こんにちは。
野田クラクションベベーです。
べべ旅55日目は、世界遺産にも登録され、大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台になった場所としても知られる山口県萩市を観光してみたいと思います。
前回の記事では、夕焼けを見て萩の凄さを実感しました。
萩の街中は素敵な建物が多く、アーティスティックな雰囲気を感じています。
創業100年以上のミヨシノ醤油さんの壁も抜群にイケてますね。
今回、この歴史ある萩の街を盛り上げている大平さんのお話をお伺いすることができました。
街全体が博物館!?萩まちじゅう博物館
萩出身の大平さんは、高校を卒業してから大学進学のために都会に行きました。しかし、「自分のライフスタイルは萩に合っている」という思いから帰郷し、萩で就職をしたそうです。
現在は「萩まちじゅう博物館構想」に携わっています。
萩まちじゅう博物館構想とは、市で認められている条例の1つ。萩の史跡や石垣などの価値を街のみんなで共有し、保存、活用していこうという取り組みです。
また、地元の萩商工高等学校には情報デザイン科という学部があり、そこの学生と「萩LOVE」というメディアがコラボして「萩LOVEハイスクール」という企画を立ち上げているそうです。
地元の街を盛り上げるために学生と協力して名物コンテンツをつくり、発信するなんて素敵な活動ですよね!
大平さん、これからも頑張って萩市を盛り上げてください。
萩のオススメスポットを巡る旅
せっかく萩に来たので、観光モードに。
まずは世界遺産の「萩反射炉(はぎはんしゃろ)」を見にきました。
…しかし、この石の塊の何がすごいと言うのでしょうか?
説明文を読みました。
江戸時代後期、日本海近郊に外国船が増加し、日本を脅かしていたそうです。そこで、旧来の技術では対応できないと感じた幕府や一部の藩は西洋式の溶解炉、反射炉を導入したのだとか。
…よく分かりませんが、「このままではやばいから新しいモノを作ろう」という試みの結晶がこの反射炉なのでしょうね。国内に残っているのは静岡県と萩市のみという、近代化を象徴する遺産なのだそうです。
反射炉すげぇ。
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続いて、国の天然記念物「明神池」にやってきました。
その昔、笠山と本土との間に砂州ができて陸続きになった際に、埋め残された海跡湖なんだとか。
池なのに海の魚が泳いでいるそうです。
この池にいる魚が書かれた看板。一瞬ですが、少女時代に見えました。
それにしても、池にイシダイとかアカエイとかクサフグとかいるって神秘的ですけど……
めっちゃ濁っていて、魚の姿を確認できませんでしたね。
仕方がないので、もう、明神池のことは忘れましょう。
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続いてやってきたのが、こちらの笠山。標高112mの世界最小の火山だそうです。
火山… 活火山… 笠山は活火山…
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どん!
笠山の火山っぽさは良くわからなかったのですが、ものすごい絶景と巡り会いました。
好きな子と一緒にこの夕焼けを見て、「俺と一緒に火山灰に埋まらないか?」って言えばイチコロだと思いますね。
にしても、めっちゃ綺麗ですね。
かれこれ、色んな夕焼けとか海とか見ているんですが、自然の織りなす美しい景色には飽きることがありません。
この写真は、僕のお気に入りのショットです。
サンディエ号のスペシャルシートといったところですかね。いや〜まさに「Life Is sunset」って感じですよ。
旅に出た当初は、東京で待っているみんなのために「すぐに帰りたい」と思っていました。ただ、こういう景色を見ると心が癒やされて、まだまだ日本中の色んな景色を見たいと思えるようになったんです。
…それと、「思った以上に誰も僕が東京に帰ってくることを望んでいない」という事実があります。とても悲しい現実ですが、本当にそうらしいです。
癒してくれてありがとう、萩の景色。
人間の業スゲェっ! 中原木材工業さん
続いて、中原木材工業さんを訪問しました。
アトリエ兼住まいという、素敵な建物。レンガの壁。
オシャレすぎる空間。
屋根裏部屋から降りるための棒。
近代的なトイレ。
オシャレすぎてヤバい。
この空間の素晴らしさに感動していたら、いつの間にかゴハンの時間に。
迷うことなく食事をご馳走になってしまいました。
…最近、訪問先のゴハンのタイミングが肌感でわかるようになりました。移動型乞食の名に恥じぬよう、精一杯、感謝していただきたいと思います。
ごちそうさまでした!
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ゴハンに夢中で紹介が遅れましたが、こんなイケてる空間を作っているのが、こちらの忠弦さんです。
元々、実家が工務店の下請けの仕事をしていたそうで、倉庫で大量に余っていた端材を使い、棚やイスを作ったのがモノづくり人生の始まりなのだとか。
「感性でモノは作っているけど、何でもチャレンジしたからこそ色々な技術が身についた」と話す忠弦さん。
家電をヤフオクで売ったり、ホームページ制作をしたり、様々な仕事を経験してきたそうですが、自分が一番得意とするフィールドがこのモノづくり、空間づくりなのだとか。
忠弦さんにとってのLife Is Goodな瞬間は、
「自分で作った家具を使い、生活が豊かになると感じた時」だそうです。
さらに「水とか木を見ると心が落ち着くし、最近は火がつくと嬉しいんだよね」と話す姿は職人であり、少年のようにも思えました。
中原木材工業さん。萩に行った際は是非、一度訪れて欲しい素敵な空間です!
お忙しい中、ありがとうございました!
55日目 まとめ
東京を離れて「海」「山」「川」「畑」「空」と接する時間が多くなりました。
いつもだったら気にも留めないことに注目することで、新しい発想が生まれるな〜、と毎日実感してます。
クリエイティブって、そういうことなのかも知れません。(右ちくびが垂れている分際で、生意気なこと言ってすみません)
ちなみに、今回は久しぶりにコンビニでおにぎりを買ったので、280円を消費しました。
【使ったお金】
280円
【残りの所持金】
16,873円
萩の夕焼けと石原さとみは同じくらい美しい。
以上、ベベでした。
※LIGブログ編集部よりお知らせ
読者の皆様、べべ旅の記事を読んでいただき誠にありがとうございます。
この連載は実際にべべがその土地を訪問してから記事を公開するまでにタイムラグがあるため、正確なべべの現在地を知りたい場合は
をご確認ください。
全国の皆様からの激励のメッセージ等、お待ちしております。
今後とも野田クラクションべべーを宜しくお願い申し上げます。