株式会社いいオフィスFC募集その2
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2017.03.04
#7
それゆけ!カリカチュア帝国

【描いてみた】Adobe Sketchの手書き感が凄すぎるので実際に手描きと比べてみた。

田中ラオウ

こんにちは、カリカチュアアーティストの田中ラオウです。
まずはこちらをご覧ください。

高木さん

高木

私はこのような顔を誇張した人物画「カリカチュア」を描いています。

カリカチュアについてのご紹介はコチラの記事をご覧ください。


当連載「それいけ!カリカチュア帝国」はカリカチュアの世界チャンピオンである僕、田中ラオウの「日本にカリカチュアを広めたい」という切実な願いを叶えるため、渾身の筆圧をもって執筆させていただいているブログです。

今回は日々進化を遂げるモバイルデバイスの作画アプリを使ったドローイングをご紹介します。

描いてみた

↓↓まずはこちらの画像をご覧ください。↓↓
デジタルデッサン2完成

↓↓続いてこちらをご覧ください。↓↓
手描きデッサン完成

これらの画像はどちらも僕が同じモチーフを描いたデッサンなのですが、実は片方はiPad Proで描いたデジタルドローイングです。どちらがデジタルか分かりますか?

ディテール

↓↓1枚目のディテール↓↓
デジタル細部

↓↓2枚目のディテール↓↓
手描き細部

わかりましたか?


正解はこちら。 

デッサン比較
【デジタル作画環境】 デバイス:iPad Pro、Apple Pencil

名称未設定-2 使用アプリ:Adobe Photoshop Sketch
http://www.adobe.com/jp/products/sketch.html

昨今の作画アプリの手書き感は本当に凄いですよね。特にこのAdobe Sketchには感激しました。ブラシのインク量から紙のテクスチャまで緻密に再現されています。開発者はなぜこれほどまでに手描きの再現に躍起になっているのでしょうか。ここまでくるともういっそのこと手描きでいいんじゃないでしょうか。

アドビにお話を伺いました

Adobe Sketchが一体どんな目的で作られたのか、デジタルデバイスで手描き感を表現することの意味などを率直にお聞きすべくアドビさんにお邪魔しました。

トップ

 

今回僕の素朴な疑問に答えて下さるのはこの人。Adobe Creative Cloud エバンジェリストの仲尾さんです。見るからに優しそうなので不躾な質問をしても許されそう。

仲尾さん2

仲尾 人物紹介:仲尾 毅

Creative Cloudエバンジェリスト。2012年、Creative Cloud登場と共にアドビ入社。Creative Cloudの伝道師として、アドビの最新技術・製品・サービスの訴求と移行促進に従事。クリエイターにとってメリットのある最新情報をいちはやく伝える。Twitter @tsuyon

早速質問してみた

ico
仲尾さんこんにちは。Adobe Sketchはなぜこんなにリアルな手描き感が出るんですか?
ico
Adobe Sketchの目指すところがまさに手描きだからです。昨今モバイルデバイスのテクノロジーの進化で筆圧感知やレイテンシー(手のスピードについていく能力)の精度上がってきており、タブレットなどでも細密な絵が描けるようになりました。
ico
アドビは、パソコン上での作画に定評があるPhotoshopを持っていましたから、このPhotoshopのブラシ機能をモバイルデバイス用に最適化できれば手描きのような描き味が再現できるのではないかという発想でAdobe Sketchが開発されました。
ico
正式名称もAdobe Photoshop Sketchと言うんですよ。
ico
そうなんですね。でもこれだけリアルな手描き感を再現されると僕なんかは最初からアナログで描けば良いのではと思っちゃうんですが、デジタルで手描きを目指すことのメリットはどこにあるんですか?

1

ico
ははは。もちろんアナログが究極だと思いますが、デジタルのメリットもすごく沢山あると思いますよ。例えばレイヤー機能。Adobe Sketchは下書きレイヤーもドローイングレイヤーも好きな数だけ持つことができます。
ico
あとは取り消し機能。アナログだといくら消しゴムをかけても何かしらの痕跡は残ってしまうものですが、デジタルだと完全な消去が可能なので書き損じも無かったことにできます。
ico
確かに。完全に取り消せるならペン入れで緊張する必要もなくなりますね。
ico
あとは画材そのものをデジタルで実現していて、それをカスタマイズできますので、まぁ言ってみれば画材を買うお金がかからないということですかね。
ico
いやぁそれは大きいですね。あと画材持ち運びの手間が省けますよね。手描きの絵って描いた後の片付けが意外とめっちゃめんどくさいんですよ。絵に集中力を使い切ってるんで片付けは誰かやってくんないかな、という感じで。アクリル絵の具なんかサボるとカピカピになって一式が再起不能になりますから。

田中3

ico
このブログの読者のなかにはイラストに興味がある方やイラストレーターを目指している方も多いと思うんですが、アドビが例えば何かの仕事でイラストレーターを募集することはあるんですか? イベントなり、何かの製品のモニターなり、コンテンツのアイキャッチとしてのイラストを募集など。
ico
直接募集することはないのですが、クリエイターが作品をショーケースするBehanceを Creative Cloud のサービスの一環として提供し ています。
ico
オンラインポートフォリオコミュニティサービスですね。

立ち上げ

ico
はい。例えばデスクトップアプリ起動時の画面は、実際にクリエイターさんがBehanceにアップロードした画像、あるいはそういったクリエイターさんにアクセスして描いてもらったものを使用しています。
ico
ということはBehanceに作品をあげるとアドビの目にとまる可能性があるということですか?
ico
アドビの目というよりも、アーティストやアート作品の起用を検討している企業へのアピールになります。特にいいね!(評価)をたくさん獲得している作品は目にとまりやすいと思います。
ico
なるほど。いいね! を獲得するコツなどがあれば教えて下さい。
ico
Behanceはひとつのプロジェクトに対して何枚でも画像を紐づけられます。完成作品だけじゃなく、そこに至るまでの制作過程や、どのようなものから着想を得たかなどが解説してあると、見る人も作家のマインドが想像しやすく、結果的にいいね! が付きやすい傾向にあります。
ico
ただ完成画像をポンと置くだけではなく、作品をプレゼンする感じでしょうか?
ico
そうですね。あとはBehance以外でもDESIGN JIMOTOやCreative Jamなどクリエイター向けのイベントも開催してますので、ぜひ参加していただければと思います。
ico
イベントの開催情報はどこで確認できますか?
ico
アドビのブログですね。あとは私のTwitterFacebookでも情報を共有してますのでフォローしていただければ。

対談

ico
最後インタビューっぽく締めたいので若いクリエイターに向けたメッセージなどをください。
ico
ははは。なんだろう。先入観とか偏見を持たずに色々チャレンジしてください、という感じでしょうか。鉛筆が最初に発明されたときは「こんなもので絵を描くなんて邪道だ」とアート業界で言われてたかもしれないですよね。アナログじゃなきゃダメとかデジタルこそがという先入観を捨てた方が可能性は広がるんじゃないかなと思います。
ico
うわー。鉛筆が邪道なんて考えもしなかったですが、確かに最初はそうだったかもしれませんね。なんだか視野が広がった気がします。仲尾さんありがとうございました。

まとめ

今回作画アプリについてうかがう目的でお邪魔したんですが、思いがけず若手クリエイターにとって有意義な情報もお話しいただけました。特にこれから名前をあげていきたいと考えている人にとって以下はすぐにでも無料で実践が可能ですのでチャレンジしてみる価値があると思います。

・ブログやTwitterなどで最新情報をフォローする
・Behanceに作品をアップする
・競技型のキャンペーンにエントリーしてみる
仲尾さんはクリエイターからのSNS上でのメッセージなども受け入れているそうで(返信のお約束はできないとのこと)、イベント会場などでも見かけたら気軽に声を掛けてくださいとおっしゃっていました。Behanceでも他のクリエイターとのコメントのやり取りなどができます。世の中何がきっかけになるかわからないので何事も積極的にチャレンジしていきたいものですね。

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田中ラオウ website 「The Artwork of Raou Tanaka

田中ラオウ監修 似顔絵販売 「似顔絵制作ドットコム