こんにちは。観音クリエイション(@kannnonn)です。
前回はアイラ島で島内の蒸留所を巡りました。で、スコッチの蒸留所を巡る旅をする際「せっかく飛行機で日本から12時間以上かけてイギリスまで行くんだから近くの国にも立ち寄ってみたい」という気持ちになることもあると思います。そんなときはアイスランドに行きましょう。
というわけでアイスランドにやってきました。記念撮影 on the 氷河。氷河とか生まれて初めて見たのでテンションがブチ上がり。
今回はレンタカーを借りてアイスランドをぐるっと1周してきました。1周すると色々と面白いものを見ることができたので、「アイスランド行ってみたいけど未知の国だなー!」という人に向けて今回の旅をガッとまとめます。
忙しい人のためにアイスランドを1周してみての感想を3行で表すと
- 自然雄大すぎ
- 人口密度低すぎ
- 物価高すぎ
です。とにかく色々すごかった。それでは行ってみましょう。
アイスランドで氷河を叩き割ってオンザロックを作ろう
今回の旅で一番記憶に残っている経験はこれ。冒頭の氷河を叩き割って持ってきたスコッチのオンザロックを作りました。うまい。場所はヨークルスアゥルロゥンというところです。
ちなみにレンタカーでアイスランドを1周したと言いながらなぜ堂々と飲酒できているかというと一緒に来ているLIGの社長のゴウさんがずっと運転してくれているからです。ありがとうございます。ゴウさんの分まで助手席で泥酔しておいたので安心してください。
アイスランドの大自然に圧倒されよう
アイスランドはスケールの大きい自然物だらけで圧倒されっぱなしでした。
僕は巨大なものを見ると感情が高まって「うおお……」ってなって言葉を失う習性があるのですが、アイスランド滞在中はもうずっと「うおお……」ってなっててボキャブラリーがほぼゼロでした。
というわけで壮大だったものたちを紹介します。
セリャラントスフォス
でかい滝です。滝の裏側に回り込んでぐるっと歩くことができます。
超壮大。超。
ちなみに僕が立っていたところにいると台風のときに出歩いたみたいなびしょ濡れになりますし、メガネは水滴まみれで視界を完全に奪われます。気合いとかで解決してください。
スコーガフォス
これもでかい滝です。さっきのやつよりでかいですし、さっきより近づけたので限界まで近づいたところ海に飛び込んだ後みたいな濡れ方をしました。気温は3度ぐらい。寒い。
移動中の風景
ドライブ中に目に飛び込んでくる風景がひたすら絶景です。笑いが止まりません。
なんかだんだんコラ画像に見えてくるほどスケール感が異常。アイスランドすごい。
アイスランドの温泉を満喫しよう
アイスランドは火山国なので温泉がいたるところで湧いています。国内の温泉を色々と回ってみました。
セリャバラライグ
まずはセリャバラライグ。入浴料は無料です。GoogleマップでSeljavallalaug Swimming Poolと入れると出てきます。
早速入ったんですが、水温は35度ぐらい、底や壁は藻でヌルヌル、脱衣所はスラム街みたいな汚さ、と、なかなかコクのある観光スポットです。物好きな人は行ってみてください。
お役立ち知識として、お湯が入ってくるこの一角だけ温かいです。陸に上がったら死ぬほど寒いので一生この端っこで過ごそうか迷うレベル。
ちなみに車を停めてから温泉まで結構歩くのですが、歩いているときの風景はこんな感じ。よくある岩山だと思うでしょう? 写真の左下にぽつぽつ写っているのが人間です。アイスランドは自然のサイズ感が本当におかしい。
帰り道になんか危なそうなパイプがあったので渡りました。別にこのパイプの上を歩かなくても普通に帰れますし、高さが2メートルぐらいあるので変な落ち方したら確実に怪我します。なんでこんなことやったのか記憶にありませんがたぶん変な温泉に入って頭がハイになっていたんじゃないですかね。わかりません。
シークレットラグーン
続いてはシークレットラグーンという温泉施設。
さっきのセリャバラライグから一転してまともな温泉でした。温かいは正義。泉質は弱アルカリ性。入浴料は2400円ぐらいです。
ちなみにアイスランドの温泉は基本的にどこも水着着用でプールみたいなノリです。カップルや夫婦でも一緒に楽しめるのがいいですね。
ミーヴァトン
こちらのミーヴァトン(Mývatn Nature Baths)も人工的に作られた温泉施設。入浴料は4000円ぐらい。意外と高い。
つくりがしっかりしていてスーパー銭湯みたいな雰囲気でした。打たせ湯たのしい。
謎の露天風呂
そして個人的にオススメなのがここ。アイスランド北部の国道沿いにひっそり存在している秘湯です。
絶景。貸切。無料。最高。
湯温も42度くらいでザ・温泉という感じです。いい湯でした。
謎のシャワー
一番記憶に残っている温泉がこちら。Googleマップで「Hot Spring」と検索して出てきたので行ってみたのですがシャワーからひたすら温泉を掛け流しています。大自然の中に何の前触れもなく人工物が存在していてかなり意味不明で、遠目から発見した瞬間に死ぬほど笑いました。
せっかくなので記念撮影。触ってみたところ湯温は37度ぐらいで体温よりちょっと高いかなーという感じ。こんなところでこんなぬるいシャワー浴びるやつ居ないと思います。
アイスランドのストイックな立地の家に圧倒されよう
アイスランドは広大な国土の割に人口が30万人ぐらいしかいません。人口密度が極端に低い国なんですね。で、田舎をドライブしていて驚いたのがみんなめちゃくちゃ僻地にポツンと家を建ててます。なんでそんなストイックな立地にマイホーム建てようと思ったんだという家がいっぱいあって不思議でした。
こういうのです。正気か?
お隣さんまで10km以上あるぞ?
というような家がいっぱいあります。
ピンポン鳴らして住んでる人が出てきた瞬間に「なんでここに住もうと思ったんですか?」って聞きたい。もしアイスランドの住宅事情に詳しい人いましたら教えてください。
アイスランドの物価の高さに圧倒されよう
さて、最後にお金の話をしましょう。アイスランドの物価ですが、鬼のように高いです。
スープ2人前とオープンサンドイッチ1つで5,000円。
ガソリンスタンドで買った普通サイズのポテトチップスが700円、卵は10個で800円。
ビール3本で3,000円。なんかのフェスか? って思う価格設定。
こういう普通のレストランで普通に飲み食いしただけで一人当たり1万円ぐらい行くので財布をズドンと直撃します。バックパッカー時代に来てたら心折れて初日に帰国してたと思う。
なのでちょこちょこスーパーで食材買って自炊しました。サーモン焼いたりステーキ焼いたり。うまいうまい。
合法ハーブ吸ってそうな豚のマークが目印のBONUSというスーパーが比較的まともな価格です。有効活用しましょう。
まとめ
というわけでアイスランド、普段見れない風景がずっと広がっていて尊い経験ができます。旅好きの方はぜひ行ってみてください。
物価の高さには覚悟が必要ですが、現地でカード払いをしまくって帰国してから考えるといいのではないでしょうか。大抵のことはなんとかなります。僕はこの旅でお金を使いすぎてヤバいので来月から土とかを食べて節約しようと思います。