こんにちは、ライターのキャシー(CK_livi)です。
皆さんは、今勤めている会社に満足していますか?
厚生労働省の発表では、大学新卒者の約 30 % が 3 年以内に会社を辞めているそうですが、彼らはどのように第二新卒として転職活動をおこなっているのでしょうか?
第二新卒って何歳まで?
こんな私でも転職できるの?
その前に、今の会社ってどうなの?
今日は 20 代の転職に関するさまざまな疑問を専門家に聞いてみたいと思います!
来ました来ました!
マイナビジョブ20’sという 20 代・第二新卒専門の転職サービスに関わっている 3 名です。
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ひろさん 20 代で転職経験のあるWebディレクター。ニューヨーク歴 7 年の帰国子女。ちょっと服がダサい。 |
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ふくこさん 親のように諭し、姉のように励ます、愛情たっぷり炎のキャリアアドバイザー。 |
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たじーさん ドライブが楽しそうだったので、思わずついて来てしまったマイナビジョブ20’sのマーケター。 |
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これから車に乗って、とある場所に向かいたいと思います。
いざ、レッツゴー!
キャリアアドバイザーに聞く、20代の転職の疑問9選
Q1. 第二新卒って何歳まで?

第二新卒って、何歳から何歳までを指すんですか?

新卒で入った会社を1〜3 年くらいで退職して転職をしようとしている人たちを第二新卒と呼んでいるので、一般的には 20 代中盤を指します。

例えば大学の卒業が遅れて、 30 代でも社会人歴 2〜3 年の人もいると思いますが、その方々も第二新卒に入りますか?

ちゃんとした年齢の定義はありませんが、 30 代になると第二新卒と呼ぶのは難しいと思います。マイナビジョブ20’sの場合は、こちら側でサービス対象者を 20 代までと区切っています。
Q2. 「とりあえず3年」は本当ですか?

一般的に 1 つの会社では少なくとも 3 年は働いたほうが良いという意味で「とりあえず 3 年」と言われていますが、それは本当ですか?

1 年で辞めたとしても転職先を探そうと思えば全然あります。ただ、短ければ短いほどストレス耐性がないと思われたりするので、 3 年頑張ったという実績があるほうが転職しやすいです。「とりあえず 3 年」というのはよく言われる話ではありますね。ただ……

ただ……!?

3 年という長さも大事ですが、 1 年の濃さも大事です。何ができるようになり、仕事の流れをどこまで把握できるようになったのかなど。長さも大事だけど質も大事だよね、と言っている人事もいたりするんですよ。

極論、実績さえあれば 1 年で辞めたとしても問題ないと捉えてくれる会社もあるってことですね。

その通りです。でも 1 年未満で辞めてしまうと不利になることが多いです。

なぜですか?

1 年を通して仕事の流れを理解するという意味では、最低でも 1 年いた方が強みになるからです。

なるほど。季節によって仕事内容が変わる会社も多いですもんね。
Q3. 20代である強みは?

20 代である強みって何ですか?

20 代の一番の武器はやはり若さ、そして吸収力。年齢を重ねると転職の際に実績や経歴が必要になってきますが、 20 代のうちはやる気や人格を見てもらえるので、未経験の職種や業界を狙っていけます。

30 代でもやる気満々の人いっぱいいますが、未経験だとダメなんですか?

ダメということはありませんが、 30 代になると自分の働くスタイルが出来上がっている方が多いので、未経験として受け入れることを懸念する企業もあります。どうせ未経験なら 20 代の若手を入れて教えていったほうが伸びしろも見えてきますよね。

若さは武器かぁ……。

20 代の女性は結婚や出産のライフイベントの心配も 30 代の女性より少ないので、 20 代だからというメリットは大きいと言われています。

ライフイベントを経て生活スタイルが確立される前に、より適した場所に転職するのは賢い判断ですね。
Q4. 大企業と中小企業の転職希望者は、志望動機に違いはあるの?

大企業からの転職希望者はどのような悩みが多いんですか?

思っていたのと違う、もっと最前線で裁量権を持って仕事したい、というような悩みですね。給料が下がってもいいから辞めるという人が多いです。

お金よりも経験が大事というのは、若々しくてマッチョな考え方ですね。

某大手商社で働いていた男の子が、半年間ずっとハンコを押す仕事をしていて「やりがいを感じられない」と相談に来ました。大手では確かに年齢を重ねれば面白い仕事ができるのかもしれませんが、 20 代の今を充実させたいということで転職を希望したんですね。

成長意欲が凄い!

中小企業からの転職希望者は、待遇や環境の悩みが多いです。

具体的には?

例えば、給料の上がり幅が少ないとか、ボーナスが少ないとか、手当が充実していないとか。あとは、経営方針が合わないって人もいます。

マイナビジョブ20’sを利用する人の男女比率はどれくらいですか?

男女半々くらいです。

性別特有の悩みはありますか?

女性はやはり結婚や妊娠を意識しています。社内に女性の先輩がいないとか、結婚すると辞めていく女性社員が多いとか、長期的にこの会社でキャリアを積めるイメージが湧かないという人が転職をしていますね。
Q5. それぞれの職種が抱きやすい不満は?

営業職の人は、ノルマのプレッシャーに疲れちゃう人が多いですね。商材に興味が持てなくなったとか、これだけやっても給料上がらないなら他の会社に行きたいとか。

営業は永遠プレッシャーですよね。そういう人達は次にどんな職種を希望されるんですか?

営業に疲れた人は、男女ともに事務職などの内勤を希望する人が多いです。もしくは、「営業がダメなら何があるんですか?」と相談してきます。

事務職も大変だと思いますけどね。

そうです。事務職はイメージ的に楽に見えてしまうと思うんですよ。そこはバッサリ「そんなことない!」って伝えます。

営業から他の職種を希望する人には、悩みを聞きつつ、本当に営業という職種が転職の原因になっているのか掘り下げます。営業職の求人は多いので、せっかく営業経験を積んでいるなら営業のスタイルを変えてみない? って提案してます。

どんな提案ですか?

今まで新規開拓の飛び込みやテレアポ営業をしていたなら、ルート営業や反響営業にして、お客さんから問い合わせがくるスタイルや、既にお付き合いのある営業先との関係構築を大切にする営業に就けばいいんじゃないかなって。具体的に営業の仕事の何が嫌で、それが解決できるなら他の営業もあるんじゃない? って話をします。

気が楽になるし、視野が広がるアドバイス!

マイナビジョブ20’sの利用者はどんな職種が多いんですか?

営業、接客、サービス業の人が多いです。希望する転職先としては、イメージしやすい営業と事務が多いです。接客業やサービス業は敬遠されることがありますね。

なぜですか?

土日に休みが取れないとか、給与が良くないとか、体力的にきついとか。保育士さんや美容師さんも相談に来たりしますよ。

美容師さんはそれこそ専門的な技術職なので、次も美容師さんというイメージだったのですが。職種を変えたりするんですか?

美容師さんは事務や接客・営業に転職することが多いですね。あとは、そういう方々には、未経験文理不問のSEを紹介したりします。ただ、勉強しなきゃならないので、そういう動きができるのであればSEやってみない? って。

うひょひょ〜
Q6. 本当に自分に合う職種の見極め方は?

自分に合う職種って、どうやったら見極められるんですか?

職種によって求められる人物像があるので、そこに当てはめるというのが一つあります。あとは、とことん本心を聞き出しますね。

本心?

自分は何が好きで、何が得意か……って本当の気持ちを話してもらうんです。

前職で成長したことや身についたことを自覚させて、本人がそれを得意(好き)と思えば何でもできると思うので。好きなことを生かせる仕事は何だろうって一緒に考えます。

自分を見つめながら、一緒に選択肢を絞っていくんですね。

はい。「◯◯はしたくない〜」といったネガティブな情報よりも、本人の興味や得意なこと、好きや楽しいなどの情報で作っていく感じです。
Q7. 転職を希望する会社のリアルな社風を知るコツやポイントは?

リアルな社風を知るために私がお勧めしているのは、会社が成り立った背景や会社の理念を調べることです。どういう思いで会社がつくられ、どういう思いで事業をおこなっているのか知ることで、その会社が将来進もうとしている方向もなんとなく見えてきます。

まずは相手を知るということですね。

そのためには、会社のコーポレートサイトを隅から隅まで読み込むのが大事です。ホームページでクリックできるところは全部クリックしようと伝えていますね。事業とは直接関係ないCSR活動も、その企業が社会とどのように関わっていこうと思っているのかが分かるので読むべきです。

ほかにもありますか?

あとは、社長インタビューを読むことで、考え方や社員たちにどのような働かせ方をするのかがわかります。その企業と関わる情報にできるだけ接することで、会社のリアルな姿を知ることができます。
Q8. キャリアアドバイザーをやっていて嬉しかったことは?

キャリアアドザイバーをやっていて、どんなときにやり甲斐を感じますか?

最初は考えがネガティブだったり卑屈になっていた方が、転職活動を通して成長していって、自分の未来に希望を持つようになっていく姿を見るのが嬉しいです。

なぜ嬉しいんですか?

私達は相談に来た方に対して、仕事を通して何を実現したいのかを徹底的に聞きます。そして、そのことを実現するために、どんな知識・能力が足りていないのかを伝えて気づいてもらうようにします。でも、その後に行動・決断するのは結局本人です。転職したい人に私たちができることは、きっかけを与えることだけ。だからこそ、ネガティブになっていた方が、面接対策や選考をクリアすることで成長していって、最終的にその人自身が企業から認められて内定をもらう姿が嬉しいんです。

転職を通じて、なりたい自分を叶えていくってことですね。

うつ病や適応障害と診断された相談者も中にはいます。何のために働いているんだろうとか、考えすぎちゃう人が多いと思うのですが、意外と職場を変えれば考え方が変わり仕事に前向きになれる人もいます。

ほう。

真面目だからこそ、考えすぎてしまうんですよね。でも、世の中に仕事はいっぱいある。働く意味を考えすぎてしまう環境にいるなら、その環境を変えてみればいいんですよ。

なるほど。

今の職場を絶対だと考えていたり、何がやりたいか分からない方にもよく聞くのが、「どうしてもやりたくない仕事は何か」という質問です。理想の仕事に出会えるとは限りませんが、視野を広げて周りを見れば、前向きに働ける職場は必ずあるはずです。だから、自分の頭の中で全て解決せず、視野を広げて周りを見ることも大事だと思います。
Q9. 第二新卒でも、いけますよね?

ぶっちゃけ、第二新卒でも、いけますか? 根性が足りないとか、ネガティブな印象を抱かれてしまいませんか?

大丈夫です。いけます! ネガティブになってる人や自分でブレーキかけちゃってる人が多いのですが、転職はしたかったらした方が良いということです。活動すること自体は罪でも何でもありません。活動した結果、今の会社の良さに気づく人もいるんです。活動することによって悩みやモヤモヤがなくなるんだったら、迷わずにしたほうがいいです。不満や愚痴からスタートしても、前向きに成長したいとか稼ぎたいとかじゃなくて、ネガティブなところから始まった人もちゃんと成功していますよ。

ところで、どうしてこんなところまで来たんですか?

「転職も人生も紆余曲折、でも登りきったら美しい景色が待っている」ってことを視覚的に伝えたかったからです。
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さいごに
今の職場で不満や悩みを抱いている人は、まずはキャリアアドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか?
もっと適した場所があったり、もしくは現状を客観的に見てくれる人と話すことで今の職場が恵まれた場所だと気づくかもしれませんね。