正確な英語翻訳ができる翻訳ツール3選!精度を高めるコツも紹介

正確な英語翻訳ができる翻訳ツール3選!精度を高めるコツも紹介

モトキ

モトキ

英語翻訳ツールを利用していても、いまいちな日本語になってしまうことありますよね。

英語翻訳をしてくれるツールには色々ありますが、今回はなかでも翻訳の精度が高いものを3つ紹介します。

あわせて翻訳時に精度を高めるコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。


※2017年11月に公開された記事を再編集しました。

おすすめの翻訳ツール1:Google翻訳

Google翻訳TOPページhttps://translate.google.co.jp/?hl=ja

Googleが提供する無料の翻訳サービスで、英語、中国語、フランス語をはじめとした100以上の言語間での翻訳が可能です。単語や文章などテキスト入力での翻訳だけでなく、Webページ全体や音声入力での翻訳にも対応しています。

またAndroidとiOS向けのアプリでは、カメラを向けただけで画像内のテキストを翻訳する「リアルタイムカメラ翻訳」機能が使えます。また一部言語に限られますが、オフラインでも使えるので、海外でも手軽に利用可能です。

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Google翻訳の実力を試してみる

試しに、スティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学でスピーチした、「ステイ・ハングリー、ステイ・フーリッシュ」の冒頭の英文を和訳してみましょう。

原文
I am honored to be with you today at your commencement from one of the finest universities in the world. I never graduated from college. Truth be told, this is the closest I’ve ever gotten to a college graduation. Today I want to tell you three stories from my life. That’s it. No big deal. Just three stories.

人力で和訳

僕が和訳してみると……

日本語訳(人力)
世界でもっとも優秀な大学の1つで、この卒業式に同席できて光栄です。私は大学を卒業していないので、実際のところ、これが今まででもっとも大学卒業に近づいた日ということになります。本日は自分の人生の経験から、3つの話をさせてください。大したことではない。たった3つです。

こんな感じかと思います。

それでは、今のGoogle翻訳を利用してみましょう。

Googleで和訳

Google翻訳(2022/8時点)
今日、世界で最も優れた大学の1つである卒業式に出席できて光栄です。私は大学を卒業したことがありません。正直なところ、これは私がこれまでに大学の卒業式に最も近づいたことです。今日は、私の人生から3つの話をお話したいと思います。それでおしまい。大きな問題ではない。たった3話。

こうなります(翻訳結果)。

かなり自然な日本語になっていますね。自然で正確に翻訳されています。ほとんど完璧。アンビリーバボー。

これは仕事で英語を使うようになった自分としてはものすごい影響ありまして、去年の秋以降、どれだけ助けられたか。もうGoogle翻訳なしで仕事するなんて想像できません。

ちなみに約5年前の翻訳精度は、以下のような感じでした。比較すると、より精度が上がっていることがわかりますね。

Google翻訳(2017/10時点)
私は今日、世界で最も優れた大学の1つで、あなたのもとであなたと一緒にいることを光栄に思っています。 私は大学を卒業したことはありません。 真実を伝えて、これは今まで私が大学の卒業生に一番近いものです。 今日は私の人生から3つの物語を伝えたいと思います。 それでおしまい。 大きな問題ではない。 ちょうど3つの話。

おすすめの翻訳ツール2:DeepL翻訳ツール

DeepL翻訳ツールhttps://www.deepl.com/ja/translator

DeepL翻訳ツールもかなり正確で、自然な和訳をしてくれます。

DeepL翻訳(2022/8時点)
今日、世界で最も素晴らしい大学の一つである大学の卒業式に、皆さんと一緒に参加できることを光栄に思っています。私は大学を卒業したことがありません。実を言うと、これが大学の卒業式に最も近いものなのです。今日は、私の人生から3つの話をしたいと思います。それだけです。大したことはありません。ただ3つの物語を。

すごい! 完全に文脈を理解してします。無料版は一度に翻訳できる文字数が5000文字に制限されているものの、十分に活用できるツールです。

おすすめの翻訳ツール3:エキサイト翻訳

:エキサイト翻訳https://www.excite.co.jp/world/english/

エキサイト翻訳も、かなり有名な翻訳ツールです。あまり精度は高くない印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、最近はかなり正確に翻訳してくれるようになっています。

では、実際に翻訳をしてみましょう。

エキサイト翻訳(2022/8時点)
本日は、世界最高峰の大学の一つで卒業式に出席できることを光栄に思います。私は大学を卒業したことはありませんでした。正直言って、これは私が今まで大学を卒業した中で最も近いものです。今日は私の人生から3つの話をしたいと思います。それです。大したことありません。たったの3階建て。

最後だけ惜しい。。。まぁこういう話し言葉の翻訳は難しいので、しょうがない部分はあります。

ちなみに2020年10月時点のエキサイト翻訳はこんな感じでした。

エキサイト翻訳(2020/10時点)
私は、あなたの開始の時に今日世界の最も素晴らしい大学のうちの1つからあなたとであることを光栄に思っている。私は決して大学を卒業しなかった。真実話し、これが最も近い 私はこれまで大学の卒業式に到着したことがある。今日、私は私の人生から3つの物語をあなたに話したい。ああそれだ。無大きい取引。ちょうど3つの物語。

これを踏まえると、かなり進歩したのではないでしょうか!

英語翻訳の精度を高めるテクニック

僕がふだんフィリピン支社でブリッジSEとして開発をすすめる際には、おもに日本語の作業指示やドキュメントを英訳することが多いです。確認も含めると一日何十回もGoogle翻訳を使うのですが、やはり機械翻訳では限界はあり、複雑な文章になると誤訳もかなり起こります。

その際に日本語を「機械翻訳に好まれる文章」に修正したりと、ちょっとした工夫をするだけで、翻訳の精度をかなり高めることができます。

以下にそのテクニックを5つ、ご紹介します。

1. 主語述語目的語を入れる

日本語では、主語を省略しても前後の流れから文章が成り立つので、主語がない文章も多くみられます。

例文
了解。クライアントからのフィードバックがきたら報告する。

これをGoogle翻訳にかけると……

Google翻訳
roger that. Report when feedback from the client comes.

大意は通じるでしょうけど変ですね。

これを、主語述語目的語を意識して……

私はクライアントからのフィードバックをもらったらあなたに報告します。

こう直すと……

Google翻訳
roger that. I will report it when I receive feedback from the client.

自然になりました。

要は英語の教科書に載っているような硬めな日本語を意識するとよいです(最近のGoogleさんは崩しまくった口語も、一般的な言い回しであれば結構理解してくれますが)。

2. ややこしい言い回しはスッキリと

訳したい日本語はなるべくシンプルな文章にするように心がけましょう。余計な副詞や修飾語は省き、要点をスッキリと。文章が長くなれば複雑になり翻訳ミスが増えるので、接尾語が2回入るような場合は2つの文章に分けたほうがいいです。

3. 漢字を使える部分は使う

たとえば、「彼はやさしい人だ」。これだと、「He is an easy person」になっちゃうんですね。。

漢字を使って、「彼は優しい人だ」に修正すると正確に訳してくれます。

4. 日本語→英訳→日本語訳で確認してみる

翻訳された文章を再度逆の翻訳にかけます。ここで意味が破綻していると、うまくいっていない可能性が高いです。

Google翻訳で逆翻訳をしている画面

5. 言い回しに自信がなければ文章をそのままGoogle検索

これはメールや友人とのメッセージのやりとりなどで、細かなニュアンスを間違えたくないときによく使います。たとえば、「もし来れそうだったら教えて」と言いたいとき。教えてが”let me know”で、”make it”でやり遂げるとかそんな使い方するよなーということで……

Let me know if you can make it.

という英語が思い浮かんだけれども自信がない。

これ実際使われる表現なのだろうか? 「伝わるけど変な英語」になってないだろうか、と不安に思ったら、Google検索を使えばいいです。

ダブルクォーテーションを使ったGoogle検索画面

検索結果数は750万件。これは問題なく使えそうです。

ポイントは、 “検索したい文章” とダブルクォーテーションで囲むことで、フレーズ、語順をそのままで検索してくれます。

Google翻訳の精度を上げるコツまとめ

いかがでしたか。

コツはなるべくシンプルでわかりやすく、構成のしっかりした日本語をつかうことです。逆にいえば、これは(文学的ではなく)文法的な日本語で、はっきりと自分の意志を伝える文章を書くことのトレーニングになります。

翻訳サービスを使う際にうまくいかない人は、上記のことを意識すれば翻訳ツールのパフォーマンスをフルに発揮させることができますので、ぜひ試してみてください!

余談:言語習得の必要性について

それにしてもGoogle翻訳すごい。AI、ディープラーニングすごい。今も膨大なデータのインプットによって精度は向上しているし、対応言語も増えていっています。

このような翻訳こんにゃくみたいな製品も出てきて、これが進化していけば今後英語や他の言語を習得する必要がないんじゃないかという意見もあります。読み書きに関してはそうなっていくでしょうし、会話においても旅行中の不便をなくすにはいいのでしょう。けどどれだけブレイクスルーが起きたとしても、マイクロチップを脳みそに埋め込んでテレパシー的に理解する、みたいな方向にならない限りはあくまで通訳ということです。人と人とのコミュニケーションという意味ではやはり直接会話できることは重要ですし、僕は友人や会社の仲間と機械音声を通して会話したりはしたくないので、引き続き英語を勉強したいと思います。

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画家、いいオフィスセブ支配人、オフショアマネージャーのモトキウエダです。 都会が好きで15年東京にいたのですが、いろいろ置いてセブに来ました。 海より山派です。好きな季節は秋です。よろしくお願いします。

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