Instagramで売上を作るまでの道のり。インフルエンサーマーケティングって一体なんだろう?

Instagramで売上を作るまでの道のり。インフルエンサーマーケティングって一体なんだろう?

ミスター

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2021年1月15日追記:当記事でご紹介しておりますdoorは、2020年にサービスを終了いたしました。今までご愛顧いただきましたお客様に、深く御礼申し上げます。

こんにちは、LIGで「door」というインフルエンサーマーケティング事業を担当しています、ミスターこと長島と申します。

この記事では、「そもそもインフルエンサーマーケティングってなに?」「Instagramの活用方法がわからない」「Instagramで売上を作るにはどうしたらいいの?」という方へ向けて、私なりの考え方をご紹介いたします。

 

っていうかdoorってなに?
という方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

ミスターとインフルエンサーマーケティングの出会い

私ミスターは小さな頃から映画が大好きで、高校生のときに「映画の世界で働きたい!」と制作会社でアルバイトをはじめました。その後新卒で芸能プロダクションに入社し、芸能マネジメントのイロハを学ばせていただきました。

26歳のころ、芸能マネージャーの仕事で出会った広告マンの方に影響され、広告代理店に転職しました。

広告代理店では芸能プロダクションで培った経験を活かし、タレントさんやモデルさん等のキャスティングを行っていました。加えて、プロモーションの観点からいろいろなことを学ばせていただきました。ちょうどこの頃に爆発的人気を誇っていた「芸能人ブログ」にも関わっていたんです。

もしかしたら私と同じ年代の皆さんには記憶に新しいかもしれません。「芸能人がブログで商品を紹介したら大人気になった!」「〇〇さんがブログで紹介の大人気商品」などなど、日本の商流に大きな風が吹きました。当時は「インフルエンサー」という言葉はあまり耳にしませんでしたね。

それから数年が経ち、私はこの「キャスティング領域」をプラットフォーム化させたいと思うようになりました。それが、ITの世界へやってきた理由です。優秀な技術者たちにも恵まれ、あっという間にインフルエンサープラットフォーム「door」ができました。

人を活用した情報の拡散を自動化させたい。時間やコストのムダをなくしたい。そんな想いでこの「door」を作りました。

さて、doorを運営する上で私なりに「インフルエンサーマーケティング」って何だろうということをあらためて考えてみたので、少しお話をさせていただこうと思います。

インフルエンサーって何?

そもそもインフルエンサー(influencer)とは、世間に与える影響力が大きい人物のことを指します。最近ではインフルエンサーというと、Instagramでフォロワーが多い人をイメージするでしょう。ただ本質的には、それぞれの方が思う「自分にとってのキーマン」です。

突然ですが、あなたが今使っているシャンプー。はじめて買った理由はなんでしょうか?

この質問をすると、少し前までは「好きなモデルがCMに出ていたので買ってみた」という回答が来ることも多かったと思います。しかし、最近ではより身近な人がシャンプーの効能や使用感などの「口コミ」をSNSで投稿していたので、それを見て買ってみたという方もいるのではないかと思います。

  1. TVコマーシャルに出演している大女優
  2. Instagramでさまざまな商品をレコメンドしているかわいい女の子
  3. 今日の美味しいランチを教えてくれた同僚の食いしん坊
  4. これを使ってから肌の調子がいいと言い続ける実家の姉

先ほどの「自分にとってのキーマン」かどうかに照らし合わせると、1〜4に影響されていろいろと購入・支払いした私にとっては、全員が「インフルエンサー」ということになるわけですね。

インフルエンサーマーケティングとは?

近年、この言葉も本当に聞き慣れてしまいましたね。「インスタグラマーに商品を使ってもらって、Instagramで投稿してもらうことがインフルエンサーマーケティングだ!」なんて思ってしまうのも仕方ないほどに、さまざまな年代の人が「インフルエンサーマーケティング」という言葉を使っています。

マーケティングという言葉は、簡単に言えば「売れる仕組み」「儲かり続ける仕組み」というイメージですが、インフルエンサーマーケティングは、ここに先ほどのキーマンを絡ませることを指します。

つまり、単なるインフルエンサーの起用だけを指すのではなく、そこも含めて売れる仕組みの大枠をつくることを指すのです。

インフルエンサーマーケティングの効果とは?

インフルエンサーマーケティングを実施・検討されている方からよくこんな言葉をいただきます。

「インスタグラマーを使っただけで、商品売れんの?」

うーん自分で書いてみても厳しいお言葉。そこに、ズバリお答えします。

残念ながら、インスタグラマーが商品を紹介をしたくらいでものが売れるはずありません。超人気女優がTVコマーシャルで何度も何度も「私はコレ!」と商品を紹介しても売れない時代です。数十万投稿もあるInstagramの広告(PR)の中でも、売れる商品は少ない。

それこそ、砂漠に水を与えるようなものなのです。砂漠に少しずつ水を与え、水分がどれだけ増えたかを調べつつ、小さな芽を育てる。

インフルエンサーマーケティングでも、多くの企業が行っているさまざまな商材・サービスについてのPDCAを回すのと同じことをしています。

Instagramで売り上げを作るまでの道のり

それでは、どうやってInstagramを使って売り上げを立てていくのか? 私の主観でざっくりと書きます。

フェーズ1:公式アカウントの作成と世界観の構築

まずは公式アカウントの作成です。Instagramのアプリダウンロードとメールアドレスの設定をしたら、さっそく投稿をはじめていきましょう。

ここで企業Instagramあるあるですが、若い社員に「あとはやっといて。1日1回は投稿してね」とまるっとお任せパターンが発動することが多いですね。そういった企業アカウントはせいぜい数千人のフォロワーにやっと到達したところで満足してしまい、“売り上げ”が立つことはありません。

公式アカウントは企業の「お店」なのです。店構えや陳列の方法、お客様がお店に来店したときにどのような感情を持つのか。しっかりと考えなくてはなりません。しっかりとしたPDCAサイクルが回せるように初期に土台を作りましょう。

フェーズ1の段階から各部署の責任者が集まり、投稿の方針、コンセプト、目標の数値(週間か月間)を決めておくことをオススメします。毎日の効果測定を行うためにも、ビジネスアカウントの登録、Facebookページとの連携もお忘れなく。

次のフェーズに進むまでに、下記のことを目安にアカウントを作っておきましょう。

  • 最低でも50投稿しておく(ブランドやサービス、つまり自分たちの世界観がわかりやすい内容で)
  • 投稿に対するインサイト、プロフィールページに対するインサイトの数字を毎日メモしておく
  • 販売している商品を紹介しているアカウントであればInstagramの機能「Shop Now」に登録しておく

フェーズ2:公式アカウントの認知拡大

フェーズ2でやることは、公式アカウントをより多くの人に知ってもらうことです。この段階で、少しずつ広告予算を使用していきます。Instagramでできる広告として、最低でも下記2つの手法は抑えておきましょう。

Instagram広告の配信

公式アカウントの投稿内容を多くの人に知ってもらうための広告です。Facebookビジネスアカウントからはもちろん、スマホのInstagramページからでも簡単に配信することができます。1日辺りの予算が500円から配信をスタートすることができるので、定額から実施、検証することが可能です。

インフルエンサーの起用

ご自身の商品やサービスを多くの人に使用してもらうために、インフルエンサーを起用します。インフルエンサーには、各ジャンル、カテゴリーに特化したたくさんのメンバーが存在します。公式アカウントに合ったインフルエンサーを探しましょう。

※ 簡単にインフルエンサーを探せて低コストで情報拡散をしたいときは、ぜひdoorをご検討ください。

フェーズ3:販促施策

ここでいよいよ「売り上げ」を上げるための施策がスタートします。もちろんフェーズ2でも効果が出る場合もありますが、フェーズ3ではより具体的な売り上げを目標にしていきます。

Instagramキャンペーンを行う

新規ユーザーに対して、インセンティブを与えるInstagramキャンペーンを行います。

たとえば下記のような内容です。

例)
公式アカウントをフォロー&ハッシュタグ〇〇をつけて投稿した人の中から、抽選で◯名様に商品プレゼント!

キャンペーンを行うときに、できればInstagramとは別ページで「無料会員登録」を実施させてください。せっかくのキャンペーンです。新規のユーザーはデータとして今後活用できるようにしておきたいですね。

アンバサダーの起用

フェーズ2で効果が大きかったインフルエンサーをアンバサダーとして起用します。アンバサダーには商品開発やPR活動、公式LPなどでの起用をし、よりコンバージョンに繋がる施策を行なっていただきます。

たとえるなら、売り上げを作れるカリスマ定員さんを起用するということになります。

まとめ

今回ご紹介したInstagramを使ったインフルエンサーマーケティングの手法はほんの一例です。

Instagramのユーザーはまだまだ増え続けています。

増え続けているからこそ、売り上げを作るということはとても難しくなっています。たとえば原宿という街で流行を作ることと中国という国で流行を作ること、もちろん後者の方が難しくて時間もかかります。今のInstagramは後者に近いのです。

いまこの記事を読み始めて読み終わるころにも、Instagramの上昇キーワードは変動しています。

自分たちがどのフェーズにいるのか? 次に何をしていくべきなのか? をしっかりと考え、毎日公式アカウントという「お店」を点検してコンバージョンに繋げていってください。

これが「インフルエンサーマーケティング」、「Instagramマーケティング」なのです。

今回アカウントの作成から販促施策まで大きく3つにフェーズを分けてご説明しました。またいろいろご紹介できたらと思います。今日はここまで!

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こんにちは!ミスターです!ミスターは巨人軍の長嶋監督からいただいています!勝手にですけどね!しかも僕「長島」なので漢字もちょっと違うんですけどね!ミスターはいたずらと人間観察が大好きです!いつか実家を爆破させたいと思っています!どうぞよろしくお願いします!

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