こんにちは! アシスタント・エディターの栄藤 八です。
もともとLIGにはセールスとして入社しましたが、社内異動により8月からはエディターとして働いています。
以前、転職をするにあたって必要になる「職務経歴書」の書き方について記事にしました。 書類選考の通過率が上がる! 元キャリアアドバイザーが教える「職務経歴書」の書き方
書類選考を無事通過したら、次はいよいよ面接です。
今回は面接で聞かれる質問のなかでも非常に重要な「志望動機」の伝え方についてまとめてみました。
志望動機を作り込むために頭を悩ませているかたは、ぜひこの記事を読んで自分の本当の志望動機を見直してみてください。
「志望動機」はなぜ重要なの?
まず前提として、面接まで進んでいる時点で書類選考は通過しているケースが多い、つまり最低限のスキルチェックは既にクリアできているということを念頭に置いていただければと思います。もちろん面接の場で詳細なスキルや経験について聞かれることもありますが、ここは事実を伝えるだけなので悩むことも少ないはず。
では、面接官がいちばん知りたいことは何かというと、「お互いにミスマッチがないか」なんです。
もう少し噛み砕くと、面接官が知りたいことは次のような点だと言えるでしょう。
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- 会社や業務内容を理解しているか
- 入社してから頑張ってくれるか
- すぐに辞めないか
そして、面接官からすると、これらの項目を確認するには志望動機を聞くのが一番手っ取り早いのです。逆に面接を受ける側からすると、この志望動機さえうまく伝えることができれば、面接を通過する確率がグッと上がるということです。
タイプ別「志望動機」の伝え方
志望動機を伝える上でまず最初に考えるべきは転職理由です。
「なぜ今回転職をしようと思ったのか」、「なぜ今の会社を辞めようと思ったのか」、ということをあらためて考えてみてください。
……多くの方は、この3つのタイプのいずれかに当てはまるのではないでしょうか?
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- 将来のために転職
- 現職不満で転職
- 今やりたいことがあるから転職
もちろん、どのタイプがよくてどのタイプが悪い、ということはありません。重要なのは、それぞれのタイプ別に志望動機を考える必要があるということです。
ここからは各タイプにあわせた志望動機の伝え方についてお話しします。
将来のために転職タイプ
将来の夢を持っている人や、将来の理想の姿をイメージできている人はこのタイプに分類されます。
このタイプの志望動機の伝えかたで有効な方法は「将来からの逆算」です。この方法は、論理的に面接官に志望動機を伝えることができる上に、ほかの付随的なメリットも多くあります。
大きな流れは次の通りです。
- ①将来の理想の姿を伝える
②現状と理想とのギャップを伝える
③そのギャップを埋めるために志望していることを伝える
将来の理想と現状、そしてそのギャップを定義し、「ギャップを埋める経験や環境が御社にはあるんです」と伝える方法です。
たとえば「将来、web系のサービスを立ち上げたい」と思っているのであれば、
「私は将来、自分でwebサービスを立ち上げたいと考えています。しかし現状ではサービスを世に広げていくための知見や経験が不足していると感じています。今回応募した理由は御社に入社しクライアントのマーケティング支援をしていくなかで、自分の求める能力を身につけることができると感じたからです」
といった伝えかたができます。この方法のメリットは、面接官に対して暗に下記2点もアピールできる点にあります。
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- 自分の現状を理解しており、足りていないことも把握している
- ギャップを埋める環境があるかどうかを調べるために会社や仕事内容について深く研究した
ひとつ気をつけてほしいのは、志望動機とは別でしっかりと「御社の役に立ちますよ」というアピールも必要だということ。新卒採用ではないので、ただ勉強したいという想いだけでは「採用したい」と思われない可能性があります。
ちなみに……「将来webサービスを立ち上げたい」と考えている人は意外と多く、面接でも深掘りして質問される可能性が高いので、この志望動機のかたは何を突っ込まれても答えられるように準備をしておくといいでしょう。
現職不満で転職タイプ
今の会社、もしくは前の会社が嫌で転職活動をしている人はこのタイプに分類されます。
このタイプは志望動機を伝える際に注意が必要です。なぜならそのままの転職理由を志望動機として伝えてしまうと、面接官に悪い印象を与えてしまう恐れがあるからです。
このタイプのポイントは「ネガティブな退職理由をポジティブな志望動機に変える」ということです。大きな流れは下記の通りです。
- ①自分の根本的な考え方を伝える
②自分の考え方を実現できる環境があるから志望していることを伝える
特に①が非常に重要なポイントです。たとえば、「残業時間が長くてつらい」と思っているのであれば、
「私は効率よく仕事を行い、業務時間外はインプットやリフレッシュにあてることで好循環が生まれると考えています。御社では残業をできる限りしないようにする制度もあり、自分の考えと合致する点が多いと感じました」
といった伝え方ができます。
今やりたいことがあるから転職タイプ
過去や将来など関係なく、「今やりたいことがあるから転職したい」と考えている人はこのタイプです。
このタイプは、論理的な志望動機というよりも感情的な志望動機のほうが通過率が高い傾向があります。具体的には次の2点について熱く語るという方法が効果的です。
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- その仕事に対する想い
- 入社した後にそれぐらい頑張る意志があるか
私がLIGの面接を受けたときは、この方法で突破しました。
「正直なところ『面白そうな会社だな』と思ったからというのが志望動機としては大きいです。社員の方々も楽しそうに仕事をしており、自分も一員となって会社を盛り上げたいと思いました」
といったふうに志望動機を伝えました。
ただ、このタイプの志望動機はある意味諸刃の剣です。面接官によっては非常に有効な志望動機になり得ますが、面接官のタイプによってはいい印象を与えられない場合もあります。もし、その仕事をやりたいと思う理由が少しでもあるのであれば、「将来からの逆算」の方法も使えるので検討してみてください。
まとめ
志望動機とは作り込むものではありません。ただ、伝えかたによって面接の通過率に大きく影響する非常に重要なものではあります。面接官に媚びるような志望動機ではなく、本当の自分の気持ちをうまく伝えられるように準備し、ミスマッチのない転職活動をしてください。
わたしたちLIGも積極的な採用活動を行なっていますので、興味がある方はぜひご応募くださいね! お待ちしております。