「働き方改革、楽しくないのはなぜ」を暴く!サイボウズ20周年特設サイト 制作秘話

ぐっさん


「働き方改革、楽しくないのはなぜ」を暴く!サイボウズ20周年特設サイト 制作秘話

「100人いれば100通りの働き方」をポリシーに、働き方改革を率先して推進してきたサイボウズが、今年8月8日、創業20周年を記念した特設サイトを開設しました。

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https://cybozu.co.jp/20th/

人気アニメ『紙兎ロペ』や『野良スコ』原作者・内山勇士氏によるアニメ『アリキリ』や、サイボウズ代表の青野氏と『アリキリ』のキャラクターによる対談、サイボウズ式と連動した特別記事コンテンツなど、盛りだくさんな内容の本サイト。なんとありがたいことに、LIGが制作を担当させてもらったんです!(ここ大事なとこ)

せっかくご縁をいただいたので、これを利用しない手はない! ということで、Facebookの「いいね!」2.3万超え、関連するツイートも合計9,000を超えるなど、各所で話題となる本サイトの制作秘話を聞かせてもらいました!

 

▼目次

 

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メインテーマ「働き方改革、楽しくないのはなぜだろう。」について

インタビュアーは、本案件の担当ディレクター・パーヤンが務めます。お話を伺ったのは、こちらのおふたり。

sugiyama1 杉山さん
サイボウズ株式会社 広報。2011年サイボウズへ中途入社。本件ではメインコンテンツであるアニメ制作を一手に引き受ける。
akashi1 明石さん
サイボウズ株式会社 コーポレートブランディング部/サイボウズ式 編集部。新卒でサイボウズに入社し、企業ブランディングを担当。動きの素早さから、なかなか写真におさめることができない。

_DSC0142 ▲明石さんのお辞儀は素早く、振り幅が大きすぎてカメラではとらえきれない

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今日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます! 日経新聞広告で話題になってから、どんどんpv数が伸びていますね。さっそくですが、創業20周年の記念企画で「働き方改革」にスポットをあてた狙いはなんでしょうか?
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サイボウズがやるからこそ意味のあることをしたい、と考えた結果です。
2006年に弊社が働き方改革をスタートして、今年で12年が経過しました。世の中でもようやくここ数年、「男性の育児休暇取得」「長時間労働の見直し」などの働き方改革が広がってきましたが、その動きは画一的・表面的で、本質とずれているように感じました。そこで、「働き方改革」と長年向き合ってきたサイボウズだからこそできる「問いかけ」を、世の中に投げかけてみることにしたんです。

ちなみにサイボウズでは、こういった問題提起をこれまでにも続けてきました。

▲2014年に公開した「働くママ」をテーマにしたショートムービー。男女共同参画のひずみを「問いかけ」ている(現在はアニメ版を公開中)

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弊社では、何か答えを提示するというよりは、「みんなで考えてみよう」というコミュニケーションをとっています。

 

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本サイトのテーマが「働き方改革」に決まるまでの経緯を教えてください。
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約2年前から20周年企画の準備を始めて、その間いろいろな紆余曲折がありました。
最初は「20周年だから『20時間TV』をやろう」なんて案もありましたね。サイボウズのオフィスを放送局にして、会社の歴史を語ったり、20時間採用をしたり……。次に出たのが、ドキュメンタリー映画『不都合な真実』のパロディで、「会社の不都合な真実を暴く」企画。でも、ちょっと直接的すぎるし、見た人にとっても触れづらい。そこで、もっと世の中のリアルな声に寄り添った「働き方」に注目。今進んでいる画一的な「働き方改革」に対して、本質的な投げかけができないか、ということになり、この企画に至りました。
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ちなみに、キャッチコピーは最初「働き方改革を疑え」だったんです。でも、いきなり「疑え」と言われても「なぜ?」となってしまう。働き方改革のそもそもを考えたときに、「実際に働く人たちにとって本当に良いことになっているのか?」ということを伝えたくて、その先にある「働くって本当は楽しいことであるはず」ということを疑問で投げかける形にしました。

 

アニメ『アリキリ』について

▲サイト内のアニメコンテンツ『アリキリ』の第1話:残業編。アニメのキャラクターらしくない現実的な会話が笑いを誘う。

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メインコンテンツをアニメにしたのはなぜですか?
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難しいテーマなので、いかに分かりやすくして、多くの人に知ってもらえるかという点が課題でした。
そこで、誰にでも親しみやすい、アニメという手法をとりました。
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むしろアニメだけでもよかったのでは?
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もちろん、多くの人に知ってもらうにはアニメだけでも十分なんですが、3分程度のショートアニメだけでは、「働く」の本質を考えてもらうことは難しいと考えました。そこで、弊社オウンドメディアの『サイボウズ式』と連動して、記事でテーマを深掘りして理解を促進してもらう、という構造で進めることにしました。それらの分散して進めるプロジェクトの効果をひとつにまとめたいと考えて、今回のサイト制作に至りました。

_DSC0107 ▲やはり明石さんの動きがとらえきれない。うなずきの勢いたるや、通常なら頭痛を起こしかねないほどだ。

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アニメのクリエイターの選定はどうやって行われたんですか?
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いろんな会社さんやクリエイターさんに作品を見せてもらいました。内山さんに決めたのは、彼の作品である『紙兎ロペ』や『野良スコ』を見ても分かるように、可愛い絵柄で本質をえぐるのがすごく上手で、今回求めていた「難しいものを分かりやすく表現する」のにピッタリだと感じたからです。
また、アニメ自体が面白い感じのものなので、サイト制作もそのテイストにあった制作会社さんを探しました。LIGさんは過去にも一緒にお仕事をしたことがあり、デザイン性・アイデア面でも安心できると感じてお願いさせていただきました。
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依頼いただけて嬉しいです。LIGは面白いテイストって認識なんですね(笑)
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そうですね(笑) パーヤンさんが担当してくれるって知ったとき「担当は北川パーヤンになります」の文字にザワつきました。
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LIGならではのビジネスネームです。他にも齊藤ジョニーとかリッキー・チャンとかいろいろいますよ。
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あと、弊社のkintoneってツールでやりとりしてたんですけど、パーヤンさんのアイコンが……

payanicon ▲問題のアイコン

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やりとりする度にこのアイコンが表示されるので、楽しい気分になりました(笑)
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お騒がせしました(笑)

 

_DSC0103 ▲奥の明石さんに注目してほしい。今度は謙虚が過ぎてやはり残像しか写らなかった。

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さて、話題を戻しまして……、 動画の内容はどのように決めていったんですか?
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キャラクターについては二転三転ありました。
初めから内山さんはアリとキリギリスで提案してくれていたんですけど、サイボウズ側が「虫は可愛くない!」と言って立ち消えになったんです。
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そのキャラクターをゆくゆくはサイボウズの企業キャラにしたい、という意図もあり、そうなったときに虫を企業キャラにするのは嫌だ! という声が女性社員を中心にあがりまして……。杉山は板挟みになって夜も眠れないほど悩んでいましたね(笑)
その代わりに出た案が「犬」。「会社の犬」なんて言葉もあるし、いいのでは、となりました。
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でも、コンセプトが「働き方改革を疑え」に決まったときに、改めて内山さんが「やっぱりアリとキリギリスしかないと思います」と言い出したんです。イソップ童話『アリとキリギリス』をモチーフに、働きアリを現代の日本人に見立てるのはどうか、と。それで出してもらったのが、今のキャラクターデザインです。

arikiri ▲現在のキャラクターデザイン。キリギリスとアリの表情はほとんど見えない。

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このデザインが今通っているということは、女性社員の意見が反映されて、賛同が得られたってことですか?
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見ていただくとわかる通り、表情がないので気持ち悪い要素もありません。この頃には僕も、内山さんの言うとおり、アリとキリギリスがいいのではと思い始めていたので、周りを説得してなんとか通しました。表情がなくなったことについて、内山さんに「ヤケですか?」と聞いたら、そうではなく「動きで見せたい」とのこと。それで表情はあえて見せていないのだそうです。

 

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ストーリーはどのように決めて行ったんですか?
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これは完全に、純度100%内山さんですね。
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つまり、プロットに一切赤を入れていない?
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一切入れていないです。
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プロットの段階だと、面白いかどうか分からないですからね。
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それがやはり、声と動きが入ると面白くって!
今回の仕事の、僕個人のテーマは「信じる」でした(笑) 信じた結果、いいものができたと信じています。

 

インタビューコンテンツについて

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https://cybozu.co.jp/20th/rethink/

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インタビューコンテンツで注目してほしい点はありますか?
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インタビューでは、アニメより一歩踏み込んだ「サイボウズの考え」を用意しました。力の入った記事ばかりなのでぜひ読んでほしいです。
また、サイト内の記事をクリックすると、『サイボウズ式』内の記事に飛ぶようになっているんですが、LIGさんにお願いして、これらの特設コンテンツ周りの記事だけ、20周年記念デザインをあてています。可愛いのでぜひ注目してほしいですね。

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ひとつのカテゴリにインデクシングされた記事だけデザインを変えるのってなかなか大変ですよね。すごく柔軟だなって感じました。
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5年前に始まってから一度もデザインを変更したことがないメディアなので、実はすごく挑戦的な試みでした。サイボウズ式の編集長も「斬新な取り組み」と評価しています。

 

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サイボウズ式内の記事ではないですが、スペシャルコンテンツの、アリと社長の対談記事も面白かったですね。あれは明石さんの案ですか?
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はい。でも、すんなりとはいきませんでしたね。
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いろいろありましたね。
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一体何が……?
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結構ライトな切り口だったんですけど、ライトがゆえに……
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企画についての打ち合わせのとき、サイボウズ式の前編集長と現編集長、他のプロジェクトメンバーから、「何をこの場で話したいの?」「この企画のコンセプトって何」と、質問がわんさか飛んできて。わいわいブレストするつもりでいたのに、その打ち合わせの空気は凍りついていて、頭がパニックになっちゃって、泣きました(笑)。後日、無事に「働き方改革に対してのサイボウズの考えをライトに伝える」というコンセプトが決まり、そこからは順調に進みました。

 

今後の展開について

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今後も、コンテンツは増やされていく予定ですか?
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そうですね。20周年はまだまだ続くので、引き続きコンテンツは増やしていきたいと思っています。基本はこのサイトがメインですが、他のこともやっていくつもりです。内山さんのスケジュールと相談しつつ、という形にはなると思いますが、アニメも増やせるといいですね。
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この企画を通してどんなことを叶えたいですか?
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「働き方改革」を考えるときに重要なのが、ひとりひとりが「働く」を考えることです。そして、「働く」の本質は、サイボウズ的には「楽しむ」ことだと考えています。働くのが楽しくなければ、なぜ楽しくないのか、どうすれば楽しくなるのか、というところまで考えてもらうのが、今回の施策の目指すところです。

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あっ……ようやく顔が見えた(可愛い)

 

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終わりに

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実際に一緒にお仕事してみると、担当者が自宅作業している日があったりと「本当にあの制度(在宅勤務制度)使われているんだ」と感じる機会が多々あったとか(パーヤン談)。

明石さんに直接尋ねてみたところ、「はい、利用してます」とのこと。関西のご実家に戻って仕事することもよくあるのだそう。めちゃくちゃ羨ましいですね〜! LIGも早くそうなってほしいものです。

社長〜! このサイトよく読んでおいてくださいね〜!
https://cybozu.co.jp/20th/

 

社員一同より❤︎

ぐっさん
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ぐっさん

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