こんにちは。広島に拠点を移した、ディレクターのまさしです。
LIGに入社して5年くらい経ちました。東京→長野→広島と、メンバーのなかでは多くの拠点を経験させてもらっています。
もともと「Webのチカラで地方を盛り上げたい」という想いがあってWeb業界に入り、経験を積むために東京に身を置いていたので、地方に行くのは願ったり叶ったりな状況でした。
現在は広島でコワーキングスペース「いいオフィス広島」の運営に携わっています。
国内2つ目、LIGのコワーキングスペース「いいオフィス 広島」が本日オープンしました!
LIGという会社は、いろんな事業をおこなっていて飽きないです。「いいオフィス広島」を任された今は、この場所でなにができるかなと、日々奔走しています。
今回はこれまでLIGでやってきたことを整理し、今後の広島での働き方について考えたいと思います。
目次
まさし的LIGライフ 第1章:東京
「やっぱり東京はスゴイ」
東京は人が多くて自然が少ないため、「環境」としては好きじゃなかったのですが。
でも、日本でビジネスをしていくなら経験すべき場所であることは間違いないです。
東京にいた頃は、地方の観光を盛り上げるために「TRIP」というサービスをつくったり、コワーキングスペース「いいオフィス上野」の立ち上げを手伝ったり、受託制作のディレクターをやったりと、いろんなことに携わらせてもらいました。
東京の生活は、いろんな人に会えたり、お話を聞かせてもらったり、刺激になるようなイベントも多かったり、自分の行動次第でプラスになることばかり。
あんなに、勉強会やセミナーが毎日のようにあるのは、東京だけですよ(笑)。競争も激しく、無理やりでも成長しなきゃ振り落とされるような場所でした。
東京で得られたもの
とにかくメンバーが最高でしたね。みんな自分の主張がきちんとあり、強い武器を持っている。東京本社にはいろんなスキルを持ったメンバーが働いていて、スゴイと思わされることばかりの毎日でした。
「ここで頑張り続けたら、今の自分とは、まったく別物になれるんだろうな」
そんな気持ちにさせられる雰囲気がありました。いろんな人と出会えたし、一緒に仕事もできたし、今でもそれが財産です。
東京にいてよかったなと感じるのは以下の点です。
東京の働き方で良かったところ
- Tokyo is Good
-
- 高いスキルを持った専門職の人と仕事する機会が多い。
- 多様性のある組織で働ける機会が多い。
- テクノロジーの発展を最速で感じられる。
- スピード感と厳しい競争の中で成長できる。
- 同じモチベーションやビジョンを持った人と出会う機会が多い。
- ビジネスに必要な金銭感覚と時間感覚が身につく。
- 次々と生まれる新しいビジネスや新しい業態を見ることができる。
地方にいても得られるのかもしれませんが、やはり東京はすごい。これらの頻度や密度が、圧倒的でした。
まさし的LIGライフ 第2章:長野
「長野では、仕事と生活が隣り合わせ」
大都会の東京から、大自然のど真ん中の長野へと移住しました。あれは今から3年前ですね。
「ゲストハウスLAMP」のある長野県信濃町に、サテライトオフィスをつくるという話になり、役員と共に長野へ向かいました。そして、東京からサテライトオフィス立ち上げのために選抜された3人で、長野県信濃町のシンボルである野尻湖の湖畔にサテライトオフィスをつくりました。
僕にとっては、最高な環境でした。
長野の生活は、社員寮として与えられた古い一軒家でメンバーと共同生活を送り、仕事も一緒、遊ぶときも一緒、とにかくメンバーとは四六時中一緒にいました。
新しいことに挑戦したり、買い物に出かけたり、雪かきをしたり、こたつで鍋をしたり……。
おかげでメンバーと仕事を越えた絆ができました。
みんなとの想い出は、自分の人生のなかでも、とても大切な記憶として深く刻まれています。
長野で何をやっていたのか
リモートワークの確立
長野では、「リモートワーク」に挑戦するためにサテライトオフィスを構え、東京の仕事を遠隔でおこなっていました。会社としても初の試みだったので、最初は非効率でしたが、現在では「リモートワークは当たり前」になっています。
おかげで、場所を気にせずに仕事を進められるようになり、作業の効率化などを、より意識するようになりました。「打ち合わせは対面でなきゃいけない」とか「終業後だけど仕事を終わらせるためにオフィスに残らなきゃいけない」とか、このような考え方はやめました。
2拠点生活の実践
長野生活が1年を過ぎたところで、チームの再編成がありました。東京と長野のメンバーで構成されたチームです。メンバーとコミュニケーションをとったり、組織全体の動きを把握したりするなど、マネージメントをリモートでおこなうのは、正直ハードルが高いと感じました。
そのため、ここからは東京と長野の2拠点生活に。
2拠点生活は、移動が大変でしたが、東京と長野のいいとこ取りができるうえ、生活にメリハリがでるので、オンもオフも充実していました(これオススメです)。
また、長野のメンバーが気軽に東京に出張するようになったり、逆に東京のメンバーが長野に訪れるようになったりと、頻繁に人が行き来できる環境にもなりました。
地域プロジェクトに参加
長野では地域の仕事にも携わらせていただきました。町役場と一緒に移住定住促進のプロジェクトをおこなったり、「ゲストハウスLAMP」や「サンデープラニング」のお手伝いをしたり、地域の人たちと仕事をするようになっていきました。
おかげで、長野での生活は心地いいコミュニティのなかでの生活になりました。信濃町で関わった多くの人たち、友達や仲間たちに、感謝の気持ちでいっぱいです。
長野にいて良かったなと感じるのは以下の点です。
長野の働き方で良かったところ
- Nagano is Good
-
- 企業的にも個人的にもリモートワークが当たり前になる。
- 大自然を肌に感じられる生活が送れる。
- (人手が足りないから)違う分野の人と一緒にプロジェクトをおこなえる。
- 寝食を共にすることで仲間との絆が生まれる。
- その地域でしかできない新しい趣味ができる。
- 手を挙げれば、なんでも任せてもらえる。
- 地元を愛する地域の友達ができる。
- 第二の故郷と呼べる場所ができる。
長野での生活は人との交流に溢れ、自然の恵みを肌で感じられる人間らしい生活でした。
僕にとっては、これぞまさに「Life is Good」。
地方に行きたい人は、まだまだ少ない(気がする)のですが、東京からなら長野がオススメです。短い期間だけでも、みんなに行ってもらいたい。
きっと、Life is Goodに生きるために必要なエッセンスを見つけられると思います。
まさし的LIGライフ 第3章:広島
「そして広島へ。広島らしい働き方をつくる」
東京、長野での生活を経て、この春に故郷である広島へ戻ってきました。
今回、広島に戻ってきて1番良かったなと思うのは、家族が喜んでいること。
近くに自分の子供がいるのは安心なのでしょうね。喜んでいる両親の姿を見て、家族が困ったときに助け合える環境をつくることは、とても大事なことだなと痛感しました。
広島で何をやるのか
広島での事業は、コワーキングスペース「いいオフィス広島」の運営が主となります。
昨今、地方にもコワーキングスペースが増えました。広島でも、市内の中心地にいくつものコワーキングスペースがあります。「いいオフィス広島」があるのは、中心街からは少し外れた東千田町という居住エリア。
広島の中心地から少し外れているおかげで、近くに競合がいる状況ではありません。しかし、このエリアに住む人々にとっては、コワーキングスペースは、まだまだ身近なものではないようです。
地方のコワーキングスペースを盛り上げる
いいオフィス広島を盛り上げるには、以下の2つのアプローチが考えられます。
①広島の中心地から人の流れをつくる
②近隣に住む人にとって身近な存在になる
これから僕は、この2つのアプローチを軸に、「いいオフィス広島」を盛り上げていきたいと思います。今考えているのは、定期的な勉強会やイベントの開催と、生活者に近い存在になるための仕掛けづくりです。
これらが上手く回るようになったとき、「いいオフィス広島」はきっと盛り上がっている状態になるでしょう。
言うは易し行うは難し。
今は、とにかく目の前の課題を解決し続けるのみですね。
広島に暮らし、ベストな働き方をつくる。
東京で学んだ「成長と競争とスピード感」。
長野で学んだ「環境を利用すること。楽しむこと。人とのつながりの大切さ」。
これらを忘れずに、広島の生活でも活かしながら、新しい事業の推進に努めたいと思います。LIGとしては、広島はひとりぼっちの小さな組織ですが、広島での仕事を楽しんでいけたらと思います♪
広島で一緒になにか仕掛けてくれる人がいらっしゃったら、ぜひお気軽にご連絡ください!