こんにちは、DevRelチャンネルのメイカーのうこ(@harmoniko)です。
いきなりですが、「はんだづけ」をご存知でしょうか?
もしかすると、「中学校の技術の授業で習ったやつだ!」と、ピンときた方もいらっしゃったかもしれませんね。熱くなる工具を使って、金属を融かして、小さな部品どうしをくっつける作業のことです。
先日、そのはんだづけで実際にモノを作ってみるハンズオン(体験型ワークショップ)を主催しました。今回は、そこで実際に作ったものを記事で解説したいと思います! 記事を参考にしてぜひ試してみてください〜!
今回作るのはこちら!
直径約3センチの光るキーホルダーです。ただ光るだけではなく、ローソクのようにちらちらと不規則に点滅する仕掛けをいれています。
こんな感じでゆらゆらと光ります!
必要なもの
- 32mm丸型片面基板
- 好きな色のLED 5mm径
- LED用光拡散キャップ白色5mm径
- 三端子LEDキャンドルIC CDT3460-02
- ボタン電池CR2032取り付け用金具(表面実装用の電池ホルダー)
- 小型スライドスイッチ1回路2接点
- 携帯ストラップパーツ
- 不要なパーツの脚(極細の針金)
- 耐熱電子ワイヤ2〜cm
- ジャンパワイヤ(テスト用・あれば)
- ブレッドボード(テスト用・あれば)
すべて数量は1つずつです。
全ての材料が揃ったキットの販売もしています。購入は以下のリンクからどうぞ。
dotstudio – 光るキーホルダーキット
作ってみよう!
今回は初めての主催ということで、知り合いの方を4人お招きして実際に作っていただきました。次回もし開催するときは、一般募集もしようと思っています。
#0han 準備されてゆく様子 pic.twitter.com/TNIfJOMrQA
— やまちょ (@yamacho1111) 2016年6月24日
1. ブレッドボード上でテストしよう
最初からはんだ付けをしてしまうと、間違っていたときに修正が大変です。そのため「ブレッドボード」という、パーツの取り外しが自由にできる基板のうえで回路をまず組んでみて、正常に動くか確認をします。
回路図の記号と、実際の部品の対応や方向などを確認しながら配線していきます。
回路図
実際の様子
ボタン電池ホルダーは、ブレッドボードに挿せるような端子がないため、あらかじめ他のパーツの端子をはんだづけしたものを準備しておきました。
ホルダーの真下に、パーツの端子をホッチキス針状にしたものを配置しています。ホルダーが+極、ホッチキス針が−極です。
この時点でチカチカ光らせることができていれば、回路の心配はありません。
2. 基板にパーツをひととおり並べよう
ブレッドボードからパーツを取り外して、見本でつくっておいた完成版のキーホルダーを参考にしながら、丸型基板の穴にパーツを挿し込んで並べていきます。
ここでは、各パーツが実装したときに干渉しないか確認するとともに、完成したらどういう見た目になるかのイメージをつかみます。もしパーツ同士がぶつかってうまく並べられないときは、見た目を意識しながら少しずらしてあげると良いです。
LEDは2つの端子が縦に並ぶように挿し、長いほうの端子を下側にします。キャンドルICは、端子の幅が狭くてそのままでは基板に挿せないため、少しだけ扇子のように端子を広げてやります。
基板には、銀色や銅色のマルや線が書かれた面と、そうでない面があります。パーツは、何も書かれていない面に挿してあげましょう。