あけましておめでとうございます。カンボジアの首都・プノンペンのVRスタートアップで働いているまっちです。(写真はオフィス近辺の屋台でお昼ご飯を選んでいる私)
こちらカンボジアは年中暑いので――熱帯モンスーン気候と呼ばれているそうです――クリスマスも正月も季節感ゼロでした。カンボジアに渡ってからホームシックにはまだなっていないのですが、日本の四季はだんだん恋しくなってきますね。
さて、今回はカンボジアでのライフスタイルについて紹介したいと思います。日本と違って不便なところも多々ありますが、意外と(?)きちんとしているところもあるのです。
通勤について
プノンペンはカンボジア一の都市ですが、内戦時代に鉄道インフラがことごとく破壊されたこともあって、日本のように鉄道が市民の足になるのはまだしばらく時間がかかると思います。
そのため、基本は車かバイクでの移動になるのですが、車を購入できない層も多く、家族4人で125ccのバイク一台に乗っている姿を、そこらじゅうで見かけます。
ちなみに、「トゥクトゥク」と呼ばれる三輪タクシーはいたるところで捕まえることができ、専用のタクシー配車アプリ(GrabやPass Appというタクシー配車アプリが普及しています)もすごく便利なのですが、さすがに毎日乗っているとけっこうお金が飛んでいきます。
私が住んでいるシェアハウスとオフィスの距離は4キロほどですが、トゥクトゥクで一往復すると3ドルほどの出費です。
というわけで、普段は私もバイク通勤です。日本と違って右側通行だったり、交通マナーもひどかったりと慣れるまでは少し時間が必要ですが、カンボジアで生活するうえで必要不可欠な存在です。
来月帰国するというフランス人から300$で購入したバイク。ちゃんと走ります。
食事について
日本ではあまり馴染みがないと思いますが、カンボジアの料理は「クメール料理」と言われていて、ベトナム料理に近いような東南アジアらしい食べ物が多いです。
クメール料理自体は味にそこまでバリエーションがあるわけではないですが、最近は様々な外資チェーンのレストランも参入してきて、プノンペンでは大抵の料理は食べることができます。
ただ、肝心の価格帯に関して言うと、少し前は安さがウリだったお店も相次いで値上げしており、外国人客向けのお店ともなると、日本の感覚からしてもあんまりお得感はありません。
最近の私はというと、家とオフィスのあいだの道端で営業しているローカル屋台で食べることが多くなりました。ローカル屋台は街のいたるところで営業しており、こちらは一食1$〜2$くらいで、だいぶお手頃な価格設定になっています。
よく行くローカルの屋台食堂。チャーハンとあんかけ焼きそばから選べて、どちらも1.5$。
日用品について
こちらに移り住んで感じたのは、日用品の買い出しで困ることはまずないということです。
2015年にはプノンペン中心部にイオンがオープンし、家電から食材まで一通り揃えることができます。イオン以外にも、街のいたるところにスーパーマーケットがあり、品揃えも豊富です。(※あくまでプノンペンの話なので、田舎にいくともちろん勝手は違います)
ただ、そこまで日用品の物価は安いわけではありません。スーパーマーケットも、ローカルの富裕層か外国人がメインのお客さんのようです。
家から近くにある行きつけのスーパー。たいていのものはここで揃います。
病院について
いくら便利といっても、やはりカンボジアは途上国。
日本には存在しない菌も多く、屋台でご飯を食べるなど普通に過ごしていたら、まず一度はお腹を壊します。
単にお腹を下す程度であれば、水分を取りつつ毒を出し切るのを待てばいいのですが、発熱や体調不良につながることも十分ありえます。そんなときには、やはり早めに病院に行くことをおすすめします。
カンボジアは日本と違って医療水準が高くありません。「使い回しの注射器を刺されて病気に感染した」といった恐ろしいニュースも。ローカルの病院でなく、日本の保険会社と提携している、日本人スタッフが在籍している病院に通ったほうがよいでしょう。プノンペン市内にはそういった病院が複数あって、Webで調べれば簡単に見つかります。
高熱を出した時にお世話になった病院。海外保険に入っていれば治療費は基本的にかかりません。
カンボジアで3ヶ月暮らしてみて
初めての海外長期滞在ということでどうなることかといろいろ心配してましたが、意外と住めば慣れるものです。
日本人からしたらカルチャーショックなできごとも、一度慣れてしまえばそれが普通になるので(もちろん普通と思ってはいけないような、正さないといけない習慣はたくさんありますが)、ためらうのは最初の一歩だけ(かも)と思いました。
ただ、プノンペンに住んでみて思ったのですが、
圧倒的にエンタメが少ない……!
お隣の国であるタイのバンコクや、ベトナムのホーチミンから来た友人にも「マジで遊ぶところないね(笑)」と言われる始末。まあ、ポジティブに考えれば雑念を排除してやりたいことに集中できる環境ともいえるので、そういう環境を求めている方にはおすすめです(笑)。
カンボジア第二の都市であるシェムリアップだったら、アンコール・ワットをはじめ世界的に有名な遺跡がたくさんあるんですけどね……。(もちろん数少ないですがプノンペンにもエンタメっぽいものはあるので、それはまたいつかご紹介します)
そんなプノンペンですが、ラストマイルワークスでは引き続き仲間を募集しています!
今後は日本オフィスにも力を入れてくので、「カンボジアはたまにでいいや!」みたいな方でも大丈夫です(笑)。
それではまた!