こんにちは。
野田クラクションべべーです。
現在は、「旅と音楽」というバンドを結成し、全国を旅しながら地域の魅力をMV(ミュージックビデオ)にして届ける活動をしています。
今回は、宮城県石巻市にやってきました。
石巻市には、地方卸売市場としては国内で最大級の「石巻魚市場」が存在します。
場所はこの辺。
今回は、石巻の漁業シーンを盛り上げる活動をしている「一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン」の皆様と共に、「漁師」をテーマにした曲を作りました。
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タイトルは『潮騒』。
漁師さんの生き方などを壮大なトラックと共に歌い上げました。
実際に漁を体験して、揺れる船の上で仕事をする大変さや食材一つに対して多くの人が関わっているということを学びましたね。
撮影の様子や石巻のこと
まず初めに、漁師が減少している水産業を盛り上げる活動をしている「フィッシャーマン・ジャパン」のオフィスにやってきました。
三陸の若き漁師の皆さんが「カッコいい・稼げる・革新的」という目標を掲げて、次世代に繋がる未来の水産業の形を表現しています。
目標の一つである「カッコいい」のコンセプトの元に作られたプロモーションビデオ。
漁をしている様子などを見ることができますよ!
この日、オフィスにたまたま居合わせた銀鮭漁師の鈴木さん(写真 左)とホタテ漁師の高橋さん(写真 右)。
爽やかスマイルが印象的ですが、船の上ではキリッとした表情になるんだとか。
他にも、ギョサン(漁協サンダルのこと)や
Tシャツ、
東北漁業男子カレンダーなどを販売しています。
今までにはなかった「漁業」のプロモーションをしていて勉強になりました。
絶品あんこう鍋にメンバーも思わず……
石巻の旬のモノが食べられる「四季彩食 いまむら」にやってきました。
こちらでは、その日に採れた新鮮なあんこうを使った鍋をいただくことに。
あん肝が溶け込んだ濃厚スープ。
身や野菜の味も、濃厚スープに絡んで絶品でしたね。マジで美味しかったです。
国内最大級の魚市場「石巻魚市場」で競りを見学した
翌日、「石巻魚市場」にやってきました。
この市場は、東日本大震災で被害を受けてしまいましたが、国内公共建設工事では初の「アットリスクCM方式」で再建したそうです。
通常、建設工事をする際にかかる費用は、行政から細かく承認をもらわないと進められません。
しかしアットリスクCM方式では、マネジメントを専門とした第三者が発注者や設計者として動くことで、「工期遅延や予算超過」などを減らすことができるわけです。
その結果、10年かかると言われていた建設工事を3年で完成できたそうです。
今回は、石巻魚市場株式会社の協力で市場の見学や競りの様子を見学させてもらうことに。
滅多に入ることのできない漁港に興奮気味のメンバー。
トラックメーカーの観音さん(@mozlog)。
魚を見てずっとニヤニヤしてました。怖かったです。
シンガーソングライターのとぴさん(@Topi_)。
カメラを向けるとギャルっぽい雰囲気を醸し出してきます。怖いです。
カモメが空を飛ぶ中での撮影。
うんちが口に入るんじゃないかと思いました。怖かった。
新しい石巻魚市場では、汚染源を「持ち込まない」「つけない」「増やさない」といった考えの元、IDによる入退場や衛生的な運用を確認するために無数の監視カメラによる映像記録を取るなどの、徹底した衛生管理が施されています。
そのような取り組みにより、水産庁が定める国内で最高の衛生管理基準レベル3を達成しています。
こういった清潔な環境で安全な魚が食卓に並ぶと嬉しいですね。
また、近くにある「斎太郎食堂」では市場で水揚げされた魚たちをリーズナブルな価格で食べることができます!
魚市場で見学をしたあとは、美味しいご飯を食べてくださいね。
「ホタテさん、ありがとう」と思えた地獄の漁
最終日は、十三浜(じゅうさんはま)にある5家族で協力しあう漁業生産組合「浜人」(はまんと)さんにやってきました。
ちなみに、僕と観音さんが着ているこの服は「株式会社アーバンリサーチ」と「フィッシャーマン・ジャパン」がコラボをして作った業界初の「漁師ウェア」。
漁のときはもちろんですが、DIYをしているときやフェスの際などの普段のシーンでも着ることができるのが、オススメです。
こちらでは、「ホタテ漁」に参加させていただきます。
ラッパーの狐火さん(@kitune_bi)さんととぴさんは、体調不良により断念。
ふたりの分まで全力で働こうと思います。
ホタテのことを分かっていないふたりに優しく教えてくれるのは、フィッシャーマンの阿部さん(写真 左)。
作業は、まだ夜が明ける前の午前5時ころから始まります。
ひとつのブロックに12個のホタテを入れていくのですが、いかに素早く正確にやるかがポイントです。
と、こんな感じでホタテの仕分けをしていきます。
その後……
先ほど仕分けたホタテたちはフォークリフトで漁港まで運ばれて、
積み込まれていきます。
空が明るくなってきたところで、船に乗って養殖エリアに向かうのですが、ここで問題が発生。
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すごく気持ち悪い。
想像以上の波の揺れに嘔吐が止まりませんでした。
十三浜は荒波で有名な地域らしく、その影響で筋肉質で「肉厚」なわかめやこんぶ、ホタテが育つそうです。自然のパワーやばい。
観音さんは、顔を紫色に染めながら笑っていました。ここ最近で1番怖かったです。
立っているだけでも辛いのに、作業をしている漁師さんたちは流石ですね。
僕も手伝ったんですけど、しんどすぎて記憶があんまりないです。
最後は、皆さんでパシャリ。
やっぱり、自分が食べているモノなどが作られるまでの体験をすると見方が変わりますね。貴重な体験をありがとうございます!
震災後に漁師の数は減少する傾向にあるという石巻市の状況。
「フィッシャーマン・ジャパン」のような若い人たちが漁業のシーンを盛り上げる取り組みは素敵だと思いました。また、石巻市では「漁師さんの求人」や「漁師を育てるプロジェクト」などもおこなっています。
それでは、最後にもう一度。
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石巻市の皆様、本当にありがとうございました。
ホタテが成長したころにもう一度遊びにきますね! 狂ったように食べ尽しに。
旅と音楽に興味を持っていただけたら!
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楽曲の配信や記事公開のお知らせ、ロケの様子をリアルタイムで発信しています。
以上、野田クラクションべべーでした!
次はどこに旅しようかな〜