こんにちは。ゲストハウス「LAMP壱岐」サポーターの柴さん(@ikitakeshibasan)です。
突然ですが、みなさん、360度写真って撮ったことありますか? まずはこちらをご覧ください。これは今年の夏に壱岐島の「大浜(おおはま)海水浴場」というビーチで撮影した360度写真です。
大浜,壱岐島 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
(上下左右にグルグルしてみてくださいね。)
「えっ、海の色ヤバくない? ここ海外なの?」と思ったアナタ! ご心配なく。壱岐島は日本国内にあります。東京を朝早くに出ると昼過ぎには壱岐島にたどり着けます。
僕は360度写真を撮るために、RICOHの「THETA」を使ってるんですが、普通の写真と違ってより多くの情報や感動を共有できるのが360度カメラのメリットだなと思っています。、最近では、全天球カメラでなくてもスマホのアプリやスマホの外付けアダプターなどで手軽に360度撮影が楽しめるようになりましたね。
僕は暇があれば、壱岐島の風景などの360度写真を撮って、FacebookやInstagramにアップしていたんですが、最近、僕は知ってしまったのです。
「Google認定フォトグラファー」という制度を……。
「Google認定フォトグラファー」とは文字どおり、あの「Google」が認めたフォトグラファーのことらしいのです。最初にこの制度を知った時には、「ハードルめっちゃ高そうだ!」と思っていたのですが、調べてみると、どうやら360度写真を50枚以上撮ってGoogleマップに公開するとなれるらしいのです。しかもたった数日で……(※詳しい認定要件はこちら)。
「あのGoogleに認められたい……Google認定フォトグラファーって言ってみたい……」そう思った超ミーハーな僕は壱岐島を1日駆け回って、壱岐島の絶景スポットの360度写真をたくさん撮影することにしました。
ちなみに、今回撮影に使ったのは、こちらの「THETA SC」です。お値段は2万円弱とお手頃な価格。カメラ中央にあるボタンを押すだけで、360度写真が簡単に撮影できちゃう優れモノ。
ちなみに、こういったカメラスタンドを併せて買っておくと撮影のときに便利ですよ。
1. THETAで360度写真を撮影しよう!
まずは撮影前にスマホにTHETAの専用アプリを入れておきましょう。THETAは専用アプリをインストールしたスマホとWi-Fi接続することで、リモートシャッターが切れます。
撮影ポイントを決めたらTHETAに三脚などを固定して、できれば自分が映らないように隠れる場所も探しておくと良いですね。
三脚の固定が難しい場所では、手持ち撮影しました。自分も映り込みますが、なんせ「THETA」のカメラのガラス部分はむき出し状態のため、三脚が倒れるとガラスが割れる危険性大なのです。僕は以前、「THETA」を乗せた三脚が風で倒れてヒビが入ったことがあります。「あーっ!!」とならないように、撮影時には細心のご注意を……。
猿岩,壱岐島 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
こちらが壱岐島の猿岩を撮影した写真。立体感があって崖に吸い込まれそう。自然の雄大さと岩場のゴツゴツした感じもよくわかりますね。
ということで、壱岐島の絶景を楽しみながらTHETAで撮影しまくりました。このように遠くから見るとちょっと怪しい人に見えます。
(※下記は撮影した写真をブログに埋め込むためにTHETA公式サイトにアップロードしたものです。)
鬼の足跡,壱岐島 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
こちらは壱岐島の中央より南部にある「鬼の足跡」という周囲110mの大穴。波に浸食された部分が海とつながっています。その昔、大鬼が鯨をすくい捕るために踏ん張ってできた足跡とされています。
ちなみに、大鬼のもう一方の足跡は、ゲストハウスLAMP壱岐のある勝本町の無人島辰ノ島の「蛇ケ谷(じゃがたに)」にあります。壱岐島は南北17kmはあるので、メチャクチャでかい鬼だったんでしょうね。
原の辻遺跡,壱岐島 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
ここは原の辻遺跡(はるのつじいせき)という弥生時代の環濠集落で、中国の歴史書「魏志倭人伝」に記された「一支国(いきこく)」の王都に特定された遺跡です。原の辻遺跡は、登呂遺跡(静岡県)、吉野ヶ里遺跡(佐賀県)と同じく国の特別史跡に指定されています。
一支国博物館,壱岐島 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
ここは「一支国博物館」内にある一支国トピックス。一支国の王都として栄えた原の辻遺跡の世界をジオラマ模型で精巧に再現してあり、当時の生活の様子がうかがえます。
ゲストハウスlamp,壱岐島 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
こちらはゲストハウスLAMP壱岐の1階のドミトリーエリア。ベッドの下にバックなどの収納スペースがあるのがわかりますね。壱岐島ではここだけのデザインで、なんだか秘密基地のようでワクワクしてきませんか?
辰ノ島,壱岐島 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
THETAの撮影データを確認していると、今年の夏にLIGメンバーみんなと辰ノ島行きの遊覧船に乗った写真も出てきました。こちらは「海の宮殿」と呼ばれる神秘的な洞窟です。エメラルドグリーンの海がとても澄んでいて、底の岩場が見えるほどの透明感。
2.360度写真を公開しよう!
1日かけて撮影した写真と以前撮影していた写真も合わせて、50枚以上の360度写真がストックできたので、「Googleストリートビュー」のアプリで公開処理します。まずはスマホにアプリをインストールしてください(ここではGoogleアカウント取得済みでローカルガイド登録も済んだ状態で説明しています)。
続いて、撮影した360度写真をTHETAからスマホに転送します。枚数も多かったので、けっこう時間がかかりました。
転送が完了したら、Googleストリートビューアプリで写真を公開処理します。まずは写真追加ボタンを押して、写真を追加し、写真の位置情報を追加します(リスティングといいます)。
この手順ですべての写真がアップできました。ちなみに、人物の顔など一般公開にふさわしくない部分には、簡単にぼかしを入れることもできます。
3.公開処理が終わるのを待つ
写真が「Googleマップ」に反映されるまでしばし待ちます。アップした写真の枚数にもよるようです。ときどきGoogleストリートビューのアプリをチェックしながら、写真撮影日の2日後にすべての写真の公開を確認しました。
公開後に、Googleストリートビューのアプリの設定から「請負可能」ボタンをオンにします。ここが一番大事なポイントで、これをしないと次に進めません!!
すると「撮影依頼ができる認定フォトグラファーとして登録されました」のメッセージが表示され、登録しているGoogleアカウントのメールに「おめでとうございます! Googleストリートビュー認定プログラムの要件を満たしました」というメールが届きます。これでGoogle認定フォトグラファーになりました。
4.認定バッチをもらおう!
先ほど届いたメールには認定バッチの案内もあり、必要事項を入力するとGoogleストリートビューのアプリを開いたときに、自分のアカウントに認定バッチの緑マークがつきます。
これでGoogle認定フォトグラファーだと胸を張って言えますね。Google認定フォトグラファーになることで信頼度が高まり、撮影依頼も受けやすくなるようです。
観光地だけでなく、飲食店などの360度写真もGoogleマップ上に登録されていると、利用前に店内イメージを確認できるので集客効果も高まりそうですね。
Google認定フォトグラファーはこちらから探すことができますが、僕はまだ認定フォトグラファーのリストに登録されていませんでした。しばらく時間がかかるようですが、壱岐島にはまだGoogle認定フォトグラファーはまだいないようなので、現時点では壱岐島唯一のGoogle認定フォトグラファーだと思います!
【まとめ】Google認定フォトグラファーになるには?
- 360度写真を50枚以上撮影し、Googleストリートビューのアプリで公開する。
- 写真がすべて公開されたのち、アプリの設定から「請負可能」を選択する。
- Googleアカウントに「おめでとうございます!」メールが届く。
360度写真は楽しい!
ちなみに、辰ノ島の「海の宮殿」の写真は公開1週間ほどで約16,000件の閲覧があるなど、かなり注目が高いのがわかりました。自分の写真を多くの人に見てもらって、そこから壱岐島へ遊びに来てくれたら嬉しいです。360度写真は奥が深いので、まだまだ勉強して壱岐島の魅力をみなさんにお伝えしたいと思います。
でも、やっぱりこの壱岐島の美しい景色は写真や動画だけでなく、リアルで体験してほしいなぁ。壱岐島の海際に行くと、地平線が曲がっていて、地球が丸いのをマジで実感できます。
島自体がコンパクトですし、朝日が昇るところ、そして、夕日が沈むところも見れます。いや~、いい島だなぁ……。
ということで、ぜひ壱岐島へお越しください! 柴さんでした!