英語とIoTを同時に学ぶ!Webエンジニア向けマイコンボード「Tessel 2」を Channel9で学んでみた

英語とIoTを同時に学ぶ!Webエンジニア向けマイコンボード「Tessel 2」を Channel9で学んでみた

うらら

うらら

こんにちは、エディターのうららです。

Webエンジニアに必須なもの、それは英語力かと思います。そもそもプログラミング言語自体が英語ですし、ドキュメントも日本語化されていないことがほとんどです。また、海外からのエンジニアが入社することも増えたのではないでしょうか。

そんな世界の共通言語の英語を「そろそろ本気でやらないとなぁ」と思いつつ手をつけられていない人も多いかと思います。でも、より多くの時間を英語に触れないと一向に上達しないですよね。

ということで今回は、Webエンジニア向け動画サイト「Channel9」で、英語を勉強してみようと思います。今海外でJavaScriptだけで制御できるという、Webエンジニア向けのマイコンボード「Tessel 2」が話題になっているので、この情報を仕入れつつ英語を学んでみましょう!

Web制作者向けマイコンボード「Tessel 2」とは?

teseel2

「インターネットとモノをつなげること」をIoT(Internet of Things)と言います。洗濯が終わったらスマホに通知が行くようにしたり、外からでも部屋や温室などの温度をチェックできたりといった、これまでインターネットにつなげられなかったものを繋げることを指しています。

最近では、走行速度や位置情報をスマホから把握できる「車のIoT化」や、家電をスマホから操作できる「スマートハウス」など、範囲をどんどんと広げてきているんです。

そんなIoTを簡単に試せるのが、今回紹介する「Tessel 2」。真っ赤なボディが目印です。大きな特徴は3つあります。

1. Node.jsで開発可能

今回取り上げるTessel 2は、サーバーサイドのJavaScriptである「Node.js」で操作ができるんです。Webプログラミングに携わったことがある方なら、親しみやすい言語かと思います。もしNode.jsがまだ入っていない方は、以下の記事が参考になるかと思います。

2. センサーの取り付けが簡単

DSC_0050

IoT向けに、今では気温や湿度、光、水、人がいるかどうか、ドアの開閉、他にもいろんなものを測れるセンサーがたくさん登場しています。そんなセンサーを、Tessel 2ではただ差し込むだけでOKという手軽さで取り付けることができるんです。

写真のは「Ambient-attx4」という、音と明るさの値を得られるセンサーです。

3. Wi-FiやUSBポートを標準搭載している

Wi-Fiを搭載してないマイコンボードをインターネットにつなぎたいとき、イーサネットケーブルというものを接続し、Wi-Fi設定する必要がありました。

しかし、Tessel 2は最初からWi-Fiを搭載しているため、このような接続や設定なしでインターネットへの接続をおこなえる、マイコンボード未経験者にも易しい設計となってるんです。

購入はseeed studioから:seeed studio – Tessel 2
チュートリアルはこちら:https://tessel.github.io/t2-start/cmd.html

注意! 日本での使用は電波暗室内で

このようにたくさんの魅力があるTessel 2ですが、日本ではまだ技適が通っていないため、電波暗室以外では使用ができません。(2016年6月現在)

 
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そのため、今回は秋葉原にあるDMM.make AKIBAのシールドルームをお借りして作業をしたいと思います。

学ぶのはこちらの3分の動画

こちらの動画は、無料で動画を閲覧できるプラットフォーム「Channel9」に投稿されていたもの。Microsoft社が提供しており、国内外のMicrosoftのエヴァンジェリストらが、ITやWebの技術を中心に日々動画が投稿されています。

今回は、一部の内容を文字起こしし、頻出英語についての補足を入れてみました。実際に再生しながら、何回も繰り返して聞いてみてください! 

さて、今回の講師はこちらの方です。

17.33.22Hi, I’m Foster, and you’re watching the Maker Show. This mini episode is going to service a quick mention of the Tessel 2 device which recently started shipping, and as a prelude to more in depth episode we’re going to have, on this device later on the Maker Show.(発音はこちら
(意訳)こんにちは、フォスターです。Maker Showへようこそ。今回のミニエピソードでは、最近配送が始まったTessel 2について、後ほどアップするTessel 2の解説動画の序曲として簡単に取り上げます。

今回の講師はFoster氏が務めます。動画が公開されたのは2016年5月2日となっており、Tessel 2はまだ海外で解禁されたばかりのマイコンボードのようです。

英語頻出表現1
as a prelude to~
(意味)〜の序曲として、序章として
(例)As a prelude to the event next week, we have uploaded behind-the-scenes videos on YouTube.
(訳)来週のイベントの序曲として、舞台裏の様子をYouTubeにアップしています。
17.33.22The reason why I like the Tessel 2 device is because of its simplicity. It has just the essential ports, it has just what you need, the essential pin out, few GPIO, not a whole lot.(発音はこちら(意訳)Tessel 2が好きなのは、そのシンプルさです。ポートやピン、GPIOといった必要なものが揃っています。揃いすぎているというわけでもないです。
英語頻出表現2
The reason why I like something is because of~
(意味)〜が好きな理由は……
(例)The reason why I like wearing FitBit is that it wakes me up without ringing.
(訳)FitBitをつけるのが好きな理由は、ベルを鳴らさずに起こしてくれるからさ。

Foster氏がTessel 2を好きな理由としては、simplicity(簡単さ)をあげていますね。Node.jsで手軽に扱えることが人気の秘訣のようです。ということで、早速始めていきましょう!

1. Tessel 2をPCに認識させる(1:40~)

12.16.41

17.33.22Getting started with your Tessel 2 is actually very easy. You start over USB, then you move on the Wi-Fi after you taught it Wi-Fi adventials. So when you first plugged over usb it should be able to detect your Tessel. So you’ll go to your command line you type something like……(発音はこちら(意訳)Tessel 2を始めるのは、実はとても簡単です。USBから始め、Wi-Fiの設定をします。最初にUSBにTesselをつないだとき、自動で検出してくれるはずです。そうしたら、以下のようなコマンドを打ちます。
t2 list
17.33.22and the t2 npm module is able to look either on USB or on Wi-Fi and find your Tessel. I’ve tried to be a little bit funny, called mine “Tessel8”, so you can see the Tessel8 is a Tessel device that found on on my network, and it notices that currently connected by web USB.(意訳)そして、npmであなたのTesselを検出できます。僕は自分のを「Tessel8」と名付けました。このように、Tessel8を検出でき、現在USBで繋がれていることもここから分かります。

私も、動画にならってやってみました。

URR:tessel-test enomoto_urara$ t2 list
INFO Searching for nearby Tessels...
    USB    Tessel-02A3809D2F8B

Tesselが認識されました! か、簡単すぎます……。

2.Windowsでエラーが起きる場合(2:17〜)

17.33.22Just the quick time out here, if you’re having trouble getting this recognized on Windows, most likely because Tessel is having a driver issues with Windows.(発音はこちら(意訳)ここでちょっと中断しますが、もしWindowsで認識のトラブルが起こったら、おそらくドライバの問題です。

ここでは、Windowsで使用した際、エラーが出た場合の対処法が解説されています。

英語頻出表現3
time out
(意味)中断、小休憩
(例)I’ll take a time-out.
(訳)ちょっと休むね。
17.33.22If you aren’t able to get that working, easy solution, just get yourself ubuntu USB drive, and boot to that, provision it from ubuntu, and teach your Wi-Fi SSID and password, and from that point forward you should be good to go with connecting to, because you are just connecting to over Wi-Fi.(発音はこちら(意味)もしTesselが動かなかったら、USBドライブをubuntuにつなぎ、ブートして、ubuntuからWi-Fi SSIDとパスワードを入力してください。これなら単にWi-Fiを通して繋いでいるだけなので、接続には問題がでないはずです。

3. 実際にコマンドを使ってみよう(2:46〜)

10.39.51

17.33.22Now we’re not going to depth right now, but after your Tessel has been located, you are then able to run commands like t2 run , and t2 deploy to send the code to the device. And it’s really as easy as that.(発音はこちら(意訳)あまり深くは解説しませんが、Tesselを認識したあとは、t2 runやt2 deployといったコマンドを打てるようになります。これくらい簡単なんです。

Tessel 2を認識したら、次のようなコマンドを打てるとのこと。

t2 run mycode.js

上記のコマンドではファイルを開けます。

t2 deploy mycode.js

デプロイすることも可能。とても簡単ですね!

17.33.22If you don’t have your Tessel yet, I reccommend that you go order one, so that later on the Maker Show when we release the full episode all about Tessel 2 in depth, you already have yours, you’ll be all set up, you’ll be ready to go.(意訳)まだTessel 2を持っていないのなら、注文するのをおすすめします。というのも、このあとのMaker ShowにてTessel 2にをより深掘りした動画を出すときに、一緒に準備ができるからです。
英語頻出表現4
I reccommend (that) you 動詞〜
(意味)〜することをおすすめするよ
(例)I reccommend that you should go see a doctor.
(訳)病院に行ったほうがいいんじゃない?
英語頻出表現5
in depth
(熟語)深く、徹底的に(in-depthと書くことも)
(例)More in-depth info about Tessel 2, please click the link below.
(訳)Tessel 2についての詳細は以下のリンクをクリック
17.33.22We see you little later on the topic of Tessel 2 on the Maker Show.(発音はこちら(意訳)では次回のMaker Showで会いましょう。

Tessel 2についての続編を出すと言っています。今回の動画は5月2日に公開されているので、ひょっとしてと思いChannel9で探してみたら……ありました!

30分という少し長めの動画ですが、6月9日に公開されてからすでに4万近い閲覧数があります。それだけ注目を集めているんですね!

Webエンジニアなら活用したい「Channel9」

ということで、Channel9でTessel 2についてを学んでみました。マイコンボードの初期設定もできて、同時に英語のリスニングもできる、一石二鳥な動画でしたね。このように、技術の解説やニュース動画が揃っているのがChannel9なんです。

月に330万人のユニークユーザーを誇り、常に3万人以上のオンラインユーザーがいるという、とても人気なサービス。実際に使ってみて、3つ良い点があるなと思いました。

1. テクノロジー系の動画が全て無料で高品質

videos

Channel9で公開されている動画は全て無料で観ることができます。初心者向けのハウツー講座から、玄人向けの高度な解説動画まで幅広く取り揃えられています。例えば3Dプリンタであれば、Windows10を使った3Dプリンティングを知ることができます。

2. 世界の最新Webトレンドが集まる

user

ナレッジやハウツー動画だけではなく、新しいサービスやテクノロジーのニュースも配信されています。日本のメディアよりも早くて深い情報を知れるかもしれません。

3. 言語も一緒に学べる

18.32.03

世界中、主に英語圏からの投稿が多いですが、世界40ヶ国語以上の言語でフィルタリングすることも可能。日本語のみでもサーチできるので、ぜひ試してみてください。

早すぎて聞き取れない! 知らない単語があった! という場合でも、動画によっては字幕を付けられます。動画の右下の設定ボタンから表示できるものもあるので、ぜひ試してみてください。

さっそく観てみてください!

menu

Channel9のサイト上部にメニューが並んでいます。知りたい情報が明確な人は「タグ」から、ひとまず動画を観てみたいという人は「ショー」から探すのがおすすめです。

Webエンジニアおすすめのチャンネル
・Maker Show(今回観たチャンネル・勉強になる系)
https://channel9.msdn.com/Shows/themakershow
・Azure Friday(ニュース系チャンネル)
https://channel9.msdn.com/Shows/themakershow

もちろん、他にもたくさんありますよ〜!

>>>Channel9の動画を観てみる<<<

ではでは!

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LIGにはインターンから参加して丸3年いました。DevRel記事担当のエディターで、IoTなことしています。読書(森博嗣)とうどんが好き。IoTのECサイトをやってます :) 詳しくはこちら:dotstud.io

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