こんにちは、アートディレクターのもりたです。
最近肩書がアートディレクターに変わりました。
私の好きなものと好きなものを合わせたフォントとイラストのシリーズ、和文・欧文と描いて、ネタがなかったので前回でおしまいにしようと思っていたんですが、なぜか周りの人に「また描いてよ」と言われる率が高かったので第3回です。
今回は、欧文・和文合わせて定番なサンセリフ体縛りで描いてみました。
ではどうぞ!
游ゴシック
Win8.1以降、MacOSX Mavericks以降からOSにプリインストールされるようになって、より身近な存在になった游ゴシック。
長い文章でも読みやすく、自然な優しさのある文字ですよね。文字を大きくすると角が丸く処理されているのがわかります。
うっかりするとちょっと落ち着きすぎて物足りなく感じてしまうんですが、それもまたデザイナーの使い方次第。今回はジブリのような絵柄で「地味そうに見えるけどかたくなな女性」をイメージして描いてみました。
筑紫ゴシック
筑紫の名前からイメージされるように雰囲気のあるゴシック体です。
ぐっとうねるようなひらがなの流れとデコラティブではないけれど、ゴシック体ではあまり見られない勢いのある漢字のハライが全体のテンポ感を生み出しています。
ウェイトによって文字の形が調整されているので、先の細い優しげな雰囲気から強くて筋の通った雰囲気までさまざまなニュアンスを生み出せるファミリーですが、今回使用したウェイトはB。
夏の、ちょっと癖のある少女をイメージしてみました。
DIN Altenate Bold
ドイツの高速道路で使用されていることで有名な、ドイツ工業規格のための書体DINは日本でも人気ですね。
フォント自体はいろんなブランドから発売されていますが、MacOSに入っていたのがAltenateだったので今回はAltenateを使用しました。
ドイツだからとかそんな偏見じゃないんですけど、このなんとなく全体が四角っぽく見えるゴツゴツ感がなんとも言えません。
硬くてクールな雰囲気もありますが、開口部が広いせいか明るさも感じられる書体ですよね。
Helvetica Neue
個人的にXハイト低めの書体が好きなので、Helveticaはあまり使う機会は多くないのですが、ニュートラルでギュッと詰まった感じが安心感があります。
洗練されているというよりも少し大衆的で実直な感じ、どこにでもいそうなその姿が意外と希少な、働き者のセールスマンのようです。
最後に
いかがだったでしょうか。
このイラストを考えるのは楽しいんですが、どうしても自分の好みな書体に偏りがちですね。
もし「このフォントの絵を描いてほしい」といったリクエストが有りましたら、フッターにあるメールフォームからお気軽に送ってください!
次回は多分欧文・和文合わせてセリフ体縛りになると思います。あなたが忘れた頃にまたよろしくお願いします。
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