日々思考をめぐらせる皆さま、こんにちは。WebディレクターのRISHです。
仕事をしていく中で、何か斬新なアイデアを出して、課題に取り組まなくてはいけないシチュエーションってけっこうありますよね?
というか、どんな仕事の場でも、「思考」を巡らせて考えていることを言語化しないと、プロジェクトって回せないと思っています。
チームのメンバーを集めてなにか企画したり、コピー案やコンセプト案を出したりする際に、まずは「ブレストしよう!」とメンバーをひとつの会議室に集めて取り組もうとするわけですが、なかなか、主要メンバーの予定が合う時間が見つからない……。こういう企画会議は全員にその場にいてもらわないときつい、でも時間が見つかったとしても早くて来週……来週頭には方向性が固まってないとまずい……あああああ……!!
……みたいな状況に僕は立たされることが多く、非生産的な悩みを抱える日々を過ごしていました。
が、最近解決策をデザイナーのずんこさんに教えてもらいました。今回はそれを、あたかも僕がはじめから知ってたみたいな体で、皆さまにお届けしようと思います。
なお、ずんこさんのリモートワークに関する記事はとても良質な記事なので、そちらもぜひ見てみてください! 移動の多いリモートワークデザイナーがいい仕事をするために気をつけていること 1年間デザイナーとしてリモートワークをして感じたメリットデメリット
ブレストの段階によって使うモノを分ける
事前準備
まずは、ブレストに入る前にある程度自分の中で思考を整理しておく必要があります。
メンバーの時間を抑えて、さあ考えましょう! どう進めるか? 決めてないです……! はイケてないですよね。
そんなときに僕は『Scapple』というツールを使っています。
Scappleを使えば、下記のような図を作りながら思考の整理ができます。
もともとはスケッチブックでこれをやっていました。しかし、スケッチブックがいっぱいになって複数冊使用した場合などに、「前のスケッチブックにあったはずだけど、今すぐ出てこない……」といったシチュエーションが生まれてしまったり、人に共有するときにいちいちスキャンすることができなかったりしたのです。このように手間が多く発生してしまうため、すべてScappleに移行しました。
ちなみにここでは、「新商品ノンアルコールウィスキーの商品名を考える」という企画のブレストを行うと過程して事前準備をしてみました。
そもそも、「ノンアルコール」の飲料を飲む状況と「ウィスキー」を飲む状況ってどんな状況なんだっけ? とあらためて考えることで、それぞれ「真逆のニーズ」だよなあ……ということがわかってきます。
そうすると、ブレストのときには、「ノンアルコール飲料飲む状況ってどんなとき?」と「ウィスキーを飲むのってどんなとき?」をあらためてみんなと洗い出して、「真逆のものってたとえば何?」あたりを時間をかけて話し合えたらいいのかな……というように、事前に整理して考えておくことができます。
実際にブレストをする際
ここまで整理できた状態で、いざブレストの開始です。
ここで登場するのが、ずんこさんに教えてもらった『Realtime Board』というツールです!!!
これを使うと、ブラウザ上でデカイ模造紙をみんなで共有しているような状況を作ることができます。リモート会議の場合でも、みんなで同じ空間にいるような状態で話し合うことが可能になるんですね!
誰かがテキストを入れるとリアルタイムで反映されていくので、会議室の後ろの方に座っていて見えない……、みたいなストレスもありません。もはや、同じオフィスにいたとしてもこれを使った方が生産性高いんじゃないか? ってくらいのレベルです。
さらに、ポストイットだけでなくマインドマップやカスタマジャーニーマップなど、さまざまなモジュールが用意されており、大抵のブレストに対応可能だと思います。
ブレスト後のまとめ
このフェーズではあまり専門的なツールは使用せず、自分の頭と、強いて言うならGoogle Docsで対応することが多いです。
というのも、ここで求めれらているのは「クライアントへどうプレゼンテーションするか」だけなので、上手く説明できればそれでOKなんですよね。
クライアントへ説明をするときは、まず「結論/結果」を先に言ってしまって、「なぜその結果になったのか」を事前準備→ブレストで話したことの順番で「子供でもご高齢の方でもわかる話し方」で説明をすることを心がけると、クライアントの納得感を得やすくなるかと思います。
まとめ
ブレストは「誰が何を発言しても基本否定しない」といったルールを設けてやることが多いので、しっかりと議論を引っ張っていく力がないとどんどん脱線してしまいます。それを防ぐためにも、この記事がお役に立てば幸いです!!! ではまた!!!!!
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