
梅雨の気だるさを吹き飛ばせ!LIG SHIP NAGANO #1 を開催します!
こんにちは。バックエンドエンジニアのリョウタです。LIG SHIP NAGANO#2を無事に終えた、長野からの帰りの新幹線でこの記事を書いています。
梅雨の気だるさを吹き飛ばせ!LIG SHIP NAGANO #1 を開催します!
年の瀬に制作を見直してみませんか。LIG SHIP NAGANO #2 を開催します!
今回の#2も、30cmほど雪が積もるなか多くの方にお越しいただけました。
イベントレポートはリーダーでもあるづやさんにおまかせして、今回は私の管轄である「音響・ライブ配信」まわりのあれこれについて書こうと思います。
私自身、音響屋をやっていたこともありますし、今所属するバンドでもプリプロ(レコーディングのリハーサルのようなもの)などは私が録音、ミックスをしていますので、こういうテーマはお手のものです。さっそくいってみましょう!
はじめての開催ということで手探りではあったものの、トラブルなく終えられた前回の音響。とはいえ、マイクは東京本社からの借りものだったり、私の私物をいくつか混ぜ込んでいたりと、継続的に続けていくにはいくつか乗り越えなければならない点がありました。
目立った点を挙げると、
こんなところでしょうか。
会場の窓ガラスが大きいこともあり、ロー(低音)がけっこう回って(響きすぎて)しまうんですよね。スピーカーを置く位置も重要です。
今回はそれらを踏まえて機材を増やし、セッティングを行いました。
こちらが今回のイベントで導入した機材のリストです。コスパ重視で選びました。
回線図はこのような感じになっています。
以下、映像信号の流れについてざっとまとめました。
続いて、オーディオ信号の流れについてです。
映像、オーディオともに、非常に細々していますね。
さて、これらの設定で一体どんなことが可能になるのでしょうか。ざっくりまとめると、
などです。
実際にこれらのセッティングを導入することで、
このように、おおよその問題は解決できたかと思います。
マイクもmacもワイヤレスになり、進行自体が随分とスムーズに。安価なワイヤレスでも実戦で使えるクオリティになったのだなあ、と感心しました。
とはいえ、やはりまだ2回目。トライアンドエラーは続きます。パッと思いつくだけでも、以下のような課題が残りました。
そのほかにも会場の照明の調整や、登壇者の講演台の高さ・位置・向きなど細かいところは多々ありますが、ひとつづつ解決していこうと思います。
LIG SHIP NAGANOの会場であるLIGの野尻湖オフィスは、長野県北部の豪雪地帯に位置しています。こうした地理的難点から、私たちの場合は「参加したくても来れない人のため」というのがライブ配信の第一の目的になるわけですが、とくに継続的なイベントにおいては、そのアーカイブ性こそが最大の利点ではないかと思います。
同僚・友人へ共有したい内容があったときに、それが明瞭な映像・音声で届けられることは非常に重要です。せっかくのイベント。登壇者もそれぞれに力を込めてスライドを作っていると思います。その場限りのものにしてしまうのは勿体ないので、ぜひいい状態で配信し、そして残しておきましょう。
何かの参考になれば嬉しいです。それではまた。