しい技術を積極的に取り入れている

優秀なエンジニアたちがもっとも嫌うもの、それは「マンネリ」です。2年も3年も同じような仕事ばかりをさせられていると、彼らは途端に外へと飛び出してしまいます。

新しい技術が出てきては消えていくIT業界で、変わり映えしない仕事をし続けるのはリスクでしかありません。「CV(履歴書)に新しく書ける内容がなくなったら転職しろ」とはよく言われます。

逆に言えば、積極的に新しい技術を採用している会社からは人が逃げにくいのです。

たとえば僕の会社では、全社的にJavaScriptからTypeScriptへの移行と、React.jsの採用が去年あたりから進められています。今まではJavaScriptで開発してましたし、ライブラリも異なるものを使っていたので、学習コストを考えるとかなりの手間。

それでも新しい技術を取り入れるのは、業界のトレンドに乗り遅れないため、よりよいシステムを作るためでもあると同時に、社内に刺激を与え続けるためでもあるのです。

2. 時間や場所に柔軟な働き方が許されている

いくら優秀なエンジニアとはいえ、何十年もずっと仕事一筋で働き続けられるわけではありません。

子供が生まれれば、家庭を優先せざるをえないケースが増える。自分自身が大きな病気をして、しばらく休まなければいけない事態だって起こりえる。

「週5日、9時から5時までオフィスに出勤する」という働き方しか許していない場合、ちょっとしたライフスタイルの変化がすぐに転職や退職につながってしまいます。

こんなとき、働く時間や場所をフレキシブルに変えられる職場ならば、優秀な人材を逃さずにすむ。時短勤務や長期育児休暇、リモートワークといった制度は、優秀な人材を逃さないために必要なのです。

弊社でもフルリモートで働いている社員は普通にいますし、「子供が熱を出したから午後は自宅勤務します」なんて働き方も自由にできる。リーダークラスの女性エンジニアが1年間産休を取ってる、なんてケースもあります。

ほかには僕の友人に、政府関係の情報分析などもやっている優秀なデータサイエンティストがいます。彼は最近転職したんですけど、「給料が多少安くても、育児のために午後3時にオフィスを出られるような職場を選んだ」と話していました。

いざ転職するとなると、かなりエネルギーを使うもの。同じ会社に勤めながらライフスタイルの変化に適応できるなら、そちらのほうが楽ですよね。

3. 「社内転職」のできる仕組みが用意されている

「転職」とは読んで字のごとく、「職を変えること」です。あくまでも仕事を変えるだけであって、働く会社を変えることではないのです。

ということは、社内で違う仕事に移れる仕組みがあれば、転職でよその会社に出ていく必要はなくなります。

たとえば昨年11月、マイクロソフト勤務のエンジニア兼マンガ家として有名な「ちょまど」さん(@chomado)が、日本人で二人目の「クラウド・デベロッパー・アドボケイト」という職に就いたことが話題となりました。

これは上層部から辞令が出たわけではなく、社内で発表されている求人に応募し、面接などの選考を経て採用されたとのこと。ちょまどさんほどの人材ならばどの会社も喉から手が出るほどほしいはずですが、彼女の志向するキャリアにあう職種が社内にあったからこそ、他社に取られずにすんだわけです。

フロントエンドからバックエンドに移りたい、同じ言語でも違うライブラリを扱う仕事がしたいなど、エンジニアとしての興味は変化していくもの。情報感度の高いエンジニアであればなおさらです。

そんなときに社内で変化を受け止められるかどうかで、人材を流出させずにすむかどうかが決まるんですね。

まとめ

優秀なエンジニアが働きたくなる会社は、なにもただ高い給与を払っているばかりではありません。

「業界のトレンド」「ライフスタイル」「キャリア志向」などの変化に応えることで、会社を移らなくても楽しく働き続けられる環境を提供しているのです。

これからIT業界を目指す方や転職を考えている方は、年収や福利厚生だけではなく「変化しやすさ」に注目してみると、長く働ける会社を選ぶことができると思いますよ。

次回も働き方のヒントになる記事をお届けします。

それではまた!

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