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2018.05.06

「あ〜ダル〜い、五月病かも〜」と甘ったれている大学生を叩くために、「五月病」について調べてみた。

バージニア

 

こんにちは、大学5年生のアルバイト、佐々木バージニアです。

 

いきなりですが、五月のこの時期に大学生が言いそうなことランキング第1位(バージニア調べ)を発表してもいいですか?

 

 

 

 

「あ〜ダル〜い、五月病かも〜」

 

 

 

 

です。ダルいのはいつものことなのに、五月が始まった途端、軽率にすべてを五月病のせいにしがちじゃないですか? 大学生って。

「授業行きたくな〜い」「アルバイト行きたくな〜い」って、いつ何時でも耳にするんですが、そのダルさは本当に「五月病」のせいなんでしょうか。自分の都合のいいように「五月病」と解釈してるだけじゃないんですか。

 

そういうの、世間では

「甘え」って言うんですよね。

 

今回は、そういう甘ったれた大学生をコテンパンに叩くために、4年制という大学の一般常識を覆したスーパー大学5年生こと私、バージニアが「五月病」について調べてみました。

いったい「五月病」とは何なのか?

オッケー、国立国会図書館。「五月病」について教えて!

「五月病」はいつごろ使われ始めたのか?

国会図書館で「五月病」に関する文献を探してみたところ、最古のものは1969年5月に文部省大学学術局学生課編から出版された「厚生補導 第36号」でした。

今では、高校生や新入社員、延いては中堅・ベテラン社員に対しても幅広く使われる言葉、「五月病」。しかし、もともとこの言葉は、1960年代に東京大学の駒場キャンパスで、「新入生が5月頃に学業への意欲を失う」という状態を指して使われ始めたものだそうです。本来は大学メンタルヘルス発の用語だったんですね。(出典:「精神科」科学評論社 2011年 第18巻第4号)

しかしその後、この状態は大学生に特有のものではなく、新入社員や高校生にも認められるとされ、1968年には流行語にもなりました。マスメディアでも使われるようになったことで「五月病」という言葉は日本社会にだんだん浸透していきます。(出典:「こころとからだを科学する教育と医学」慶應義塾大学出版会 2009年 第57巻5号)

「五月病」に関する文献がどれだけあるのか、年代別でも調べてみました。1970年代から1990年代にかけて、その数は右肩上がりでしたが、2000年代から2010年代にかけて、その数は減少傾向にあるようです。

以上のことから、大学新入生のメンタルヘルス問題としての「五月病」自体は徐々に深刻度が下がっていき、時代を追うごとに「五月病」の指す対象が新入社員や高校生へと広がり、当初よりもフランクに世間で使われるようになっていったのではないかと推測します。

 

バージニア:『五月病』ってそんなに前から使われていた言葉だったのか。つい最近できた言葉だと思っていたけど、案外長い歴史がある……。

「五月病」は正式名称ではない

そもそも「五月病」という言葉は、精神医学的な名称ではないようです。医学的には「適応障害」と呼ばれ、新入生や新社会人が新しい環境に馴染めないことから起こる精神的症状だとされています。(出典:「安全衛生のひろば」中央労働災害防止協会 2015年 第56巻第5号)

当初、大学メンタルヘルスにおける「五月病」は、新入生特有の虚脱感や無気力感などの心理状態を指していました。というのも、長い受験戦争が終わったことにより、新入生は「大学合格」という至上かつ単一の目標を失ってしまうからです。(出典:「こころとからだを科学する教育と医学」慶應義塾大学出版会 2009年 第57巻5号)

バージニア:大学合格しただけで目標を失う安っぽい人生。

 

大学新入生の「五月病」は一過性のものが多いですが、中には慢性的に続くものもあります。それを「スチューデント・アパシー」※と呼び、今では大学生の「五月病」はこのスチューデント・アパシーに包含されて論じられることが多くなりました。そのため「五月病」という言葉は、現代では大学生に対して使われることが少なくなったそうです。(出典:「精神科」科学評論社 2011年 第18巻第4号)

※スチューデント・アパシーとは?
アルバイトや部活など他の領域では活発であるものの、学業に対して意欲、関心を慢性的に失ってしまう状態。長期休学・留年・退学につながると考えられている。(出典:「こころとからだを科学する教育と医学」慶應義塾大学出版会 2009年 第57巻5号)
五月病 スチューデント・アパシー
対象 学生〜社会人 大学生
症状 脱力感・虚無感が現れるものの、一過性である場合が多い。 慢性的に学業への関心を失ってしまい、留年や退学につながる。

バージニア:意識高い大学生が二言目に発する言葉、「インターン」

「五月病」にはどのような症状があるのか?

「月間カレント」の「五月に多い病 五月病は『適応障害』という精神的症状」という記事によれば、一過性の「五月病」であれば、リフレッシュやストレスケアを行うことで、1〜3ヶ月後には回復するため、深く思い悩む必要はないとのことです。(「月間カレント」潮流社 2015年 第52巻5号)

しかし、「五月病」には下記のような疾患が含まれる場合もあります。

「五月病」に含まれる疾患

  • 適応障害(環境への適応がうまくいかずに不安感や抑うつ感を訴える障害)
  • 抑うつ、不安、不安・抑うつを伴ううつ病
  • 過敏性腸症候群をはじめとする心身症(肩こりからくる筋緊張性頭痛、血管のぴくつきからくる偏頭痛なども含む)
※うつ病状態に含まれる症状
睡眠時間の減少、あるいは増加/興味や喜びの喪失/過剰な罪悪感あるいは無価値観をほぼ毎日感じる/著しい易疲労感、気圧の低下/集中力の低下/食欲の減少あるいは増加/考えがうまくまとまらない、動くことがおっくうになるなど

また、抑うつ状態を伴う適応障害の患者は、「不眠」「集中力の低下」「興味や喜びの喪失」「疲労感」を認めることが多いとされています。(出典:「安全衛生のひろば」中央労働災害防止協会 2015年 第56巻第5号)

 

バージニア:……え、うつ病や心身症を伴う『深刻な五月病』もあるの? それはやばくない? 『深刻な五月病』にならないためには、いったいどうすればいいの〜!?

「深刻な五月病」を予防するためにはどうすればいい?

「深刻な五月病」を予防するには、下記のような方法が有効であるとされています。

  • 趣味やスポーツでストレスを解消する。
  • 趣味に没頭し、対人関係を忘れてしまうぐらい熱中する。
  • ぬるめのお風呂にゆっくり入る。入浴は就寝の一時間前までに済ませる。
  • 好きな音楽を聞く。
  • カモミールティーや少量のお酒などを飲んでリラックスする。
  • 映画や絵画展、コンサート、小旅行などに出かけて気分転換を図る。
  • 新しい目標を見つける。
  • 友人や先輩などとおしゃべりをする。悩みがあれば聞いてもらう。

 

また、食生活も「五月病」を予防するのに重要です。
「五月病」の憂鬱な気分は、脳内のセロトニンという物質が不足しているために起こる場合があります。セロトニンの原材料であるトリプトファンを含んだ、バナナ、乳製品、卵黄、ナッツ類、大豆製品、赤身の魚などの食品を摂取することで、セロトニンの分泌を促すことが有効だそうです。(「月間カレント」潮流社 2015年 第52巻5号)

 

バージニア:なるほど、私も彼氏と映画デートしたり、小旅行したり、適度に気分転換して『五月病』予防をしっかりするぞ〜!

 

(あれ……)

(入ってた気がすんだけどな……)

(デート……)

(……)

侮るなかれ「五月病」(と「スチューデント・アパシー」)。「あ〜ダル〜い」と感じたら、早めの対応を!

以上、「五月病」について調査してみましたが、いかがでしたでしょうか。
一過性の「五月病」であれば、ストレスを上手く発散させることで十分に回復の見込みがあるようです。

しかし、慢性的に続くようであれば、それは「スチューデント・アパシー」かも……。
大学の学生相談室を利用するなど、一人で悩まず、適切な対応を心がけるようにしましょう。

学業、サークル活動、アルバイト、恋愛、就職活動など……。
大学生って自由なのに、いや自由だからこそ、多くのことに悩む時期だと思います。私もその中の一人です。恋愛に悩む事案がまったくないという悩みです。

みなさんは家族や友達、恋人が私以上にいると思うので、何かあればお話ししたり、お出かけしたりするなど、適度にリフレッシュしてくださいね。(もちろん深刻な場合は学生相談室へ!)

 

それでは、楽しい五月をお過ごしください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後になりますが「なんでもかんでも五月病のせいにしやがって!この甘ったれが!」発言、申し訳ございませんでした。少しだけお詫び申し上げます。

ごめんちゃ〜〜〜〜いっ

以上、バージニアでした。

 

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