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2017.11.20

Google翻訳の実力と、英語翻訳の精度をさらに上げる3つのテクニック

モトキウエダ

Hello everyone! セブ支社のもときです。この時期は日本とビデオチャットすると、当たり前ですがみんなが冬服を着ています。寒そうだなーと思う反面、セブでは年中Tシャツ短パンで代り映えしないので、羨ましく感じる今日このごろです。

さて、2016年秋頃からGoogle翻訳の精度が劇的に向上していることをご存知でしょうか?

ニューラルネットワークという、機械学習で使われるアルゴリズムで、文章をパーツごとではなく、自然な文の流れとして解析、翻訳するようなシステムに切り替えたことにより、今までとは比較にならないレベルにパワーアップしたんです。

Google翻訳の実力を試してみる

試しに、スティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学でスピーチした、「ステイ・ハングリー、ステイ・フーリッシュ」の冒頭を翻訳してみましょう。

原文
I am honored to be with you today at your commencement from one of the finest universities in the world. I never graduated from college. Truth be told, this is the closest I’ve ever gotten to a college graduation. Today I want to tell you three stories from my life. That’s it. No big deal. Just three stories.

僕が訳してみると、 

日本語訳
世界でもっとも優秀な大学の1つで、この卒業式に同席できて光栄です。私は大学を卒業していないので、実際のところ、これが今まででもっとも大学卒業に近づいた日ということになります。本日は自分の人生の経験から、3つの話をさせてください。大したことではない。たった3つです。

 こんな感じかと思います。これをエキサイト翻訳を利用して翻訳してみると、

エキサイト翻訳
私は、あなたの開始の時に今日世界の最も素晴らしい大学のうちの1つからあなたとであることを光栄に思っている。私は決して大学を卒業しなかった。真実話し、これが最も近い 私はこれまで大学の卒業式に到着したことがある。今日、私は私の人生から3つの物語をあなたに話したい。ああそれだ。無大きい取引。ちょうど3つの物語。

 はい、ああそれだ。こんな感じでしたよね。。。まぁこういう話し言葉の翻訳は難しいので、しょうがない部分はあります。

それでは、今のGoogle翻訳を利用してみましょう。

Google翻訳
私は今日、世界で最も優れた大学の1つで、あなたのもとであなたと一緒にいることを光栄に思っています。 私は大学を卒業したことはありません。 真実を伝えて、これは今まで私が大学の卒業生に一番近いものです。 今日は私の人生から3つの物語を伝えたいと思います。 それでおしまい。 大きな問題ではない。 ちょうど3つの話。

こうなります。(翻訳結果)

かなり自然な日本語になっていますね。ほとんど完璧。アンビリーバボー。

これは仕事で英語を使うようになった自分としてはものすごい影響ありまして、去年の秋以降、どれだけ助けられたか。もうGoogle翻訳なしで仕事するなんて想像できません。

Google翻訳の精度をさらに高めるテクニック

僕が普段フィリピン支社でブリッジSEとして開発をすすめる際には、主に日本語の作業指示やドキュメントを英訳することが多いです。確認も含めると一日何十回もGoogle翻訳を使うのですが、やはり機械翻訳では限界はあり、複雑な文章になると誤訳もかなり起こります。
その際に日本語を「機械翻訳に好まれる文章」に修正することで、翻訳の精度をかなり上げることができるので、以下にそのテクニックを3つ、ご紹介します。

1. 主語述語目的語を入れる

日本語では、主語を省略しても前後の流れから文章が成り立つので、主語がない文章も多くみられます。

例文
了解。クライアントからのフィードバックがきたら報告する。

これをGoogle翻訳にかけると、

Google翻訳
roger that. Report when feedback from the client comes.

大意は通じるでしょうけど変ですね。

これを、主語述語目的語を意識して、

私はクライアントからのフィードバックをもらったらあなたに報告します。

こう直すと、

Google翻訳
roger that. I will report it when I receive feedback from the client.

自然になりました。

要は英語の教科書に載っているような硬めな日本語を意識するとよいです(最近のGoogleさんは崩しまくった口語も、一般的な言い回しであれば結構理解してくれますが)。

2. ややこしい言い回しはスッキリと

訳したい日本語はなるべくシンプルな文章にするように心がけましょう。余計な副詞や修飾語は省き、要点をスッキリと。文章が長くなれば複雑になり翻訳ミスが増えるので、接尾語が2回入るような場合は2つの文章に分けたほうがいいです。

3. 漢字を使える部分は使う

たとえば、「彼はやさしい人だ」

これだと、「He is an easy person」になっちゃうんですね。。

漢字を使って、「彼は優しい人だ」に修正すると正しく訳してくれます。

その他のコツ

日本語→英訳→日本語訳で確認してみる。

翻訳された文章を再度逆の翻訳にかけます。ここで意味が破綻していると、うまくいっていない可能性が高いです。

言い回しに自信がなければ文章そのままGoogle検索

これはメールや友人とのメッセージのやりとりなどで、細かなニュアンスを間違えたくない時によく使います。例えば、「もし来れそうだったら教えて」と言いたいとき。教えてが”let me know”で、”make it”でやり遂げるとかそんな使い方するよなーということで、

Let me know if you can make it.

という英語が思い浮かんだけれども自信がない。これ実際使われる表現なのだろうか? 「伝わるけど変な英語」になってないだろうかと不安に思ったら、Google検索を使えばいいです。

検索結果数は750万件。これは問題なく使えそうです。

ポイントは、 “検索したい文章” とダブルクォーテーションで囲むことで、フレーズ、語順をそのままで検索してくれます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

コツはなるべくシンプルでわかりやすく、構成のしっかりした日本語をつかうことです。逆に言えば、これは(文学的ではなく)文法的な日本語で、はっきりと自分の意志を伝える文章を書くことのトレーニングになります。
翻訳サービスを使う際にうまくいかない人は、上記のことを意識して貰えればGoogle翻訳のパフォーマンスをフルに発揮させることができますので、ぜひ試してみてください!

余談:言語習得の必要性について

それにしてもGoogle翻訳すごい。AI、ディープラーニングすごい。今も膨大なデータのインプットによって精度は向上しているし、対応言語も増えていっています。

このような翻訳こんにゃくみたいな製品も出てきて、これが進化していけば今後英語や他の言語を習得する必要が無いんじゃないかという意見もあります。読み書きに関してはそうなっていくでしょうし、会話においても旅行中の不便を無くすにはいいのでしょう。けどどれだけブレイクスルーが起きたとしても、マイクロチップを脳みそに埋め込んでテレパシー的に理解する、みたいな方向にならない限りはあくまで通訳ということです。人と人とのコミュニケーションという意味ではやはり直接会話できることは重要ですし、僕は友人や会社の仲間と機械音声を通して会話したりはしたくないので、引き続き英語を勉強したいと思います。

j a v a