こんにちは、エディターのケンです。
私は、いま自由が丘にある「セキルバーグカフェ」というところにいます。
なぜ、ここにいるかと申しますと、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属する芸人の関暁夫さんにインタビューするためです。関さんといえば、テレビ東京のバラエティー番組「やりすぎコージー」の人気コーナー「やりすぎ都市伝説」のミステリーテラーとして有名です。
そんなMr.都市伝説・関暁夫さんに都市伝説についてあれこれを聞いてきました。
はっきり言って、ものすごく長いインタビューになっています。
なぜだと思います?
それは、最後まで読んだ人にしかわからない内容が、そこにあるからです。
信じるか信じないかは、あなた次第です。
都市伝説が広まったきっかけは、千原ジュニアだった!?
— 関さんは、都市伝説に関していつごろから興味を持ち始めたのでしょうか。
関暁夫(以下、関):都市伝説に興味を持ったのは幼少のころから。大人と喋る機会が多かったので、学歴がちょっと特殊な人たちと一緒にいたんだよね。例えば、教壇に立つ知識がある人だけど、あえて教壇に立たないような人だったり。だからその人のそばで勉強しているとよく教科書にはこのように書かれているけど、「実は…」って話をよくされたのね。その頃は一体どういうことを言っているのか理解できなかったけども、社会に出て、いろんな大人やメディアに触れていく中で、だんだんその時に言っていたことが正しいんじゃないかってわかってきた。
— その話がのちの都市伝説につながっていくということですか?
関:教科書には載ってない話をされたことが、自分の中で興味としてあったのね。最初はその幼少期の話や体験を基に「都市伝説」を(千原)ジュニアさんに楽屋でずっと喋っていたのね。それを聞いたジュニアさんが番組の企画として持っていってくれたんだよね。ありがたいことにテレビ東京の「やりすぎコージー」という番組で企画になってスポットライトが当たるようになって。だから、都市伝説を広めたのはジュニアさんなんだよね。ジュニアさんのおかげだよね。
— 関さんが話した都市伝説が、千原ジュニアさんや番組の後押しもあって広まって、いまやとても身近なところにあります。
関:都市伝説の面白いところは、実はいろいろ日常の中で情報として聞いているんだけど、それぞれが自分たちのフィルターには残らないんだろうね。でも俺は自分のフィルターに残っちゃって、点と点が線に繋がっちゃったんだね。聞いた話がもともと嘘のような話だけど、ぽっとやってみたら本当の話だったっていうのが垣間見ることができたり、本当の話のように聞こえるけど、もともと嘘だったっていうのね。
— それはいつぐらいの話ですか。
関:2005年〜2006年くらいかな。最初に本(「ハローバイバイ 関暁夫の都市伝説―信じるか信じないかはあなた次第」竹書房 刊)を出したときは、みんなネットカフェでパソコンとかやっている時期で、個人的にパソコンをあんまり持ってなかったかな。スマートフォンはもちろんのこと、ケータイもガラケーだった。でも、ちょうどそのくらいの時期に個人でパソコンやケータイを持ち始めるんだよ。ネットカフェでパソコンをやっていたグループが、だんだんブログを書くということが主流になってきた。
— たしかにその頃は、ブログを書くってすごいことでした。
関:まだウィキペディアもなかったし、「都市伝説」ってカテゴリーも何もないところから、ネットの立ち上げ時期を見ていた。今は「都市伝説」ってキーボードを打てば出てくるけど、その当時はネットに何の情報もなかったのね。そこでテレビでいろんなこと喋ったら、ちょうどネットが広まる時代背景と相まったんだろうね。「口裂け女」とかね。昔は都市伝説って言ったら「口裂け女」とかそういうのがあったけどね。今は秘密結社だ、なんだっていうのが一気に浸透して、“世の中のタブー話”がメディアで解禁になってきた。
Mr.都市伝説・関暁夫の都市伝説 6
- 著者関 暁夫
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- 出版日2016/08/01
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- 単行本(ソフトカバー)203ページ
- ISBN-104801907997
- ISBN-139784801907997
- 出版社竹書房
ここから先を読むか、読まないかはあなた次第です。
ケータイを通して進行していく洗脳、その先には…
— たしかに、最近聞く都市伝説は日常生活で触れているものだったりします。
関:今までオカルトだと思っていたことがだんだんリアルに感じるのが、楽しいところでもあるの。でも、リアルに感じるっていうのは、それは、つまりリアルなんだよってことなんだよね。日本人は特にそうなんだけど、誰も答えを出せないんだよね。そういう民族になってしまった。そこからの洗脳を解くっていう。都市伝説にはそういう力もあるからね。
— 日本人は答えを出せない民族だと感じるところは、どんなところですか。
関:日本が洗脳大国だから。メディア関係者たる人物がそのことに気づいてないだろ? 今こうやってライターさんと話をしているよね。けど、いつかその洗脳から覚めるよな。メディアを操っている側の人間だから、自分でその感覚があると思うけど、今の時代にSNSで自分自身が、メディア関係者が持つそのストレスを持たされる時代になってきているわけ。それによって、国民がメディアの洗脳から覚めるわけだよね。それが一気に冷めたときに、感情論で走るから、そのときにその感情に乗っちゃダメだよってこと。
— それはいったいどういうことですか?
関:インターネットをケータイで見ているのか、パソコンで見ているのかわからないけど、もともとそれは軍事用のお古なんだぞってことに、いい加減に気づかなきゃいけないよね。軍事用のお古は量産化されて、一般的に「最先端」という名前で持たされているわけ。
— インターネットを「軍事用のお古」として考えたこともなかったです。
関:なぜ「最先端」として持たされているかって、そこにビジネス・マーケティングがあるからだよな。軍事用のお古で、最先端で、かつ管理されたものを持っている中で、自分は自由だという発言をただつぶやいているだけにすぎないんだよね。これからはどんどん規制されていくからね。日本人はツイッターが流行ったときもさ、アメリカの影響が強いから、そういう影響受けてるやつをバカッターっていってね、見せしめみたいになっていたでしょ。
— たしかに、そんなこともありましたね。
関:それからようやくインターネットにもルールが作られていく。昨今、人工知能がインターネットを管理する時代において、本当に見せしめ的な「逮捕」は、当事者の元だけに来るからね。そこで自粛しろとまでは言わないけど、危機管理能力を持ったうえで、機械と距離を取りなさいと。
— インターネットを通して管理されていく…。
関:だから、洗脳から早く解けてくださいよってね。でも、その言葉にピンと来ない人もいると思うんだよね。洗脳されていることに気がつかないっていうのが、日本人の一番ダメなところ。今までテレビだけが一方通行で情報を垂れ流してきたものが、インターネットが登場したことにより、一つのニュースの両極限が見えるようになった。その両極限を見る責任があるんだよ。情報の両極限を見たうえで、何が正しいのかは己の目で見て判断しないといけない個の時代になった。その個の時代において、ちゃんと自我が芽生えていなければ、これからくる「進化」に対応する時代には適合できません。
わかる?
— 個が進化していく時代ですか。
関:これが世界水準になってくるんだよ。その世界水準っていう単語を、俺が言うと小生意気に聞こえるかもしれないけど、俺はファンのみんなの応援によって運良く世界を旅することができて、世界のジャーナリストの人とすごく関わってきてたりしているでしょ。ロケに行くたびにいろいろな人と会話していると、客観的に日本が見えてくるよね。日本はさ、文化・伝統は素晴らしくて誇るべきものだけど、民族意識の低下による崩壊の危機だと、本気で危機感をもたないとこの国はすべてなくなっちゃうよ。
末期の日本、テロ対象国の日本
— 危機感ですか。
関:みんな、世界が激動のなかにいるってことをあんまり実感しないよね。国っていうのは、全世界において本当にいつなくなるのかわからないからね。その中に日本も巻き込まれているっていう状況をいち早くお気づきくださいよって。
— 関さんが世界中旅していろいろなジャーナリストと付き合っていく中で、一番この国は危険だなって思う国はどこですか?
関:日本だよ。末期でやばいよ。だから都市伝説の中で提示しているわけでしょ。いろんな分野で日本に対して危ないよって言っている人はいっぱいいると思うんだよね。都市伝説は、興味の入り口なんだから、嘘か本当かはわからないけど、まず興味をもつところからなんだよね。ミステリーテラーとしては、興味の入り口までしか案内できないから、そこから先はググるなり、専門家に話を聞きに行くなり、それが軍事的な話なのか、政治的な話なのか、企業マーケティングの話なのか、人間深層心理の話なのか。いろんな要素が散りばめられているよね。
— まさにおっしゃる通りです。
関:だけどそこで自分が何に興味を持つかで新たな選択肢として、人生が開花しちゃう人もいると思うしね。だから、人生っていうのは必ずいいものだと思うね。無知は罪なりだから。そういう意味でも都市伝説を楽しんでもらいたいね。ましてや、ここまで読んでくれている人っていうのは、都市伝説が好きな人でしょ?「信じるか」「信じないか」っていう選択肢のなかで、「信じる」ことを優先している人たちでしょ?
そしたら、その直感を素直に信じなさい。
— 己に素直になるということですね。
関:そう。自分に疑いをかけるから、ずっと人に疑いをもたらすの。だから、本当の物語がみえない。自分に素直に生きることによって、物事すべてが必然的に感じることになるでしょ? そしたらその必然性っていうのが、自分の新たな未来を作ってくれるのさ。さっき言った世界の中で一番ヤバイ国はどこですか?と聞かれたときに、「なんで日本なの?平和じゃん」っていうよね。平和ボケが一番危険なの。だけど、そんなことを知らないでメディアはみんな配信しているの。
世界がどういう目であなたたちを見ているか、今一度考えなさいよと。
— 危険が迫っているのに、まったく気がついていない…。
関:日本人は、勝手に平和の主張をするの。そう思う人は、「どうぞ勝手にしてください」って思うよ。水道の蛇口をひねれば水がでて、蛇口の先には濾過器までついていて、冷蔵庫もあり、ソファーもあり、クーラーも暖房もあり、ベッドも毛布に敷布団もあって、これ以上に何の平和を主張するの? これは欲の主張なの。そんなことをわからずに、平和な主張で、みんな写っているシーンで言うだろ? 世界がどんな目で見ているかだよ。
— 便利を追い求めているがゆえの、平和ボケということでしょうか。
関:自分が満たされすぎているんだから、世界の恵まれない子どもたちに分けなさいよ。本当に主張をするならね。そんなことすら履き違えたこの国は誰も相手にしないよ。裕福がゆえに、忘れたものが多すぎる。テロ対象国、日本。
— 気がついたら、周りは敵に囲まれてしまっているということですね。
関:本当に危機感を持ちなさいよと。その上で若い君たちの世代が、本当にスイッチ1個いれて、デカいと思うであろう、メディアの社会でも何でもいいけど、立ち向かえよ。そこに自分の賞賛・賛美っていうのを持っておけ。君たちが、歳相応に本当に世界がグローバルに繋がる世界において、実社会において君たちが動かしてくんだから。だったら、戦おうよと。
2018年は、最後の審判が下る
— 若い力が世界と戦っていくと。
関:争いはダメだよ。平和を求めて、争うのはダメだよ。でも、戦わずして自由は得られないからね。戦いと争いの区別はしっかりつけるんだよ。なんでこういう話をしているかというと、本当に激動の時代が始まっているわけでしょ。戦争の足音は聞こえてきてるよね。でも、薄々みんな気がついても口に出して言わないよね。そこに対するニュースを、まだ自分のこととして検索しようとしないだろ?
— たしかにそうかもしれません。
関:いつまでもテレビの再放送を見ているんじゃないぞと。世界情勢が規制されている最中だけど、まだ緩く見ることができるものは、見ることができる時代に見ておかないといけない。情報格差が肥大に拡散している昨今において、今からでも遅くないから世界で何が起こっているか、世界情勢、世界水準を知ったうえで国内を見なければダメだよ。
— 広い視野を持って国内を見ないといけないですね。
関:もうみんな大人でしょ? 5年後も世界はあるからさ。5年後の世界を見据えて1人1人が組織を作ろうと今から動かないと、本当にそこで物事なくなって消えちゃうよ。
いきなり話のギアをあげられて、理解できないかもしれないけど、未来意志を持った理解できる人がいるからこの言葉は残しておきなさい。意識の高いところにいる人達はいるから。都市伝説をきっかけにアンテナ張っている人たちもいるから、そういう人たちが今の世界情勢をわかっているわけだから、今までオカルトだと思ってきたことが現実だと気づいたわけでしょ?
— 時代が進むにつれて、夢物語の世界が現実になってきている…。
関:今までバーチャルだと思ってきた世界が、いよいよ現実に切り替わってくるわけ。その進化に対応する時代において、自分たちが素直じゃなければ対応できない時代がきているからね。昔のしがらみをすべて捨てなさいよ。だけど世界で争いが起きはじめているにも関わらず、「そんな世の中はイヤだ」っていうやつほどケータイを持っているわけだろ? ケータイをもつということは、今後のエネルギー転換社会と超高度テクノロジー社会に投資をしているということ。今さらその争いから逃げるなよと。
— 超高度テクノロジーへの投資ですか?
関:超高度テクノロジー社会に対してのケータイは、投資の道具だろ。自分たちがフリーエネルギーやオール電化の時代を作っておいて、今まで化石エネルギーで利権を争っていた国とのドンパチを今更逃げるなよと。やっと社会の仕組みをわかってきたか? な、洗脳からいい加減覚めろよ。世界は本気で生きているからな。誰しもみんな必然的に目が冷めてくるの。それで社会の構造がわかってくるの。
— なるほど。
関:いよいよバーチャル空間上で、VRを世界に投じてくるからね。そこに対応しないとだめだよ。実社会は人とのコミュニケーションはもちろんのこと、もう高齢化社会っていうのは到来しているからな。高齢者になってくると、政治の思想や価値観を解放してくるから。民間人っていうのはそれらのいいなりになるから、政治の思想や価値観に対して絶対に感情で持っていかれたらだめだぞ。SNSなどで感情を書き込んだら人工知能にチェックされているからな。本当にIDというものを人工知能によって管理されるからな。もうマイナンバー制が広まってきているだろ?
— あ! たしかにその通りですね。
関:人工知能によって自分の思想からなにから全部チェックされて、犯罪予備軍者であろうものに分類されてくからな。自分が何を検索しているか、犯罪の意識がなかったり、書き込んだ一言に犯罪意識がなくても、見せしめ逮捕と一緒で、予告逮捕というのがどんどん流行る社会になるからな。今からでいいから、経歴を消せるものは消しておけよと。今回の「都市伝説6」にも書かせてもらっているけど、本当に2018年最後の審判が下るからね。2018年から人間選別っていうのが本格的に始まるから、そのタイムリミットまで残り1年ちょっとあるんだから、それまでに規制できるところは規制して、自分の感情は載せる必要はないからな。
結束せよ!個の時代に備えよ!立ち上がれ30代!
— ひょんなことから犯罪者にもなり得てしまいますね。
関:この国スパイ防止法がないんだから、自分たちがちゃんとアンテナを張っているかってことがこれからは重要になるんだよ。だってスパイ防止法がないってことは、政治家にそれだけスパイがいるんでしょ、わかりやすい話しでしょ。そんな国において、何を考えて、みなさん日々生活をしているんですか。
まず原点。戦争に負けた国っていうのはこういうことになるからね。100年計画で民族根絶やしにおかれるわけだよね。その中の71年目にしてここまできちゃっているんだよね。だけど、ちゃんと独立意識を持って行動している人がどのくらいいるんですか。
だけど高齢化社会だからな。年齢が一気にどんって上がるから、なおさら未来を考えるなら、いい加減目を覚ましなさいっていうのが第5弾の本かな。
— 今壮大なところからきゅっとまとまりましたね(笑)でも、重要な事は、物事の裏側に気づくべきだってことですね。
関:そう。あと人の意見に従っちゃう自分っていうのを、明確にわからなきゃだめだよね。ツイッターっていうのをやっている世代っていうのは、だいたい10代20代だよね。Facebookをやっている世代は30代。10代20代は別にFacebookやらないよね。だけど大の大人が、10代20代が書き込んだ内容を真剣に鵜呑みにしちゃうわけでしょ。子どもの意志に流されちゃっている大人が、違う路線に走っちゃって変な路線に走っちゃうわけでしょ。もうわけがわかんないでしょ、この国。
— いろんな意見にまどわされてしまっている…。
関:世界では、バイブルっていうのがあってそれが共有されているの。ユダヤは旧約聖書があって、アメリカやヨーロッパでもキリスト教でも新約聖書があるよね。イスラム教はコーランがあるよね。だけど、この日本という国は、戦争が終わってからバイブルがなくなっちゃったわけだよね。本格的な個人主義が進んだ結果、病んでいる国になっていることに気づいていないんだな。平和ボケの最たる国になっちゃっているわけ。
— おっしゃる通りですね。
関:危機管理能力も何もないのは、もうその人達の自己責任だから。何かとてつもないことが生じてから一気に慌てろよってことだよな。ネットの中にある情報こそ、規制された情報しか載っていないわけだから。逆に言うと、これから来る人間選別の社会において、政府が仕掛けたトラップがいっぱいあるわけだ。
だけどそこに対して、国が悪いだなんだって騒いでもしょうがない。もはや自己責任。それは全世界通じて言えることだけど、格差社会はある種必然的に広げられるところはあるから、自分たちで組織を作って新しいことをやろうと思えばチャレンジはいくらでもできるからね。ニューシステム、ニュービジネスに切り替わっている最中なんだから。いち早くメッセージを読み取ってくださいねと。
— その流れに乗り遅れないようにしなければなりませんね。
関:この流れにどう対処していくか。まずは仲間を作れよ。そうすればまだ自分の精神は崩れないから。自分の精神が崩れたら、人間終わっちゃうから、精神が崩れないうちに友達を作ったうえで、党を立てながらニュービジネスを検索していくんだよ。誰も助けてくれないから。自分の人生においては人を助けることしかできないだろ。自分の人生、助けられる人生より助ける人生を選ぶだろ。
関:そしたら、本格的に“個が始まる時代”になってくるからね。この取材で俺が話していることもあれば、同じようなことを違うところで喋っているところもあるよね。それが点と点で線に結びついてほしいよね。うちらは1か所のものだから、点でしか投げられないでしょ。でも、違う場所で同じような話を聞いたとき、点と点が線でぱっと繋がったときには、素直に対応する自分の新たな人格形成を立てていなければ、ダメ。
— 点と点が繋がったときのために、準備をしておかなければなりませんね。
関:生き残りをかけたサバイバルが始まっているからね。そういう意味でも本当に「やりすぎ都市伝説」や「竹書房」からの本をきっかけに、キーワードを出して、それらを読み取れるっていうのがごく僅かな人かもしれないけどね、テレビとかそういうアンテナつかって、危機管理能力に対して、未来意志に対して説明してくれる番組は本当に貴重ですね。こういう出版をさせてくれるところも貴重だと僕は思いますよ。
都市伝説は、俯瞰して見る力が重要!真実はいつも裏側に。
— 都市伝説って話を聞くだけならそれで終わってしまいますが、実は俯瞰して見る力っていうのを養うことができますね。
関:俯瞰する力が一番大事なの。先ほども言ったけど、今まではテレビのニュースだけの一方通行だったものが、インターネットで両極限が見られるようになったわけでしょ。テレビ側の極限を見るのも責任、インターネット側の極限を見るのも責任。だけど、真ん中で何が正しいのかジャッジして人に合わせることなく進むしかない。ある種、ニュークリエイターだよね。全世界通じて、マニュアルがない時代において、新たなものを思考した人間たちに莫大な金が流れ込んでくるわけだな。だから、いち早く古い固定概念の線路から抜けなさいと。
— もう自分で作っていくしか道はないと。
関:この記事を見ている人もパソコンやケータイで見ている人がいるくらい、ITと言われるものに投資しているでしょ。今後クリエイターしか生き残れないんだから。ひと時代前は、英語喋れて当たり前で、パソコン触れて英語しゃべれないと就職先なかった。だけど、これからの時代はパソコン触れて当たり前、英語喋れて当たり前、システム作れて当たり前だからね。システムを作らなければ付加価値は何もないんだから。パソコン触れて英語喋れるなんて人工知能でできるんだから。だから新しいシステムを考えなさいって。小学6年:中学3年:高校3年の教育制度の諸君よ、自分から新たな選択肢を持って、新たな専門科目でもチャレンジをしていって、それが自分のスキルと重なって、3つ4つ重なったら自ずと新しい道できるから、不安がるな。思い立ったが吉日。行動あるのみ。もう人工知能が世界を作り出している!!
「信じるか、信じないか」はあなた次第
— 今回発売された「都市伝説6」の見どころを聞こうと思ったんですけど、ものすごくいい話が聞けました。1つだけ、都市伝説を信じるメリット・デメリットってなんでしょうか。
関:都市伝説を信じるか信じないか、メリット・デメリットって訊かれたら、受け入れることが大切。否定するのは簡単なの。だけど、新しく受け入れることによって新しい叡智に繋がるわけだよね。新たな見聞が広がるわけでしょ? その中で都市伝説っていうのは会話のコミュニケーションとして、またコミュニティとしても使われるからね。「こんな話、知っている?」って飲みの席でもね、だけど「へー!そうかもしれないね」って言っている人のほうが頭よくなる。全部否定していったら、成長もなく終わるの。一番コワイことは、人間は無意識にそいつのことを放っておくんだよ。孤独になったらインターネット上で仲間を探すようになる。だけど、インターネット上でもコミュニケーションの取り方がわからなくて、嫌われてくんだよ。どんどん自分の居場所がないって。
— 孤独になればなるほどインターネットに求めてしまうけれど、結局コミュニケーションが取れなかったら、残されていってしまいます。
関:本当は、人とのコミュニケーションは取りたいんだな。取りたいってときに、しゃがんだ目線っていうのが、世界の目線ではいらないものになるわけ。人に対して悪口を言ったり、しがらみを持つ人は本当は相手に対して悔しいんだな。悔しさがなければ、相手にしないだろうし。昔はつっぱりやヤンキーがモテたわけだけど、今はいかに情報を早く知っているかとか、そういう情報がモテる要素に繋がるわけ。その中でも新しく出したこの本を読んでね、モテる男になってください。
— 最後に急に宣伝が入りましたね(笑) 本日はありがとうございました。
インタビューを終えて
都市伝説は一つの、キッカケでしか過ぎない。
そして、次に来る時代にいち早く備えよ。
今回の、Mr.都市伝説・関暁夫さんのインタビューを通して感じたことでした。都市伝説を通して必死にキーワードを投げかけてくる関さん。「本当にそんな時代が来るのか?」「馬鹿げた話に決まっている」人の捉え方はさまざまだ。しかし、そのキーワードに自分のアンテナが引っかかった人こそ、次の時代を生き延びるシステムを作っていく人なのかもしれません。
そんな関さんが新たな提言をしている書籍がこちらです。
時代を生き残るのか、はたまた取り残されるのか、その答えはこの本に隠されています。
信じるか信じないかは、あなた次第です。
Mr.都市伝説・関暁夫の都市伝説 6
- 著者関 暁夫
- 価格¥ 1,512(2016/09/14 16:58時点)
- 出版日2016/08/01
- 商品ランキング2,553位
- 単行本(ソフトカバー)203ページ
- ISBN-104801907997
- ISBN-139784801907997
- 出版社竹書房