スキー帰りにオススメ!妙高高原温泉郷にある日帰り温泉6選〜泉質・湯治効果別〜《後編》

スキー帰りにオススメ!妙高高原温泉郷にある日帰り温泉6選〜泉質・湯治効果別〜《後編》

井手

井手

こんにちは、長野にあるゲストハウスLAMP野尻湖の井手ちゃんです!

LAMP野尻湖の近くにはたくさんのスキー場があり、このシーズンLAMPにはたくさんのスキーヤーやボーダーのお客様がいらっしゃいます。

さらにLAMP野尻湖から車で数分行った場所には妙高高原という温泉郷があり、スキー帰りにはもってこいです!

妙高高原温泉郷にはぜんぶで下記7つもの温泉地があります。

  • 妙高温泉
  • 赤倉温泉
  • 新赤倉温泉
  • 関温泉
  • 燕温泉
  • 池の平温泉
  • 杉野沢温泉

前回、このLAMP野尻湖の近くにある温泉地を、泉質と湯治効果に注目してご紹介しました。

今回はその後編となります。後編から見ていただいても大丈夫ですが、前編をまだチェックされていない方はぜひ合わせて御覧ください!

後編では関温泉、燕温泉、池の平温泉を紹介します。これから紹介する温泉施設はすべて100%掛け流しの天然温泉となります。

※ 杉野沢温泉については、日帰り入浴で利用できる施設が循環式のもののみとなっているため今回は割愛します。

参考:「温泉法第18条第1項の規定に基づく禁忌症及び入浴又は飲用上の注意の掲示等の基準」及び「鉱泉分析法指針(平成26年改訂)」について

関温泉

関温泉は弘法大使(空海)が発見したと言い伝えられており、戦国時代にはあの上杉謙信が隠し湯としてよく利用していたとされるほどとても歴史の深い温泉地です。また、全国で11の温泉地しか加盟していない“日本源泉かけ流し温泉協会”にも加盟しており、温泉地全体で源泉かけ流しを徹底しています。

泉質は、“塩化物泉”と“炭酸水素塩泉”とを併せ持っています。

塩化物泉の適応症

単純泉に次いで全国で二番目に多い泉質で、塩分の作用で皮膚表面の水分が蒸発しにくく、保温効果があります。そのため、適応症としては神経痛、関節性リウマチ、冷え症等が挙げられます。また、塩分の殺菌力により、切り傷ややけどにも効果が見込めます。

炭酸水素塩泉の適応症

前編の赤倉温泉でもご紹介させていただいたとおり、肌表面の余分な脂肪分や分泌物を洗い流してくれる上、切り傷ややけどなどの症状にも適応しています。

関温泉
泉質:ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉
源泉:新潟県妙高市関山字妙高山国有林第25班内湧出
泉温:48.6℃

湯冷め恐怖症な人にオススメ!

塩化物泉の保温効果は、「熱の湯」といわれるほど強いため、過去に湯冷めで風邪を引いてしまったという苦い経験のある方にぜひオススメしたいです。

私もこのブログを書くために最近いろいろな温泉を回っているのですが、帰宅後寒い部屋でテレビを見たり自炊したりしたときに、よく風邪を引いてしまいました。しかし、この関温泉に入った日は夜中体がポカポカしていてとても心地よかったのを覚えています。

関温泉のオススメ温泉施設:登美屋

ドーンと内風呂があるシンプルな作りです。

撮影時は夜で窓の外が見えませんが、お昼に入ると妙高の山々が見えるそうです。撮影で入浴した際の温度は42~43℃くらいで、やや熱めでした。

お湯の色は茶褐色で、鉄のような匂いが特徴的でした。

お湯に入る前はそこまで濁って見えないのですが、一度足を踏み入れると底に溜まった湯花が一気に浮上して湯船全体が茶褐色に染まります。

登美屋
日帰り入浴時間 10:00 ~ 19:00
入浴料金 500円

燕温泉

関温泉よりさらに上に10分ほど車を走らせた場所に燕温泉があります。

燕温泉には妙高山の登山口があり、今回ご紹介する温泉地の中では最も標高の高い温泉地となります。

燕温泉の泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉 であり、硫黄臭の強いものとなっています。個人的には、草津温泉と似ているのかなと感じました。

適応症は、高血圧症、動脈硬化症、糖尿病、慢性皮膚病、切り傷、やけどなどです。

また、燕温泉のお湯は飲むこともでき、飲用により肥満症、痛風、肝臓病、慢性便秘などにも効果が期待できます。

燕温泉
泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉
源泉:新潟県妙高市大字関山字妙高山国有林26林班
泉温:43.5℃

冒険心のあるマニアックな人にオススメ!

泉質が関温泉と似ているため保温効果があり、寒い日でも体の芯からポカポカします。

その他関温泉との大きな違いはズバリ “匂い” です。関温泉が鉄の匂いが特徴的なのに対し、燕温泉はとにかく硫黄の匂いがすごいです。

入浴後は石鹸で体を洗っていたとしても、次の日まで匂いは残りますし、タオルを湯に浸けてしまったときは、その匂いは洗濯してもなかなか落ちません。そのため、好き嫌いがハッキリと分かれます!

私はくさ~いとんこつラーメンを食べて育ったのもあってか、この硫黄臭がたまらなく大好きです!

また、燕温泉は秘境といわれるほど標高の高い位置にあるため、車で行くときはいつ着くのかとても不安になることもあります。しかし、長い坂道を乗り越え燕温泉を見つけたときの喜びは大きく、あの硫黄臭を嗅いだときにはいますぐにでも温泉に飛び込みたくなるような気持ちになります。

燕温泉のオススメ温泉施設:ホテル花文

関温泉同様内風呂のみのシンプルな作りとなっており、浴室はとても広く開放感があります。

湯の色は写真のように白く、撮影で入浴したときの温度は41~42℃位で程よく熱い温度でした。

 

見てくださいこの大量の湯花!!

毛深い僕の足にまるで毛が生えていないかのように見えるほど湯花が密集してします。

冬季は封鎖していますが、燕温泉には河原の湯と黄金の湯の2つの野天風呂があります。

こちらは2つとも無料で利用できますので、冬が明けたらぜひ入ってみてください。

 

ちなみにこちらは私の父です。

ホテル花文
日帰り入浴時間 11:00 ~ 19:00
入浴料金 400円

※17時以降は大量の積雪で帰り道がかなり危険になるため、17時前には燕温泉を出発することをお勧めします。

池の平温泉

池の平温泉の源泉は妙高温泉と同じ南地獄谷で、泉質も同じ単純泉です。

この源泉は黒い湯の花が大量に含まれた真っ黒な源泉で、そうした温泉は日本でも塩原温泉の一部と、鹿児島県の吹上温泉の一部にあるだけのとても貴重な温泉だそうです。

基本的にどの施設でもろ過を通しているため、その黒さを目にすることはありませんが、薄黒さはまだ少し残ります。妙高温泉の場合は、源泉から遠くろ過を数回繰り返しているため、無色透明な色をしています。

池の平温泉の適応症は主に、神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、くじき、うちみ、痔、冷え性などです。

池の平温泉
泉質:単純泉
源泉:南地獄谷 新潟県妙高市大字関山字妙高山国有林31にほ林班
泉温:70.5℃

池の平温泉のオススメ温泉施設:ロッヂハタノ

こちらはLAMPのゴッドマザー由美の旦那さん(ゴッドファザー)が運営する宿泊施設です。池の平スキー場の目と鼻の先にあり、スキー場からのアクセスは抜群です!

シンプル且つ王道な岩風呂!

やっぱりこれが一番ですね!

撮影で入浴したときは、お湯の温度はやや熱めの42~43℃くらいでした。加水加温はまったくしていない完全源泉かけ流しですので、湯の温度はその時々で変わるようです。

気持ちよすぎてキメ顔。

 

長湯しすぎるとこうなります。みなさん気をつけて。

 

湯の色はやや薄黒いですが、ほぼ透明です。

ロッヂハタノ
日帰り入浴時間 15:00 ~ 21:00
入浴料金 500円

こちら夏には野尻湖湖畔沿いで「花屋食堂」というお食事どころもやっておりますので、冬が明けたらこちらもぜひご利用ください。

さいごに

みなさんいかがだったでしょうか?

ここまでお読みいただきありがとうございます。

温泉にはその泉質によりさまざまな種類があるということを少しでもわかっていただけたら幸いです。

今回紹介した温泉はLAMP近くといっても一番近いものでも車で10分はかかります。

妙高の温泉巡りをしたいという方はお車でお越しいただくことをおすすめします。

 

《温泉巡りの拠点はLAMP野尻湖で》

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佐賀県唐津市出身。「LAMP野尻」の宿リーダーを経て、現在は「LAMP壱岐」の支配人。好きなものは、釣り、MTG、臭いラーメン。似てる野菜は「ごぼう」。

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