こんにちは。
野尻湖オフィスデザイナーのずんこです。
今年は昨年に比べて気温が低い日が続いていて、この前はシェアハウスのお風呂が凍結して3日くらい使えませんでした。
そんな寒い毎日を震えながら過ごしていたら
「大根掘っておでんやろうよ!」
という謎のお誘いを受けました。おでんはいいとして、大根掘るの……? 雪しか見えなくない?
言い出したのは観光協会の鮎澤さん。
鮎澤さん(通称:あゆさん) 信濃町観光協会のなんか偉い人。 |
そして、巻き込まれた私と、
ずんこ 野尻湖オフィスに生息するデザイナー。 夏は畑やってるらしい。 |
作った大根を掘らせてくれるという、地域おこし協力隊の新井さん。
新井さん(通称:あらぴー) 信濃町の地域おこし協力隊のうちの1人。 |
この3人で朝の8時から雪かきもとい、大根を掘りに行くことになりました。
朝8時から大根を掘る
この日の最低気温-10.9 ℃。寒すぎて顔が痛いやつです。
大根がまったく見えない
積もりに積もった雪がだいたい膝上くらいまであるので、まずは雪をかき分けて畑に入ります。この時点で、どこからどこまでが畑なのかそもそもわからない。
先陣切って進むあらぴーに付いて行くあゆさんと私。
雪の下にあるのは、大根、人参、白菜、キャベツなど。どうやら畑の中に立てている支柱が、どこに何を植えたかの目印になっているようです。そういえば、畑に支柱刺さっているのを町内でよく見ます。なるほどなぁ。
「大根はこの辺なんで!」
と言うあらぴーの言葉を信じて雪を掘ってみると
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あったー!
雪の下に埋まっていたというのに、葉っぱが枯れずに緑色。生命力すごい。
凍ってて全然抜けない
葉っぱが見えるところまでスコップで掘ったら、そのあとはていねいに手で雪をどけます。
※野菜の周りにスコップをさすと抜きやすくなるとか、抜き方は色々あるそうです。
大根の頭が見えてきたら、あとは引っこ抜くだけ!
とは言え、雪の下の土はガッチガチに凍りついているので、そんな簡単には抜けず苦戦。
大の大人2人がかりでもなかなか抜けない。びくともしてない。
葉っぱだけちぎれたりしながら、大根の周りの土を手で掘ってなんとか収穫できました!
楽しそうなので私も全体重をかけて大根を引っこ抜きました!
「やばい、ちょー楽しい!」
あゆさんもこの通りの満面の笑み。苦労して掘り出した大根は絶対美味しいに決まってます。
ついでにほかの野菜も
大根が収穫できたことで勢いづき、そのあとは立て続けに人参とキャベツを収穫。
人参はタネをまいた時期が早いものと遅いものとがあったようで、大ぶりなものと小ぶりなものがそれぞれ。
キャベツは可愛らしい手のひらサイズのものを見事掘り当てました!
生のままかじってみると、人参もキャベツもめちゃくちゃ甘い! お腹が空いていたのでうっかり人参1本食べきりそうになりました。
雪をかき分けて体力を消耗しながらも、宝探しのような楽しさ。これはクセになるかも。
もはや寒いし楽しいしでテンションが上がったわたし達は誰からともなく「白菜も欲しいよね!」と言い出し、さらに雪をかき分けます。
でも今になってあったかい部屋で冷静に考えると、
……おでんに白菜、入れるっけ?
そんな問いを誰も発さないまま、「多分この辺なんですよね」、というあらぴーの言葉を再び信じ、雪を掘り
掘り
「あれ、あっちかも」
掘って
掘って……
何も出てこない。
挙げ句の果てに
スコップ折れた……!
信濃町の雪、なめちゃいけない。スコップがないと戦えないので、もはややる気をなくした私は雪の上をゴロゴロ。
そんな私を尻目に、その後もあらぴーは記憶を頼りに白菜の捜索を続け……
ついに発見! 白菜だ!!
寒さで外側が少し凍(し)みてしまっていますが、中は大丈夫そう。
そんなこんなで……
じゃん!
朝の1時間で大根4本、人参大小含め6本、白菜小3玉、キャベツ1玉が収穫できました! かれこれ1時間くらい外にいたので、スキーウエアを着ていてもつま先から冷えて痛くなってくるレベル。朝からよく頑張りました。
おでんにして美味しく食べました
収穫したその日の夜は、大根の皮をひたすらむいて下ゆでをして……。
(もうこの時点で美味しそう……)
翌日、あらぴーのお家でみんなで鍋を囲みました!
タネが豊富すぎて大根になかなか到達しない、という贅沢な悩み。
乾杯から1時間弱経過した頃に、やっとこさ大根を発見。お、美味しそう……!
雪の下で耐えた野菜は、ぎゅっと甘みが凝縮されて味が濃くて美味しい……!
雪深い土地ならではの、冬の楽しみを発見しました。大人数で鍋を囲むのも楽しい時間。今年は私も雪中野菜用に大根植えようかな。
それではまた! ずんこでした!
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