こんにちは。
野田クラクションベベーです。
鹿児島県の北西部にある長島町というところに来ました。
温暖な気候、青く美しい海。絵になる場所が多く、とても素敵な町です。
この土地ではどんな出会いが待っているのでしょうか。
それでは早速、べべ旅42、43日目の様子を紹介していきます!
酒造りをしながら作家活動!? 杉本酒造
初めに、芋焼酎の「さつま島美人」で有名な「杉本酒造」さんにお伺いしました。
さつま島美人は長島町内にある5つの蔵元で原酒を作り、長島研譲(共同瓶詰め工場)でブレンドしたものが製品化されています。
ここに、お酒を造りながらアーティスト活動をしている人がいると聞いたので、会いにきました。
茨城県出身の城 雅典さんは佐賀県の大学を卒業後、有田焼窯元で働いていました。その後、佐賀大学で研究員を務め、長島に移住したそうです。
お酒を造る仕事の傍ら、アーティスト活動にも全力を注げる今の状況にすごく感謝しているのだとか。
こちらの作品は、さつま美人が美味しく飲める素敵な陶器。コップの底が丸くなっているので、水割りやお湯割りでお酒がいい感じに混ざり合うそうです。
他のアーティストさんの作品も拝見させていただきました。
こちらの作品を造られているのは、陶磁器作家の古賀 崇洋さん。この日は個展会を開く為にミラノへ行っていたので、会えませんでした。
鎧のような盃や……
突起物が異常な湯のみなど。最高に面白くてぶっ飛んでいる人だと予想されます。
こちらの絵を描いたのは桑畑 泰三さん。
作品を見た瞬間、ファンになりました。吸い込まれるような目が特徴的です。
この絵、やばくないですか?
それにしても、「昼間は酒を造り、夜はアーティスト活動をする3人」を雇っているなんて、不思議な蔵元ですね。
これが本当のB級グルメ!? かもめ食堂
続いて訪問したのは、ボウリングの玉をぶつけたら倒壊しそうな見た目の「かもめ食堂」さん。
オススメの長崎ちゃんぽんをいただきました。
…なんというか、べべ旅始まって以来の「素直に美味しいと言えない味」と巡り合ってしまいました。これは逆に新しいと思います。
長崎ちゃんぽんという超メジャーな料理を食べてこの感想なので、これが本当のB級グルメなのかも知れません。
でも、どこか懐かしくて、優しい味でした。
本当にごちそうさまでした!
なぜか長島町役場で、研修を受けました。
続いて、長島町役場にお邪魔し「ファシリテーション研修」を受けました。
ファシリテーションとは
会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ。
旅とは全く無関係ではありますが、自分も新卒1年目なので、理想の会議の進め方を学べる良い機会だと思いました。
会議では、「楽しくやる」「聴き合う」「時間を守る」という3つのことを念頭に置いて進めることが重要なんだそうです。
会社では、良い意見が飛び交っていると会議時間を延長することが多いのですが、時間を絞ることが最も重要で理想の会議になると教えられました。
この日は、会議ファシリテーター普及協会の釘山さん(写真 左端)、小野寺さん(写真 右端)に3時間イジられ続けました。
地方創生の申し子である井上 貴至副町長(写真 左から2番目)ともお会いすることができ、全国を飛び回っている内に色んな縁ができるものだと感心しております。
素敵な思い出、ありがとうございました!
長島の夕焼け
長島の夕焼けはめちゃくちゃ綺麗でした。
それだけなんですが、ただただ綺麗でした。
知る人ぞ知る、長島の名店 喫茶さしき
夜になり、晩御飯を奢ってもらうために喫茶店「さしき」にお伺いしました。
怪しい店内には、気さくなオーナーがカウンターに立っていました。
鹿児島実業のフラッグが飾ってあったので「高校野球が好きなんですか?」と聞いたら「サッカー」と言われました。そう言えば、鹿児島実業はサッカーも強かった。
オススメの「さしきランチ」をいただきました。
甘辛いソースで味付けされたお肉が美味しく、ご飯が止まらない不思議な味です。めっちゃ癖になります。
思い出の味、ごちそうさまでした!
42日目は、こんな感じで過ごすことができました。
貴重な体験。さつま島美人の蒸留所見学!
明けて、長島滞在2日目。前日にお世話になった杉本酒造さんの蒸留所を見学させていただきました。
シーズンオフなので、過程について教わります。
まずは「製麹」といって、焼酎づくりに欠かせない「麹」をつくります。蒸した米を菌が繁殖しやすい温度まで冷却して、 種麹菌を混ぜるというやり方。
できた麹に酵母菌と水を加え、1週間ほど寝かせると「もろみ」ができます。
処理をした芋をもろみと混ぜます。よく混ぜることでアルコール発酵し、甘い「芳醇香」がするそうです。
そして、このような原酒ができます。このタンクに落ちると死ぬ危険があるそうなので、ダチョウ倶楽部のようなノリは絶対にしてはいけません。
普段、見ることがないお酒づくりの現場をみることができて楽しかったです。
杉本さん達は、ここで働く3人のアーティストのことを本当に応援していて、いつの日か「お酒造りから卒業して、1人前のアーティストとして活躍すること」を願っているそうです。
その愛に、とても感動しました。
そんな、杉本酒造で働く3人の様子が見られる動画がこちらです。
またいつか、会いに来ます!ありがとうございました!
Uターンする若者も支援! マチトビラ
続いては、「株式会社 マチトビラ」さんにお伺いしました。
主な事業として、「長期インターンシップやキャリア教育プログラムの企画・運営」や「中小企業、NPO法人向けの経営支援」を行っているそうです。
コーディネーターの白水さんに話をお伺いしました。
人材育成にも力を入れていて、「実際に企業にとって必要なのはどんな人材なのか」というところから考え、企業と一緒に人材育成の仕組みを作り上げるのがマチトビラさんの特徴なんだとか。
九州の人は地元に愛着があり、Uターンをする方が増えているそうです。
Uターンした時、仕事に困らないように、鹿児島の熱いスポットや何か面白いことをしている人と引きあわせる為の支援をしているという白水さん。
「若者が地元に帰ってきたとき、背中を押してあげられるような存在になりたい」と、素敵な笑顔で話してくださいました。
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その後は移動型乞食の本領発揮!
マチトビラの皆様に、炊き肉の老舗「牛ちゃん 本店」に連れてきてもらいました。
炊き肉とは黒毛和牛と大量の野菜を豪快に炊き上げるという料理です。
人生で初の炊き肉を食べたのですが、美味しすぎて不安になりました。
マチトビラの皆様にご馳走していただきました。
黒毛和牛と鳥刺し美味しすぎました。本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/tThf0U3qVS— 野田クラクションべべー@九州 (@nodaklaxonbebe) 2016年4月21日
本当に、ありがとうございました!
長島で過ごした42、43日目 まとめ
鹿児島でも多くの人に助けられました。
どこの土地でもそうですが、お世話になった人との別れが辛い…
車の中で切なくなり、泣きそうになります。正直な話、このまま移住してしまいたいと、何度思ったことか分かりません。
それでも、別れ際に皆さんが「頑張ってね! いい旅にしてね! また会おう!」と言ってくれるので、僕は前を見て車を走らせることができています。
応援していただいた気持ちを忘れずに進んで行きたいと思います!
ちなみに、この2日間に使ったお金ですが… 杉本酒造の皆様とマチトビラの皆様のおかげで、0円という結果になりました。本当にすみませんでした!
【2日間で使ったお金】
0円
【残りの所持金】
17,421円
次は、宮崎県! チキン南蛮と宮崎牛が食べたいな!
以上、ベベでした。
※LIGブログ編集部よりお知らせ
読者の皆様、べべ旅の記事を読んでいただき誠にありがとうございます。
この連載は実際にべべがその土地を訪問してから記事を公開するまでにタイムラグがあるため、正確なべべの現在地を知りたい場合は
をご確認ください。
全国の皆様からの激励のメッセージ等、お待ちしております。
今後とも野田クラクションべべーを宜しくお願い申し上げます。