うぬらこんにちは!
カリカチュアの帝王、田中ラオウ(@raoutanaka)です。
当連載「それいけ!カリカチュア帝国」は、カリカチュアの世界チャンピオンである僕、田中ラオウの「日本にカリカチュアを広めたい」という切実な願いを叶えるため、渾身の筆圧をもって執筆している連載です。
今回も前回に引き続きご自身でカリカチュアを描いてみたい人や、人物の顔を似せて描くことに興味がある人のために、カリカチュアを描くときのコツをひとつご紹介します! 【作画指南】カリカチュアを描くときのコツ
ご興味がある方は是非チャレンジしてみてくださいね。
顔のすべてを描こうとしなくていい
この絵は僕が昔、友人のアーティスト(@Ed Lillywhite)を描いたものですが、カリカチュアはこのように人物のパーツすべてを描かなくても良い場合があります。
人は他人の顔の全てを見ているわけではありません。パッと見て印象に残るポイントだけが目に入っています。
たとえば明石家さんまさんのお顔を思い浮かべてみてください。やはり印象的な口元がすぐに思い浮かぶかもしれません。では鼻はどうでしょう? 鼻の形は印象に残っていますか? 目や眉毛の形、髪型は印象に残っていますか?
全然思い出せないパーツがあるとしたら、それはカリカチュアでは描かなくても良いパーツかもしれません。
作画指南:目立つパーツを三つだけ頑張って描く
今回は「目立つパーツを三つだけ頑張って描く」という練習方法を皆さんにご紹介します。本当に特徴的な部分を3つくらい抑えることが出来れば、顔を似せて描くことが出来るということをお伝えしたいです。
また、顔全体を丁寧に描こうと思うと案外タフな仕事量になるので、慣れないうちはまず3つだけでいいから集中して描いてみよう、という提案でもあります。絵は集中して描いた分うまくなります。
これは似せるために必要なポイントを見極める練習にもなりますので、以下を参考に是非チャレンジしてみてください。
人気芸人BルゾンCえみさん〈輪郭+髪+目〉
若手俳優S田M暉さん〈髪+目+鼻〉
若手俳優T内R真さん〈髪+目+口〉
アイドルK地A美さん〈髪+目+口+輪郭〉
【作画指南】カリカチュアを描くときのコツ
パーツを削っていますが、意外と誰かわかりますよね。
似せるために必要なパーツがイマイチわからないという方は、目についた特徴をすべて書きだしてから最も特徴的な3つを選ぶ方法もおすすめです。
特徴をつかむには第一印象を大事にせよ
とは言え、そもそも特徴自体がどこかよくわかんねーんだよバカ、あほラオウ、くたばれ、と言う方のために、
特徴を見極めやすくなる方法をアドバイスいたします。
それは第一印象を大事にする、ということです。
第一印象で頭に残ったポイントというのは、その人物の特徴的なポイントであると言えますので、最初の印象をうまく絵で表現できるように意識してみてください。具体的には、まずモデルとなる人物の顔を1,2秒見てすぐ相手から目を逸らし、どのパーツを覚えているかを頭の中で整理してみてください。
うぬらの頭に残っているパーツがあれば、それを実際よりも大げさに描くつもりで紙に描いてみると、似せるコツが掴めて来るかもしれません。
それでは今回はこのへんで。
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