こんにちは。
エディターのヒロアキです。
じゅんいちダビッドソンではありません。
千葉・富津市にあるキャンプ場「マザー牧場」にて開催されたイタリアンバイク「ドゥカティ スクランブラー」のキャンプイベント『The Land of Joy @ Chiba』に行ってきました。開催日は8月19日(土)、そう「バイクの日」です(ダジャレか)。
ドゥカティ スクランブラー。800ccと400ccの2タイプがあります。
(写真の車両はカスタムモデルです)
芝生サイトでのスクランブラー フリーラン体験も。転んでも芝生のうえなので、怪我もしないしバイクだって傷つきません。こりゃ楽しいわ。
このキャンプイベントの主催であるドゥカティジャパンが「キャンプ講座をやってちょ」とお声がけくださり、登壇させていただきました。
こうして見ると、すごい刈りっぷりだなと感心します。
『北斗の拳』で村人を襲う雑魚キャラ感が否めません。
閑話休題。
バイクのキャンプイベントということで、ワタクシも自分のバイクでお伺いしました。
ハーレーダビッドソン スポーツスター XL1200R 改(排気量1,201cc)。
基本的に荷物を載せる気ゼロなバイクなので、積載用のキャリアやサドルバッグを用いてキャンプ用品を積み込みました。
テント、寝袋(シュラフ)、エアマット、ガスランタン、ガスバーナー(ジェットボイル)、クッカー、コップ、チェアー(イス)という最低限の装備に加え、着替えやらカメラやらなんやら。防水バッグとサドルバッグのふたつで収まるよう整えました。
テントはモンベル クロノスドーム 2型。
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同じくモンベルのエアーマット「U.L.コンフォートシステムパッド180」と「U.L.コンフォートシステムピロー」を置いてみた状態がこちら。ソロツーリングには2人用テントがオススメです。ひとり分の寝床を確保したうえで、残りのスペースに荷物を置いちゃうのです。
狭そうに思える2人用テントですが、実際はこの広さ。立ち上がれる高さはありませんが、一夜を過ごす分には何不自由ない空間を確保してくれています。
今回のキャンプツーリングにて、モンベルが自信をもって送り出してきた最新のアイテムを使ってみることにしました。それがこれ、ジェットボイル[マイクロモ]です。
ジェットボイル[マイクロモ]
- ジェットボイル
- 最小限の燃料と短時間で湯を沸かすことができる、アメリカ生まれの高性能バーナー。沸騰までの所要時間は2分15秒(0.5リットル)という急速沸騰性能を誇る。湯沸かし以外の調理にも活用できる万能機器でもある。いくつかのタイプがあり、このジェットボイル[マイクロモ]は上位モデル。
モンベルのガスカートリッジ[ジェットパワー100G](別売)を装着した完全武装状態がこちら。このカートリッジを含めて本体内にすべて収納できるという計算し尽くされた構造になっています。大味なものが多いアメリカ製とは思えないきめ細やかさに驚きを隠せません。
初期型のジェットボイルと比較。サイズは変わらないようですが、機能が大幅にアップしております。
最たる部分がこちら、「サーモレギュレートテクノロジー」が採用されていること。実際のキャンプでは寒暖の差が激しいのはもちろん、高い山に登っていくと気圧も変わってきてガスカートリッジ内の気圧が低下し、ガスが気化しにくくなります。これまでのガスバーナーではそうした状況だと燃焼状態をキープするのが難しかったのですが、このサーモレギュレートテクノロジーはいかなる状況でも火力を一定に保つことができる最新技術で、その機能がこのジェットボイルに備わっているのです。
火力調整ツマミに着火用スイッチまで標準装備。これも初期型からバージョンアップした機能です。ライターいらず!
カップには目盛りが入っていました。細やかな調理にも活用できますね。
耐熱性樹脂でできたフタはクリアになっているので、沸騰状態を目で確認することができます。
サイズが合うゴトクがあれば、そのままバーナーとしても利用可能という。万能すぎるなオイ。
そんなジェットボイル、アウトドアシーンでどこまで活用できるのか? 手始めにカンタンなところから使ってみました。
お手軽ドライフードを試食!
お湯を使って食べられる手ごろなインスタント製品「ドライフード」。アウトドア専門店や100均ショップなど、いろんなところで買えちゃいます。災害用保存食としても重宝されていますね。いろいろと開発されていて、今はかなりの種類のドライフードが存在します。
今回は「カップヌードル」「エビピラフ」「ペペロンチーノ」を実食してみます。
ジェットボイル[マイクロモ]でお湯を沸かす
まずは目盛りいっぱいまで水を入れます。
「シューっ」とガスが噴出する音がするまでツマミをひねリます。
あとはスイッチを押すだけ。沸騰するまで測ってみます。
スイッチを入れてから20秒ほどで沸騰し始めました。早っ。
若干スイッチを押すのが遅れましたが、2分18秒と、ほぼ公表どおりの結果に。スバラシイ。
カップヌードル リフィル (詰め替え)
コンパクトサイズのカップヌードル。基本的にモノは同じで、クッカーに入れていただきます。
開けてみるとこんな感じ。具が見えないけど、入ってるよな……。
グリグリっと押し出すと、
底に具が隠れていました。いつも見るカップヌードルですね。
クッカーのサイズが大きいので、お湯は乾麺の半分ぐらいの高さまで注ぎます。そしてフタをしたら3分待ちましょう。
完成。フタを開けるのが遅れてしまい、やや伸び気味に。
実食。うん、伸びとるね。でもいつも食べるカップヌードルとまったく一緒。美味い美味い。
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安心米 エビピラフ
次はエビピラフに挑戦。こちらは出来上がるまで15分を要します。
開けてみると、中にはカリッカリに乾燥した米や具材が。
同封されていた粉末調味料を入れます。
そして注水線と書かれているラインまでお湯を注ぎ込んで、
しっかりかき混ぜてからフタをします。
待つこと15分、ふっくらしたエビピラフが完成! あらやだカンタン。
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マジックパスタ ペペロンチーノ
こちらのペペロンチーノは所要時間が3分とのことなので、エビピラフを待っているあいだに作ることに。
乾燥パスタと粉末スープの塊が入っています。
あとはお湯を注いで、
しっかりかき混ぜて、フタをします。パスタなのに、湯切り不要なんです。
3分後、完成。いい匂いがします。
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エビピラフとペペロンチーノを実食
たかさんの友人で、このイベントの撮影に来ていたASOV inc. (あそぶ株式会社)のトモさんが乱入。エビピラフを強奪されました。
ライター えりか様はペペロンチーノを実食。
うーん……なんか物足りないよね、このエビピラフ。
ペペロンチーノもイマイチですね。味付けが薄いというか。
わざとこういう薄い味付けにしてるんですかねぇ。
美味しくないわけじゃないんだけど、この「何か足りない感」はちょっと残念だな。高菜を入れたら美味しくなるかもね。
私、ドライトマトのオイル漬けを持ってきているんで、ペペロンチーノに入れてみますね!
このぐらいかなぁ……(スプーン大さじ2杯入れる)。
え? そんなに入れるの?
…………(さらにスプーン大さじ2杯入れる)。
うえっ? 入れすぎちゃう!?
大丈夫ですよ〜、これ 味付け薄めなんで。
でもオイル漬けだから、結構オリーブオイル強いんじゃ……。
と、とりあえず食べてみよっか。
はい、どうぞ!
(もぐもぐ)……えーっと、かなり濃くない? これ。
(もぐもぐ)……うん、ペペロンチーノ 死んだね。
ドライトマトのオイル漬けの味しかしねーわ(笑)。
(もぐもぐ)……そう? これはこれで美味しいと思いますよ〜!
(味が変わったという認識はあるんだな……)
旅は道連れ
ちょうどそこに通りかかったドゥカティジャパンの原 佐知子さんにもすすめる。
原さん、よかったら一口どうぞ! 美味しいですよ!
ホント! 美味しい!
え?
え?
でしょーっ!
うん、美味しいですよ!
(え、このふたり、味おんch)
…………。
まとめ
お湯を沸かすだけなら、「別に普通のバーナーでもできるじゃないか」と言われればそのとおり。ジェットボイルのメリットは、気圧が変わる環境下でも変わらぬ火力で短い時間で沸騰させられるところなので、バーナーとしての高い性能を求めるならジェットボイルに限ります。また初期型と比べてかなりバージョンアップをはたしているので、最上位モデルである[マイクロモ]の18,500円(税抜)という価格も適正かな、安くはないですが、高いとも思いませんでした。これだけ精度が高まっているなら、アウトドアシーンで心強い相棒になってくれるな、と。
ドライフードは、プラスアルファの調味料があるとなおよし。カップヌードルは一般的なものと味が変わらないので無問題ですが、他の製品は押し並べて薄めの味付けになっていたので、災害用の保存食として購入される方などは、醤油や塩こしょうを添えておくと食する際にちょうどいいか、と。
アウトドアライフが楽しい秋の訪れはもうすぐそこ。山登りでコーヒーを点てるのにもジェットボイルは役立つことでしょう。やや割高ではありますが、手に入れてさえしまえば利用方法はいくらでもありますね!
Best regard.
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