冬は寒いなぁ…
こんにちは、ライターの紳さん(@shinsan_lig)です。
こんな寒い日にはシチューでも食べてぬくもりたいところ…
ところでシチューといえば、こんなことを考えたことはないですか?
「お店でホワイトシチューが食べたい」
と。
ホワイトシチューはあらゆる料理の中でも最上位に位置する、相当美味い食べ物ですからね。
- 美味い食べ物ランキングBEST5(2017年最新版)
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1位 グラタン
2位 ホワイトシチュー
3位 カニクリームコロッケ
4位 ひじきの煮物
5位 ひじき(単体)
ちなみに僕はビーフシチューよりもホワイトシチューの方が断然好きなのですが、街のレストランでメニューにホワイトシチューがあるお店を見たことがありません。
ビーフシチューはよくあるのに、なぜホワイトシチューを置くお店は少ないのでしょうか?
…そもそも、存在するのか?
都内でホワイトシチューが食べられるお店とは
ネットで検索した結果
ホワイトシチューが食べられるお店はマジで少ない
ということがわかりました。 でも、存在はするみたい!
錦糸町のガード下にある「レストラン SHIRATSUYU(シラツユ)」にて、メニューにホワイトシチューがあることを確認!
さらに取材OKもいただいたので早速、行ってみることに。
こちらは創業44年という老舗の洋食屋さんで、ホワイトシチューも30年以上やっているとのこと。
メニューのオススメにもホワイトシチューが。名物料理なんですね!
期待に胸がふくらみます。お店で食べるのは人生初!
待つこと15分…
特製ホワイトシチュー、キター!!!
集中線を外し、落ち着いて見てみましょう。
具材のメインはロールキャベツ。引き立て役にニンジン、コーン、インゲン。
なかなかファンタジックなホワイトシチューですぞ、これは。
それにしても、凍える身にアッツアツのシチューのありがたさよ…
早速、いただくとしましょう。
ロールキャベツ、でっか!!
「シチューかくれんぼ」という遊びがあったとしたら、真っ先に見つかってしまう存在感。
パクリッ
おいしいっ!!
やさし〜い、味わいです。 じんわりと体に染み渡るコクと旨味。
ロールキャベツの中にはギュッとミート。
溢れ出す肉汁がスープをより深い味わいにしていきます。
ちなみに僕、シチューにはライスも合わせるタイプ。
ホワイトソースと米の組み合わせは容易に人を快楽の世界へと導きます。
こちらのお店ではパンとライスを選ばせてくれるのですが、ライスも選択肢に入れてくるあたりが好き。
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それにしても、こんなに美味しいのに、どうして扱うお店が少ないのでしょうか?
絶対、人気になるメニューなのに! 冬はガッツリ儲かるのに!
飲食店はすべからくホワイトシチューを提供して、さっさとシチュー御殿を建てるべきです。
実際に作っている人に真相を聞いてみた。
お店のシェフ、笠原雅昭さんに話を聞いてみました。
普段からホワイトシチューを作っているだけあって、とても爽やかな外見の方です。
お店の内装も華やかですし、お金もたくさん持っているのでしょうね。

笠原シェフ。荒稼ぎしているところ、お時間をいただいてすみません。

大丈夫ですよ。あと、荒稼ぎはしてません。

そうですか。ところで、ホワイトシチューって作るのは大変ですか?

いや、他のメニューに比べて特別大変ということはないですね。

なるほど。では、意外とコストが高くて採算が取りにくいとか?

いや、まったく。そんなこともないです。

えー。じゃあ、もしかして人気がないとか?

ホワイトシチュー、めちゃめちゃ人気ですよ。ウチの店では特に。

ですよね。めっちゃ美味しいし、儲かりすぎて笑いが止まらないのでは?

そんなこともないですが、どこでも人気メニューだと思います。

それではなぜ、ホワイトシチューが置いてある店は少ないのですか?

仕込みが大変だからだと思います。

えっ? 先ほど、作るのはそれほど難しくないと…

作るのは難しくなくても、商売としてやっていくには色々と考えないといけないことがあるんですよ。

なるほど。例えば、どういうことですか?

まず、牛乳を使っているので日持ちがしません。専用に仕込むのはリスクがあるんです。

なるほど。大量に作って置いておくということが難しいんですね。

また、色がすぐ汚くなるので長時間煮込むようなことができないんです。となれば、具の野菜とかも別々に仕込む必要があるんですよね。

そうなんですか。 そういえば、こちらのお店のシチューの具はグラッセしたニンジン… コーン… インゲン…

お気付きの通り、ハンバーグの付け合わせに使っている野菜をシチューの具として使っています。

おお! 創意工夫ですね。全然違和感なくて美味しかったです!

ロールキャベツだけは別に作り、それとホワイトシチューを合わせたものがウチのお店の看板メニューなんですよ。

家庭で食べるように、鍋に具が全部入った状態でホワイトシチューを仕込むというのは大変なんですね。

専門店でもない限り、厳しいでしょうね…

それと、お店には色んなメニューがありますよね。お客様はその日の気分で、様々な選択肢の中から食べたいものを選びます。

はい。メニューはたくさんある方が嬉しいですよね。

様々なニーズに応えるため、私たちもなるべく多くのメニューを用意したいのですが、メニューが増えれば増えるほど仕込みが大変になります。そんな中、色んなメニューに使える共通の材料やソースがあればお店の負担を減らすことができるのです。

と、言いますと?

シチューを置いてるお店で、「圧倒的にビーフシチューが多く、ホワイトシチューが少ない理由」はデミグラスソースの汎用性の高さにあると考えています。

そうか! デミグラスソースならビーフシチュー以外にハンバーグやハヤシライスにも使う。洋食屋なら大量に仕込みますよね。

なので、メニューにシチューを置くとしたら、やはりビーフシチューということになりますよね。

なるほど… ホワイトシチューを見かけないのは、そのためか。

あ、でもグラタンがあるじゃないですか! ホワイトシチューと似たようなものですよね?

それが全然違うんですよ。グラタンとホワイトシチューは作り方からして違うので、仕込みを同じにはできないんです。

そうなんだ… そりゃ、わざわざホワイトシチューに手を出さないわ…

あれ? それでは、どうしてこちらのお店ではホワイトシチューを?

実は、ウチのお店のメニューに「木の子スープセット」というのがありまして、それがホワイトシチューのベースに使えるものなんです。自家製パンの中にホワイトスープを入れるという料理なのですが。

なるほど。それにハンバーグとかの付け合わせに使っている野菜を入れることで仕込みの労力を軽減しながら、提供しているというわけなんですね。

ザッツライト!!

イェアー!!
いやー、なんでも聞いてみるものですね。めちゃくちゃ勉強になりました。
笠原シェフ、本当にありがとうございました。 ごちそうさまでした!
専門店でない限り、レストランでお目に掛かることは少ないホワイトシチュー。
こちらの「レストラン SHIRATSUYU(シラツユ)」では一年中食べることができます!
※ただし、ガード下の耐震工事のため2017年2月〜6月までは休業するそうです。
ホワイトシチューが食べられるお店まとめ
さて、こちらのお店の情報を「Stampit/スタンピット」というサービスを使って、お気に入りスポットとして登録しました。
Stampit/スタンピットは、みんなが見つけた「とっておきのスポット」をまとめて共有できるサービスなんです。
今回、僕は都内でホワイトシチューが食べられるお店の貴重な情報を集め、「ホワイトシチューが食べられるお店まとめ」として公開しました。
「ホワイトシチューを食べたいけどお店を見つけるのが大変…」という方は是非、参考にしてください。オススメのお店ばかりですので!
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こちらの動画はStampit/スタンピットの使い方を大変わかりやすく説明してくださってます。
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