未経験から編集者になるには?どんなルートがあるのか考えてみました

未経験から編集者になるには?どんなルートがあるのか考えてみました

やぎ

やぎ

みなさんこんにちは。

LIGの外部メディアコンテンツ制作チームで編集者をしているやぎです。

外部メディアコンテンツ制作チームとは
LIGの広報/コンテンツ企画室のなかに存在する、編集者からなる対クライアントチームのこと。さまざまな企業が自社のPRのために運用している、オウンドメディアの記事コンテンツの制作を請け負っている。

最近、僭越ながら編集職を希望される方の面接をさせていただく機会が増えました。面接にいらっしゃる方の年齢層は幅広く、経歴もさまざまです。そのなかでも新卒に近い若手の方とお話ししていると、私自身が編集者を目指して就職活動をしていた頃のことを思い出します。

いろいろな就職サイトで編集職の求人票を見たことがある人はご存知だと思いますが、ほとんどの求人票の募集要項には、必須条件として「編集経験3年以上」か「編集経験5年以上」とあり、ときには「未経験の方はお断り」と書いてあることもあります。つまりそれだけ、未経験から編集者になるのはハードルが高いのです。

「じゃあ世のなかの編集者は、一体どうやって未経験から編集者になったの?」と思いますよね?

そこで今回は、未経験から編集者になるにはどんなルートがあるのかを、私なりに考えてみました。編集者を目指している方の参考に少しでもなれば幸いです。最後にはちゃっかりLIGの編集職の求人ページへのリンクボタンも設置しているので、ご興味のある方はぜひそちらもご覧ください。
 

編集者になるための方法とは

「編集者になりたい!」と思ったときにまず思いつくのが、「大手出版社に応募する」ではないでしょうか。ご多分に漏れず、私も新卒時には無謀にも大手出版社2、3社の選考を受けました。当然、新卒者向けの少ない採用枠に各大学から編集者を目指して優秀な人材が押し寄せてくるわけですから、倍率は高くなります。なので受ける前からわかってはいましたが、書類選考は通っても、その後の選考で落ちる落ちる。結果は惨敗でした。今思うと、これってただの記念受験ですよね……。

そんなわけで新卒で編集者になる、というルートは断念しましたが、「私は十分戦えます!」という方は、まずは有名企業を受けてみるのもいいと思います。

ではここからは、新卒採用以外に考えられるルートを挙げていきます。

1. インターンかアルバイトをする

編集者への入り口としては、もっとも手堅いルートなのではないかと思います。というのもやはり、最初から正社員枠に応募するよりもインターンかアルバイト枠に応募するほうがハードルは低いですし、いったん試しにアシスタントとして働いてみることで向き・不向きや実情もわかるからです。

なかにははじめから正社員になることにこだわる方もいるかもしれませんが、肝心なのは編集者や編集の仕事と少しでも接点を持つことだと思います。私自身は両親から正社員の雇用形態を死守するよう言われ続けてきたので、転職の合間にアルバイトをしたとき以外は、どの会社でも新卒から正社員として働いてきました。ただ実際のところ、制作の世界はどちらかというとスキルや実績を重視するので、社名や肩書き、雇用形態にはそれほどこだわらなくてもいいのでは、と感じます。

ちなみに私が所属している広報/コンテンツ企画室には、Twitterから求人に応募してアルバイトとして働いたあと、そのまま正社員に登用された人や、大学に通いながらインターンとしてライターをしている人、編集のアルバイト歴1年で正社員として入社した人もいます。

2. 講座に通う

直接就職につながるわけではありませんが、まずはライティングや編集のいろはが学べる講座に通ってみるのもオススメです。有名なところだと、株式会社宣伝会議が運営している「編集・ライター養成講座」があります。

私自身も、未経験で応募した編集プロダクションの社長に、「まずはライティングが学べる学校に通いなさい」と言われて宣伝会議の講座に半年ほど通いました。修了後に再度同じ会社に応募したところ、「本当に学校に行くとは思わなかった」と採用していただけました。やる気を認めてもらうための材料になったのと、講座でプロの編集者やライターに書いた原稿を見てもらったことで、文章を扱う職業を目指すのが見当違いなのかそうでないのかを判断するいい機会にもなりました。

私の周囲のベテランのライターや編集者で講座に通っていたという方も何人かいますし、行って損はないと思います。最近では、書店が主催している講座もあるので、興味のある方はチェックしてみてください。

ライティングや編集のいろはが学べる講座
・宣伝会議ONLINE
https://www.sendenkaigi.com/class/

・菅付雅信の編集スパルタ塾 第六期(B&B)
http://bookandbeer.com/news/sugatsuke6/

・人生を変えるライティング教室(天狼院書店)
http://tenro-in.com/zemi/54525

・商業出版レベルのコンテンツを仕上げる「書籍編集ゼミ」(天狼院書店)
http://tenro-in.com/event/55880

3. テレアポをする

「どこに?」と思った方もいるかもしれませんが、求人票のチェックと並行して、勤務可能なエリアにある出版社や編集プロダクションなどをリストアップして、雇ってもらえないかひたすら電話をかけるのもひとつの手だと思います。

積極的には求人広告を出していないけれど、自社のHPでは募集しているという会社や、表向き募集はしていないけれど、話を聞いて検討してくれる会社もなかにはあります。

ちなみに私は未経験で転職をしたとき、東京、愛知、大阪にある制作会社を50社ほどリストアップして、片っ端からメールを送ったり電話をかけたりしていました。電話口で断られることが大半でしたが、積極性を買って好意的に話を聞いてくれる会社もありましたし、実際に面接をして内定をくださった会社もありました。

勝率は高くはないですが、じっと選考結果を待っているよりはずっと生産性がありますし、「ダメでもともと、当たってくだけろ」の精神でぜひトライしてみてください。

4. 一度ライターになる

まず、ライターと編集者は職務領域が異なります。明確な線引きはありませんが、一般的にライターは取材とライティングがメインの仕事であるのに対して、編集者は企画立案・進行管理や原稿の編集作業がメインの仕事です。

編集者としてライターの原稿に手を入れるのなら、編集者も取材とライティングができなければいけないですし、取材現場を理解していないといけません。なので、一度ライターになって現場経験を積んでから編集者に転身して、職務領域を広げていくのもひとつの方法だと思います。もちろん、編集者にならずにライターの道を極めるという選択肢もあります。

私自身は、ライターになったあとに編集者に転身しました。段階を経て業務を学んでいけたのは良かったですし、仕事を進めるうえでもライター業を経験しておいて良かったなと思います。

たとえば求人広告を制作するライター職は未経験者も歓迎している会社が多い印象なので、入り口としてもいいのではないでしょうか。

さいごに

ご紹介してきた通り、編集者になるためのルートはさまざまなので、まずは自分に合いそうな方法を試してみてください。

実はLIGでも現在、ご覧いただいている「LIGブログ」の編集アシスタントを募集しています。LIGブログは、LIGの社員がライターとなって、各々の職域に関連する知識や自社の情報のほか、記事広告として他社の魅力的なサービスなどの情報も発信しているWebメディアです。月間500万PVのメディアで編集業務の基礎を学ぶチャンスなので、興味のある方はぜひご応募ください。

私が所属している外部メディアコンテンツ制作チームでは、残念ながら今のところライター歴も編集者歴もお持ちでない方は採用していないのですが、編集者としての経験がたとえ1、2年でも、「3年ぶんの経験をしてきました!」という方は選考にトライしてみていただけたら嬉しいです。また、ライター歴がある方で、編集者に転身したいという方もお待ちしています。ご応募される際は、何か制作物をお送りいただけるとスムーズです。

それでは編集者一同、ご応募をお待ちしています!

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働く環境については、良ければ下記もご覧ください。

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以前は、〆切前で切羽詰まって原稿を書いてるのに、 目の前でギターを掻き鳴らしながらオリジナルソングを聞かせてくる、 社員思いの社長のもとでライターをしていました。 その後は経営者向けのWebマガジンで編集者をして、 2018年にLIGにジョイン。 (ジョインって言ってみたかっただけです)。 金曜の夜にドラマや映画を見まくったり、 本や雑誌を読みまくったりして夜ふかししまくることが得意です。 私はこれを堕落の時間、もとい“インプットの時間”と呼んでいます。 翌日はもちろん、時間を忘れて寝まくっています。 朝活に憧れた時期もありましたが、私には無理だったので諦めます。 ちなみに今これも、真夜中のテンションで書いてます。 夜ふかしストです。夜ふかし最高。

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