はじめまして! LIGのプランナー&Webディレクターのノブです!
ぜひぜひ、名前だけでも覚えて帰ってください。この記事だけでは私のことはあまり知ってもらえないかもしれないので、少しだけ自己紹介させてください。
前職では企業、商品、キャンペーンなどの広告プロモーションのプランニングに携わっていました。以上です!
それでは本題に入りましょう! 自分が言うのもなんですが、最近プランナーという職種が増えていますよね。
プランナーとは?
その名のとおり、企画を考える人です。実は「プランナー」という呼称だけでは、何のプランを考える人なのか曖昧な部分があります。
後ほどご紹介しますが、広告プランナーも、ウエディングプランナーも全部プランナーです。プランナーがおこなうことを「プランニング」と、横文字を使ってカッコつけております。
プランナーとは、それぞれに専門性は違えど、主に企画を作ることに頭を悩ませている人のことをいいます。(※企画だけじゃないということは重々承知しておりますが、いったんわかりやすいところで説明させてください。)
プランナーというのは職種別で細かく分かれています。それでは、プランナーの種類はどれだけあるのでしょうか。ちゃちゃっと調べてみました。
プランナーの種類
- Webプランナー
- メディアプランナー
- 広告プランナー
- プロモーションプランナー
- ブライダルプランナー
- CMプランナー
- ファイナルシャルプランナー
- インテリアプランナー
- 観光プランナー
- 商品プランナー
- イベントプランナー
- ゲームプランナー
聞いたことあるような感じだとこれくらいでしょうか。まぁまぁ多いですよね。細かい職種を入れるとさらに増えるでしょう。
私は一応、プランナーという職種でLIGに電撃的に入社いたしましたが、Webという専門性を持たないものにもいろいろ挑戦していきたいと考えており、肩書きは「プランナー」だけにしています(名刺には「Webプランナー」と記載していることはここだけの秘密です……)。
プランナーの種類が多い理由は?
私の考えではありますが、いろいろなサービスが増えるなかで、昔よりも専門性を求められる機会が増えているように思います。
情報社会において、お客さま自身もインターネットなどで簡単に調べられる時代なので、より知識の高い人に頼りたいのではないでしょうか。昔からのことわざで、「餅は餅屋」というように、専門の知識がある方に任せたいというのは、誰しもが思うことだと思います。
プランナーに求められるものとは?
仕事としては「なにかを依頼されて、企画をする」のですが、やはりプランナーに求められるものといえば「アイデア」ですよね!
アイデアってよく聞くけど、その実態はいったいなんなのでしょうか。
正直「うーーーん。なんだろう?」となりませんか?「うーーーん」となった人、この先をぜひ読んでみてください。
アイデアの正体とは?
「アイデアという言葉を日本語に訳すとなんでしょう」という質問にすぐに答えれる人は少ないかもしれません。みなさんも一回考えてみましょう。
……考えましたか? 結果発表しますよ?
では、みなさまの思ったことを当てましょう! おそらくほとんどの人は「発想」「想像」「思いつき」などでしょうか? でも、これって私のなかではピンとこないんですよ。あくまで個人的な見解ですが(笑)。
さっそく、インターネットを駆使して調べてみるといい言葉がありました!
新奇な工夫。
―引用:コトバンク「アイデア」
この言葉を考えた人、頭いいですね。私もこの言葉にはすごく共感できました。それは「工夫」という部分。
これは今までの経験から言えることかもしれませんが、頭のなかで考えるので思いつきといえば思いつきなのですが、そのアウトプットされた「なにか」に工夫がされているかどうかが重要だと思います。
「でも毎回そんなにアイデアって出てくるものなの?」と思っている方に朗報です。デザイン専門卒の私が、昔読んでいた本をご紹介します。
今、読み返すとほとんど覚えてないのですが、今の私のプランニングの考え方は、頭の奥底に眠っていたこの本のおかげで成り立っていたと思えるくらい「やっぱりそうだよね!」と納得できる内容でした。
ということで、アイデアの考え方について書かれたオススメの著書をご紹介します!
まさにアイデアの考え方の原点!! これ読んでおけば間違いない! 「アイデアのつくり方」のご紹介
- おすすめ度
- 人生4回分くらい(★★★★★)
日本で発売されたのは1988年ですが、1940年にもうすでに書かれていたとは驚き……! 超有名なアイデアについて書かれている本です。知っている方も多いのではないでしょうか?
「アイデアが閃いた!」とか「アイデアが降りてきた!」などは、よく使われるフレーズですよね。私もプランニングをしている際に「どうやったら思いつくの?」とか「閃きが人よりも多いの?」と言われたりします。
この「アイデアのつくり方」ではまず、「閃き」と言う部分について論理的な考え方でわかりやすく説明してくれています。私もアイデアというものを出すときには、この本に書かれている流れで具現化していると思います。
是非、読んでほしいので全部言いませんが、ざっくり説明するとこのような感じです。
①情報を集める。
②情報を細かく細かく分類する。
③いったん、寝かせる。集めた情報のことは考えません。遊びます。
④ちょっと待ってみます。(※時間には個人差あります。)
⑤おー! エクセレント!!! ヒラメキマシタヨー!
と、なります。ふざけているように思われるかもしれませんが、本当なのです!
私は自然とこういうことをしておりました。たぶん専門学校時代にこの本を読んだことで、体が勝手にそうしろと、ささやいていたのでしょう。
著者のジェームス・W・ヤングさんは「アイデアはゼロからは生まれない」という考え方をされています。情報と情報をいかに工夫して組み合わせて具現化するかが大切なのです。だから、組み合わせは無限大! すなわち、アイデアが枯れることはない! ということでしょう。
この本に書かれている考え方をまずは自分にインプットしてもいいと思います。しかも、この本は60分以内で読めてしまうというとても親切な本。通勤途中や、デートの待ち時間、騒がしい教室で先生が静かになるまで待っている時間などにピッタリです。
かつてLIGブログでも紹介されていました! それぐらい有名なのでオススメ。
ビジネスにも応用できる企画のアイディアを生み出す原理とその準備方法について
先を見据える力もアイデアになる! 糸井重里さんの「インターネット的」
- おすすめ度
- 人生2回分くらい(★★★★★)
言わずと知れた名コピーライターの糸井重里さんによる「インターネット的」な人間が重要になってくるだろうという話。
この本では、アイデアの出し方というよりも、そういう視点で物事を捉えるのか! という「目線のアイデア」が詰まっていると思います。
出版された2001年頃には、今のようなSNSなどもなく、ホームページや掲示板くらいが少し普及しつつ、構成やデザインもひどいサイトがいっぱいありましたよね。そんな中で、インターネットという仕組みをこれからの人間は体現すべきだということで「インターネット的」という表現を作り出したんです。
インターネット的とは「リンク」「シェア」「フラット」という3つの観点で構成されており、言葉の意味はわかるけれど、これをどうやって体現するのか? ということをわかりやすく独特のテンポで説明しています。
読めば読むほど、「未来を見てきたの?」といわんばかりの発言の連続……。この本は「予言の書ではないのか?」とまで言われているようです。
たとえば今のSNSには欠かせない「いいね」というシステムについても予言しちゃってるんです! ちょっとゾクゾクしちゃいます。本当に今の私たちのことを言われている気がしますよね。もちろんこういうブログを書くということについても触れられているんです。なんということでしょう……。すごすぎます。
読んでみるとわかるんですが、糸井さんは非常に例えがうまいんです。そういうところもアイデアを作るヒントになるかもしれません。
ちなみに、私が好きな糸井重里さんのコピーは「思い出したら、思い出になった」です。うーん深い。素敵な言葉。是非、言葉が好きな人に読んでもらいたい一冊。
大貫卓也さんが発表した25年ぶりの作品集『Advertising is』のご紹介
- おすすめ度
- 人生5回分くらい(★★★★★)
日本を代表するアート・ディレクター大貫卓也さんのすべてが詰まっていると言っても過言ではない作品集。デザイナーさんにも見ていただきたいですが、やはりプランナーさんにオススメです。
ちなみに、私が一番好きな大貫卓也さんの作品は日清カップヌードルの「hungry?」広告です。今でもナンバーワンの広告だと思っています。記憶に残っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
なんといってもアイデアを形にする力が圧倒的すぎます。アイデアで人を動かし、世界を変えていく。そういうことができる人ですね。私の憧れでもあります。
ファンタジックリアリストと呼ぶべき存在なのでしょうか。この人の考える世界は不思議なのに、すごくリアルに感じてしまう。とにかくすごいとしか言いようがありません(笑)。アイデアにはすべてロジックがあり、その考え方に至った経緯なども記載されている超貴重な本です。
特に考えている部分は「広告として機能しているか」ということ。これはものづくりをする上で非常に大切な部分です。クリエイティブにおいて表現上の仕掛けや見栄でごまかすタイプの方もいっぱいおられますが、本質を捉えて消費者を動かす大貫さんのようなタイプは今は少ないのかもしれません。
アイデアってこういう考え方から生まれるんだなと、誰もが関心してしまう一冊。是非機会があれば読んでいただきたいです。ちょっと自分で買うには「おっ」と言いたくなる値段なので、気合いを入れてご購入お願いします(笑)。
まとめ
いかがでしたか?
意外とアイデアを生み出すのに苦労している方っていらっしゃるのではないでしょうか? なにも難しくないんだよと背中を押してくれる本ばかりなので、一度は読んでほしいです。
私の肩書は「プランナー」ですが、どの職種でも工夫は必要です。いろいろ考えて仕事をしているんですから、みなさん全員がプランナーだと思っています(笑)!
無理やり締めくくりましたが、それではまたどこかでお会いしましょう。
あなたの心の隣人の横にいるノブより。愛以上のなにかを込めて。
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