こんにちは、カリカチュアアーティストの田中ラオウです。
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私はこのような顔を誇張した人物画「カリカチュア」を描いています。
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当連載「それいけ!カリカチュア帝国」はカリカチュアの世界チャンピオンである僕、田中ラオウの「日本にカリカチュアを広めたい」という切実な願いを叶えるため、渾身の筆圧をもって執筆させて頂いている連載です。
連載3回目の今回は、皆様の今後の人生の選択肢のひとつとして世界チャンピオンを検討してみるのはいかがでしょうか、という内容になっています。
僕は世界一はわりと誰でもなれると思ってますので、文中にその理由をまとめました。これを読んであなたも何かしらの世界チャンピオンになろう!
1. そもそも目指している人が少ない
世界一と言うと人類63億人の頂点という事であり、ハンパない立ち位置です。今なにも結果を出してない人が、ある日いきなり世界一を目指すと宣言したら周りはどう思うでしょうか?
「うわ、こいつイタイなー友達やめよう」とか「最近自己啓発系の本でも読んだんか? 底が浅そうなやつだ。友達やめよう」とか思われかもしれません。
だからこそチャンスがあります。
そもそも、ほとんどの人は世界一を目指しません。理由は、難しそうだから。このイメージはおそらく万国共通でしょう。ということは本気で目指してる人自体が世界でもほんの一握りなんです。業界が成熟している競技以外は、意外とプロの世界でも本当の一番を目指してる人って少ないですからね。同年代で考えると多くても世界で20人くらいでしょうか。(個人の感覚です)
その一握りの人に競り勝てば世界一になれます。
2. 確実に達人になれる方法がある
自分に世界一なんて無理だと思ってる人は結果を焦りすぎているだけな気がします。なんとなく今の自分の延長上で戦うイメージをして無理な気分になってしまっているのではないでしょうか。
世界と戦う頃には今の自分とは全く別人ですから、今負ける想像をしても無意味です。どんな種目だって30年もやり続ければ誰でも相当な達人になれます。30年と聞くとなんだか難しそうに聞こえますが、重要なポイントは誰でも相当な達人になれることです。
誰でもやりさえすれば達人になれることが確実なんですから、あとは目指すか目指さないかだけの話です。
3. モチベーションが保ちやすい
世界一を目指すと周りに応援してくれる人が増えていきます。前述の通り、世界一を目指す最初の1~2年は「こいつなんか言ってんぞ」的な白けた目で見られることもあるでしょう。クオリティを示せなければ口だけと言われても仕方ありません。最初は、勢いとクオリティを出せない悔しさがモチベーションになります。
僕なんかは世界大会で結果を出す前に、先輩から「練習しても上手くならないくらい才能ない」と言われたことありますからね。先輩残酷すぎ。自殺させる気か。
でもプライドが傷つかないところに成長なんてありません。いずれ世界一になれば全員見返せます。徐々にクオリティを示せるようになってきたり、技術不足で苦しい中でも踏ん張って続けたりすると、応援してくれる人が増えてきます。そういう人たちをガッカリさせたくない、という思いも達成するためのモチベーションになっていきます。
あとは単純に世界一を達成した場合のメリットがたくさんあるので、苦しい時はそれらを心の支えにします。動機はひとそれぞれですからこれは僕の例をあげますね。
- 世界一になればめっちゃ幸せになれる
- モテる
- 自分自身も周りの人からも自分の存在を誇りに思ってもらえる
- 外国人にもモテる
- 金持ちになれる
- 毎日昼から高級な酒をガバガバ飲める
- とにかくモテる
実際に世界一になってみると、思っていたのとはだいぶ違う部分がありますが、世界一を目指し始めてから人生が充実したのは事実です。
4. どっちに転んでもイケてる人生になるので練習に集中しやすい
世界一を目指して続けていると、なにかとてつもない困難に立ち向かっている勇者のような雰囲気が出るので、たとえ大会で結果が出なくても周りからは尊敬されます。仮に30年間世界大会で負け続けたとしても、30年間一番を目指して挑戦し続けた姿はカッコイイとしか言いようがありません。中途半端で投げ出さない限り、勝っても負けても尊敬を得られますから、人から尊敬されたいという欲望を持っている人ならば、もはやこの道には失敗がありません。失敗がないので恐れることが何もないのです。ただガムシャラにやるのみ。迷いなく練習に没頭できるでしょう。集中して取り組んだ時間の長さこそがあなたをチャンピオンまで引き上げてくれます。
あなたは何のチャンピオンになるのか
ここまであなたが何かしらの世界チャンピオンになれる根拠を書き連ねて来ましたが、そもそも目指すような種目がねーよバカと言いたい方も多いと思います。以下に自分がチャンピオンになれる種目を見つけるために効果的な方法をご紹介します。
僕のオススメは世の中のあらゆる世界大会、ワールドカップ、グランプリをひたすら調べるという方法です。僕はネットサーフィン中にたまたまカリカチュアの世界大会を知って、カリカチュアを始めました。世界大会が無ければカリカチュアは絶対やってません。
この世にはスポーツからゲームまで様々な大会が行われています。中にはこんな競技まで世界大会があるのか! とびっくりするようなものもあります。
例えばこんな競技をご存知ですか?
・カルカソンヌ……古代ローマ時代の要塞都市カルカソンヌをモチーフとしたドイツ製のボードゲーム。
・ジンラミー……コントラクトブリッジ、ポーカーと並ぶ世界三大カードゲームの一つ。
・カヌーポロ……一人乗りのカヌーに乗って水上で行うハンドボールとバスケットボールを融合したようなスポーツ。
・エクストリームアイロニング……崖や雪山など、過酷な環境の中でいかに平然とした顔でアイロン掛けが出来るかを競う競技。
・ワイフキャリング…..夫が妻を担いで行う障害物競走。
僕には全然馴染みがありませんが、これらも世界大会が行われている競技のようです。世の中にはまだ知らないだけで自分にピッタリの大会があるかもしれません。
出来るだけ早く世界一を目指したい場合に狙い目は
- 競技人口が少ない競技
- 歴史が浅い競技
- フィジカルの影響が出やすいジャンルの場合は、体重ごとのクラス分けや年齢、性別ごとの部門分けがある競技
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あたりでしょうか。
ライバルが少なければ、それだけ早く世界一になれる可能性が高まります。
まとめ
世界一を本気で目指している人はめっちゃ少ないので、素人でもこれから本気で目指せば30年以内に世界一になれる。
実際は30年も掛かんないと思いますが、とにかく人生を賭けるつもりで捨て身でひとつの事に取り組んでみると出来ないことのほうが少ないんじゃないか、という考え方です。
人生を賭けると言うとなんだか気が重くなってしまいそうですが、あの偉人はこんな事を言ってます。
【あまり人生を重く見ず捨て身になって何事も一心になすべし】福沢諭吉
僕はこの考えに基づき、素人から始めて8年でカリカチュアの世界チャンピオンになりました。
もちろん幸せの形はひとそれぞれですし、誰もが世界一を目指すべきだとは全く思いませんが、誰にでもこれだけ可能性があるので一度くらい自分の今後の選択肢として世界チャンピオンを検討してみるの面白いんじゃないでしょうか。
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