やっとかめだなも! 名古屋出身のディレクターちゃんれみです!
約半年のプロジェクトを終え、4/2にLIGブログがリニューアルしました! 12期目を迎えて。サイトリニューアルと役員変更のお知らせ
社長のゴウさんによるリニューアルのリリース記事はこちらをご覧ください。
今回は、Web制作事業部のプロジェクトメンバー目線で、リニューアルの背景やポイントについてご紹介いたします。
リニューアルの背景(課題)
LIGの現状を伝えきれていない
「オウンドメディア=コーポレートサイト」がLIGの個性であり、私自身も自社の好きなところの一つでした。
しかし、多種多様に拡大し続けるLIGの事業を、いわゆるフロー型の情報(時系列で流れていく、ブログ記事のようなコンテンツ)だけでは表現しきれなくなり、LIGの現状を伝える広報ツールとして機能しなくなっていました。
メディアとして成長し、情報発信するハードルが高くなった
かつては短文で時に中身もアイキャッチもない記事も掲載されていたようですが、現在LIGの社員が書くすべての記事はアイキャッチを専任のデザイナーが作成し、編集者の監修のもと公開されています。
企業が公式で運用するメディアとして、記事のクオリティを担保するためには欠かせない部分ではあるのですが、その反面、運用フローが増え、どこかがボトルネックになり記事の配信が滞ることが増えてきました。
また、事業の拡大に伴い、ブログ執筆に馴染みのないメンバーも増え、「何をどう書いていいかわからない」「記事を書く必要性がわからない」という悩みが生まれるようになりました。
リニューアル内容
事業を主軸にした情報設計
「LIGって何してる会社なの?」が伝わるトップページ
これまでトップページを含むすべてのページのファーストビューには通称「背景ジャック」と呼ばれる広告バナーを設置していました。
おもしろ要素を取り入れ、一枚絵として作り込まれた「背景ジャック」はLIGブログの顔の一つでしたが、一方、広告要素が強く、サイトに訪れて最初に目につく貴重なエリアで、LIGの事業を網羅し、伝えるには不十分でした。
そこで、下記のようにメディアサイトとしてのLIGブログと、コーポレートサイトとしてのLIGブログをページごとに役割分担し、ファーストビューに置く情報を設計しました。
- 役割
- トップページ = 「LIG」に興味がある人が訪れる = コーポレートサイト
ブログページ = 記事に興味がある人が訪れる = メディアサイト
社名での検索などから訪れることが多いトップページにはLIGの事業情報を、キーワード検索やSNSシェアなどから訪れることが多いブログ記事には広告(背景ジャック)をと、役割ごとに出し分けをすることで、コーポレート・メディアそれぞれの役割を両立しました。
さらに会社情報などの基本情報系のページは、すでに具体的に見たい情報があって訪れていることが推測されるため、その目的を最短で達成できるよう、背景ジャックも事業の紹介もカットしています。
各事業ページ
リニューアル時のLIGの主要7事業(2018年4月現在)のページを新設しました。
各事業ごとの概要や、拠点、サービス、店舗など基本情報と合わせ、その事業で働くメンバーの一覧、採用情報、よくある質問などを掲載しています。
もちろん各事業ごとのブログ記事も掲載されているので、その事業にまつわるありとあらゆる情報を得ることができます。
情報を発信・探しやすくする
登場人物機能
これまでもライター(記事を書いた人)の記事一覧は存在していたのですが、新たにメンバーが登場している記事を表示する機能を新設し、人から記事を探せるようになりました。
検索ボックスからメンバーのニックネームを検索すると、検索結果に一致したメンバー情報が表示されます。
※現在は様々な事情があり、ニックネーム完全一致が条件となります。
例:○野田クラクションベベー ×ベベ
メンバーページからも登場している記事一覧を見ることができます。
(ちなみにWeb制作はメンバーの実績情報とも紐づくようになりました!)
ストック型とフロー型コンテンツの連携
LIGの事業は拡大路線にあり、かつベンチャーならではのスピード感で日々事業や人が変わっていくので、ストック情報とフロー情報の役割分担が重要だと考えました。
例えば、拠点一覧ページでは住所や電話番号などの基本情報は常に固定位置に掲載し、メンバーの変動やサービス内容の変動や季節など時間の流れによる変化が想定される情報は、ブログ記事で掲載することにしました。
それからWeb制作事業の参考見積やスケジュールはそれらの管理部門であるディレクター陣だけで更新が完結できるよう、Googleスライドでの埋め込みにしました。
管理画面のカスタマイズ
これまでLIGブログはHTMLやマークダウンでの執筆がスタンダードでしたが、それらに馴染みのないメンバーができるだけ書きやすくなるよう、ビジュアルエディタのプレビューを実際の画面と近づけ記事のイメージをつきやすくしました。
(ちなみにこの記事はビジュアルエディタで書いてみました)
気軽に情報発信できるコンテンツを新設
あなたはもう、見つけられましたか?
「LIGブログらしさ」の表現
今回ディレクターとして企画から携わりましたが、まだLIGに入社して2年に満たない私にとって、ここが一番むずかしいところでした。
1つだけ意識していたことを挙げるとすれば、
他社であれば情報や導線の設計を第一に考え、ディレクターとして「目的(コーポレート・メディア)ごとにサイトを分けましょう」という提案をしていたと思います。
しかし、その2軸が両立してこそLIGブログだという意識があったので、事業の情報発信を重視するとしても、ただのコーポレートサイトになってはいけないという強い思いはありました。
あとは「LIGっぽさ」のイメージとして挙げられる遊び心は、先人や職人たちのアイディアと技術によっていい感じにちりばめられました。
視野を広げてみたり、ときには迷ってみたり、一見つまらなさそうなページを見てみたりして探してみてくださいね。
プロジェクトメンバーより
今回はディレクター2名、アートディレクター1名、デザイナー2名、テクニカルディレクター2名、フロントエンドエンジニア2名、バックエンドエンジニア1名という総勢10名のプロジェクトでした。
プロジェクトメンバーにリニューアルのポイントや各職種ごとに気をつけたことなどを聞いてみました!
ディレクター ともぞう進行管理、要件定義、仕様策定をメインに担当しました。 画面数、機能数も多くをそれぞれの要件をまとめていくのが大変でした。また、何度かリニューアルされているのとPDCAが回されていたサイトなので様々な機能がありました。 そのため捨てていいものなのかを明確にするため「なぜ実装されたのか?」から探っていく必要があり、LIGの歴史を紐解いていくプロジェクトでした。社内の人も使っていくものだったので改めて運用要件って大事だなーと感じたり、要件のまとめかたに気づきを得られたり、プロジェクトに携わることができてよかったです。 |
デザイナー ずんこLIGブログリニューアルという大役にびびりながらも、普段長野オフィスで働いていることもあり、ゲストハウス事業のメンバーに近いところにいたり、どこでもオフィスで色々な拠点へ出かけていることなどなど、事業について他の社員よりも知っているという自負がありました。 7つの各事業やそこで働くメンバーが引き立つように、装飾的な要素は最小限にしながらも、ロゴに見える力強さ、コンテンツの見やすさやかっこよさを演出できるよう心がけました。 また、「事業の増減があっても耐用できるデザイン」を念頭にデザインを作成しています。今回のリニューアルのポイントは、やはりトップページとブログトップページ、そして各事業の詳細ページです。 トップページは、7つの事業をできる限りたくさんファーストビューに盛り込むためにどうするべきか? 三日三晩頭を抱えて、4パターン作成しましたうちのひとつです。 事業詳細ページは、事業と人、各拠点の情報がしっかりと盛り込まれたページになっています。各拠点の魅力が十分に伝わるページになっているはずです……! ぜひブログ記事だけでなく事業ページも見てください。 |
フロントエンドエンジニア ハル普段の業務ではフロントエンドとしてコーディングからWordPressへの組み込み作業まで行なっています。 このプロジェクトではバックエンド・フロントエンドの両方が保守運用しやすいようにとても気を遣いながらコーディングをしました。 こまめにバックエンドエンジニアとコミュニケーションをとり、今回はセブ支社のフィリピン人エンジニアとの共同作業だったので、共有・指示の時間を多めにとりました。一番大変なのは記事本文の装飾です。なかには10年以上古い記事があります。 その中で様々なCSSで装飾されたモジュールがあります。 それらをできるかぎり引き継ぎながら、切り捨てるものは切り捨てるなどの対応に一番時間を使いました。 |
プロジェクトメンバー以外にも、本当にたくさんの人のご協力があってのリニューアルでした。
この場を借りて、みなさま本当にありがとうございました!
自社サイトのリニューアルをお考えの方へ
これまでは社外のお客さまから依頼を受けてWebサイト制作をすることがほとんどでしたが、最近ロゴのリニューアルや自社サイトのリニューアルが続き、リニューアルする会社内での調整の大変さなども実感しました。
自社のサイトリニューアルでお悩みなどございましたら、気軽にご相談ください!
それではまた。リリース後、燃え尽き症候群になっているちゃんれみでした!
LIGはWebサイト制作を支援しています。ご興味のある方は事業ぺージをぜひご覧ください。