コワーキングスペースから働き方を変える!「co-ba hiroshima」はビジネスを加速させる場。

コワーキングスペースから働き方を変える!「co-ba hiroshima」はビジネスを加速させる場。

Masashi Naito

Masashi Naito

時代に合わせて働き方は変わる。時代に対応するために働き方を変えるアクションを。

コワーキングスペースとシェアオフィスを一体化した「いいオフィス広島」の運営をしている、まさしです。

インターネットのチカラと、デバイスの進化などにより、世界中どこにいても仕事ができる世の中になりました。それに合わせて、世界中にコワーキングスペースが増えています。

世は「大コワーキング時代」と言ってもよいのではないでしょうか。

さて、増え続けるコワーキングスペースですが「オフィス」とは違って、そこには運営者が必ずいます。コワーキングスペースの運営者たちは、働き方が見直されつつある社会に対して、どんな価値を生みだそうとしているのでしょうか。

今回は、運営者たちがどんな想いを持ってコワーキングスペースを運営しているのか、インタビューしたいと思います。

読者のみなさまにとって、コワーキングスペースが単なる働く空間としてではなく、それぞれの個性や魅力を知って最大限活用できる空間に変わっていったら、嬉しいです。

今回は、広島の中心地にできたばかりの「co-ba hiroshima」にインタビューに行ってきました。

「co-ba hiroshima」とは

基本情報

営業時間 会員:24時間365日
ドロップイン:平日/10:00〜18:00
料金/1 day 3h/1,000円 1day/1500円
料金/月額 オープン会員 10,000円(税別)〜
固定席会員 24,000円(税別)〜
個室会員 58,000円(税別)〜
場所 広島県広島市中区基町12−5 あなぶき広島紙屋町ビル 7階
地図
Webサイト https://co-ba.net/hiroshima/

運営者プロフィール
幸田 良則さん:福岡出身
中学生以降は首都圏で過ごし、そのまま東京で就職をした幸田さん。
営業や財務、経営企画の仕事を経て、新規事業立ち上げの仕事をおこなっていた際に「あなぶきグループ」と巡り合う。
その後、「あなぶきグループ」の会社に転職。これまでの経験を活かして、新しい事業の立ち上げを提案し、現在に至る。

「co-ba hiroshima」のいいところ

1:広い窓がポイント。開放的なオープンスペース

ビルの7階なので景色も抜群です。いい景色って、快適なオフィスの条件のひとつではないでしょうか。

2:集中スペースに施された、「集中しやすい」工夫

集中スペースはあえて天井を低くしてあるそうです。たしかに先ほどのオープンスペースとは違い、ピタッと静かな感じがします。これは、集中できそうですね。

3:木のぬくもりを感じられる家具

テーブルやベンチなど、いたるところに木が使われています。これは足場板の廃材を加工して作られた、世界にひとつだけのオリジナルなものだそうです。

4:広島の街のど真ん中

超好立地にあります。広島市内でも中心の中心に位置しており、ビジネスをするうえで、とても良いポジションにあります。

5:小規模スタートアップのための個室ブース

奥には、個室ブースもあります。メンバーが増えた際にも対応できるよう、部屋の仕切りはいつでも変えられるようにできています。フレキシブルに対応できるっていいですね!

「co-ba hiroshima」ができた理由

「co-ba hiroshima」の運営元である「あなぶき興産」は、不動産事業をはじめとして地域に根ざした、さまざまなビジネスを展開しています。運営者の幸田さんは、もともと「あなぶきグループ」の会社で、営業企画・新規事業開発の仕事をしていたそうです。

 

――コワーキングスペース事業をはじめようと思ったきっかけは何だったのですか?

私が所属している「あなぶきグループ」は、不動産から福祉、スーパーマーケットから観光まで、多岐に渡った分野でビジネスをおこなっています。これまで、新しい事業を立ち上げた際には、開発から運営まですべて自社でおこなってきました。

しかし、ここ最近では、新しい技術やスピードがより一層必要とされるようになり、すべて自社でおこなうのに限界を感じることも……。会社として何かを作る際に、早い段階からさまざまな人と関われるような機会をつくれないかなと以前から模索していました。

私は営業企画の仕事をしていたので、新しいビジネス発掘のために、スタートアップ企業の方々と話す機会が多かったんですよね。そして、彼らと話す中で、コワーキングスペースの存在を知ったんです。

それまで、コワーキングスペースという空間を利用したことはありませんでした。でも実際に利用してみると、コミュニケーションが活発におこなわれていたり、コラボレーションが起こったりしていて、何かをはじめるフェーズならとても有効的に使える空間だなと感じました。

また、「co-ba hiroshima」の開設を後押ししてくれた「ツクルバ」さんとの繋がりもあったため、コワーキングスペースに関する話を聞いたりもしていました。知れば知るほどに「コワーキングスペースって面白いな」と、興味を持つようになったんです。

 

――新しい事業を始めるために、どのように動きましたか?

会社には提案していたのですが、当時、自分がいたのが不動産事業をメインにおこなっていた会社だったため、残念ながら実現するには至りませんでした。しかしグループと関係のある会社に専門学校があったので、そちらに働きかけて「学校の中にコワーキングスペースをつくる」という構想で進めようと考えていたんです。

そんなときに「あなぶきグループ」内で事業アイデアを提案する機会があり、アイデアをさらに発展させた「コワーキングスペース+ベンチャーキャピタル」という構想をパワポで送りました。すると本部から「もうひとり、似たようなことをやりたい社員がいる」と言われ、その人を紹介してもらい、ついに構想が実現に向けて走りだしたんです。

「コワーキングスペースをやりたい」

そう思わせてくれた「ツクルバ」さんが提供しているコワーキングスペース「co-ba」というかたちで展開するということだけは決めていたので、会社から「GO」が出たあと、すぐに「ツクルバ」さんに相談に行きました。

こうして「あなぶき興産」の本拠地である高松市と、中国四国地方の最大の都市である広島市に、コワーキングスペース「co-ba」が同時スタートしたんです。

――実際に「co-ba hiroshima」を始めてみてどうですか?

まだ1ヶ月も経っていないので、まだまだ「これから」というところですが……。訪れてくれた方々には「面白いことが起こりそう」という期待を持っていただけているように思います。

その期待を裏切らないよう、いろいろと仕掛けていきたいですね。

「co-ba hiroshima」の目指す未来

「co-ba hiroshima」がオープンしたのは、2018年7月23日。

この数年コワーキングスペースが増えている広島市で、「co-ba hiroshima」はどんな展開を考えているのでしょうか。

 

――「co-ba hiroshima」のコンセプトは何でしょう?

「ビジネスが加速する場」です。

スタートアップ企業は資金で困っていることが多いです。そのため、スタートアップ支援のファンドとセットでコワーキングスペースを提供することで、彼らのビジネスを加速させられると思っています。また、さまざまな分野でビジネスをおこなっている「あなぶきグループ」が運営に携わることで、スタートアップ企業がつくったサービスや製品を実証実験できるような機会も提供できます。

ビジネスをする人たちから「どのステージにおいても、「co-ba hiroshima」に来たらビジネスがうまく進む」、そう思ってもらえるような場所にしていきたいですね。

 

――広島というエリアについてはどう思いますか?

ビジネスをおこなう人にとって、広島は面白いと思います。コンパクトですし、やり方さえ見つかればビジネスの発展も速い。物理的な距離感も人脈もコンパクトなので、すぐに広がる土壌があるのではないでしょうか。西日本では「福岡が盛り上がっている」とよく言われますが、私は広島にも十分なポテンシャルがあると思っています。

しかし、それと同時に、まだまだ盛り上がりに欠けるなと感じることもありますね。「何かやってやる」という気概のある人たちは、東京や大阪に行ってしまうことが多いので……。

「何かやりたい!」と挑戦する人たちを広島に増やすために、まずは「co-ba hiroshima」に集まってくる人たちを支援し、広島全体にスイッチが入るよう働きかけていきたいです。

 

――これから「co-ba hiroshima」で仕掛けようと思っていることを教えてください。

「ブースタープログラム」というものを仕掛けます。社会人、学生、起業家など、背景の違う人たち6人にフォーカスをあてて、「co-ba hiroshima」を使ったそれぞれの活動を紹介していきます。年末頃には「ブースタープログラム」の参加者たちの活動の集大成として、イベントを開催する予定です。

「co-ba hiroshima」で活動している人に魅力を感じて、「co-ba hiroshima」に人が集まってくるようなかたちが理想ですね。そのためには、「co-ba hiroshima」について伝える際に、「人」にフォーカスして伝えなければいけません。

「ブースタープログラム」に参加する人たちの活動がそのまま「co-ba hiroshima」を象徴するようなストーリーになっている、そんなアウトプットを最終的につくっていきたいです。

今日もコワーキングスペース運営は続く

「co-ba hiroshima」の今後の展開に注目ですね!

「co-ba hiroshima」からどんなビジネスが生まれてくるのか、広島に住む僕としてはとても楽しみです。「いいオフィス広島」も「co-ba hiroshima」も、広島でコワーキングスペースを運営する同志として、広島の人たちの働き方を変える流れを一緒につくっていきます!

さぁ、皆さんも、新しい時代に向けた働き方を実践していきましょう。

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Masashi Naito
Masashi Naito Agency / Web Director / Manager / 内藤 昌史

LIG入社後、観光CtoCサービスの立ち上げから事業譲渡、コワーキングスペース事業の立ち上げからグロース、地方創生事業の立ち上げ、サテライトオフィス立ち上げなど、様々な事業をゼロから立ち上げて成長させるまでのプロセスを経験。現在は、いいオフィス広島 by LIG の運営をしながらWebディレクターを担当。

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