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2016.05.11
第5話
調べてみた

【壮絶】世界一長い小説を書いた人は生涯引きこもり童貞だった

キャシー

こんにちは、エディターのキャシーです。

みなさんには、”理由はうまく説明できないけれどとにかく好きなもの”ってありませんか? 私は長いものが好きです。国の形ですと、日本やチリなどの細長い国が好きですし、文章を書き出すとついつい長文になってしまいます。

先日ふと、「世界で一番長い小説ってなんだろう?」と気になって調べてみたところ、その筆者の生涯が壮絶すぎたのでまとめてみることにしました。

本日も宜しくお願いいたします。

1万5千ページ超えの大作。読破者はいない

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で
ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

世界で一番長い小説とされているのが、こちらの作品です。とにかく長いため、まだ読破した人はいないんだそうです。

タイトルもめちゃくちゃ長い

正式タイトルは、

『非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物語、子供奴隷の反乱に起因するグランデコ・アンジェリニアン戦争の嵐の物語』

「長い曲名といえば」でおなじみ、B’zさんの『愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない』の約3倍もあります。長いものフェチの私からすると、興奮せざるをえないタイトルです。今、パソコンの前で座っているのがやっとで、本当は立ち上がって側転しながら上野の街中を駆け回りたいくらいです。

尚、このタイトルは長すぎるため、『非現実の王国で』に略されていることがほとんどです。

内容は”残虐な大人たちと7人の少女戦士の戦争”

世界一長い小説というので、例えばねりけしを何代にも渡って練り続ける物語とか、そんなライトなテーマを想像していたのですが……。実際のテーマは、戦争というヘビーなものでした。

子供を奴隷にする残虐な大人たち、グランデリニア軍との死闘を繰り広げる七人の少女戦士、ヴィヴィアン・ガールズの物語。

出展:ヘンリー・ダーガー「非現実の王国で」2000年5月

筆者ヘンリー・ダーガーさんの壮絶すぎる闇人生


(※ヘンリーさんではなくイメージですが、できるだけヘンリーさんに似ている方をフリー素材から選びました)

誰も読破できないほど長い小説を書いたヘンリーさんは、一体どんな人物だったのでしょうか。気になって調べてみたところ、常人離れの生涯を送っていたことがわかりました。

15歳で完全孤独に。悲しい生い立ち

・1892年4月12日シカゴで生まれる。
・4歳になる直前に生母と死別。足の不自由な父に育てられる。
・12歳の頃、感情障害の兆候が現れたという理由で、知的障害児の施設に移される。
・15歳で父が死去した事を施設で知る。

引用元:「ヘンリー・ダーガー」2015年12月2日(水)00:12『ウィキペディア日本語版』

ヘンリーさんは読書好きの少年だったそうですが、情緒不安定な部分があり、対人関係に支障をきたしたため12歳で施設に送られてしまいます。そして、15歳で家族を失い完全孤独に。

・16歳で施設を脱走し、260kmを歩いてシカゴに戻る。

引用元:「ヘンリー・ダーガー」2015年12月2日(水)00:12『ウィキペディア日本語版』

一夏をかけて260kmの道のりを歩いたそうです。前職のとき、「毎日3kmくらい歩くのがしんどい」という理由で営業職をやめた自分に昇竜拳を食らわしてやりたい気持ちになりました。

誰ともコミュニケーションを取ろうとしない内気な性格

ヘンリーさんは大人になってからも人付き合いが大の苦手であり、誰ともコミュニケーションを取ろうとしなかったと言います。部屋に一人でいる時は複数パターンの声を出しながら一人語りしていたんだとか。

また、「大人になることへの恐怖」を強く抱いており、こんな言葉を残しています。

「信じられるだろうか。私は多くの子供と違い、
いずれ大人になる日のことを考えるのが嫌で仕方がなかった。
大人になりたくなかった。いつまでも子供のままでいたかった。
今や私は年をとり、脚の不自由な老人だ。なんてことだ!」

生涯引きこもり童貞。一室にこもって、60年間書き続けた

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・19歳の時『非現実の王国で』の執筆を開始。執筆はダーガーの死の半年前まで続けられた。

引用元:「ヘンリー・ダーガー」2015年12月2日(水)00:12『ウィキペディア日本語版』

ヘンリーさんは生涯童貞を貫き、一生のほとんどの時間を部屋に引きこもって小説を書くことに費やしました。外の世界に何の期待も希望も持てなくなったヘンリーさんは、自分でつくり上げた小説の中の世界観を現実よりも大切にしていたんですね。

亡くなった後に、作品が発見される

・1972年の暮れ、病気のために救貧院に。アパートの大家でアーティストでもあったネイサン・ラーナーに、持ち物の処分を問われた時、ダーガーは「Throw away(捨ててくれ)」と答えたとされる。ラーナーは、アパートの他の住人と一緒に部屋の持ち物を処分している際に、残された作品を発見して驚嘆する。
・1973年4月13日、救貧院にて死去。

引用元:「ヘンリー・ダーガー」2015年12月2日(水)00:12『ウィキペディア日本語版』

ヘンリーさんの作品は亡くなった後にアパートの家主により発見されましたが、それまで誰一人としてヘンリーさんが小説を書いていたことを知らなかったそうです。本人も、後世に残る作品だという自覚は全くなく「捨ててくれ」と言い放ったそうですが、もしも家主さんがそのまま捨ててしまっていたら、彼の作品は誰の目にも触れられることなく「Fin.」していたんですね。

 
ということで・・・

私はこの小説が欲しい

si1

どうもこんにちは、キャシーです。ってそんなの知ってますよね、私が書いてる記事ですからね。どなたか私に、この世界一長い小説を買ってくれませんか? Amazonで検索してみたところ安くても1冊7,000円以上するんです。もちろんタダでいただくのは申し訳ないので、良かったら今私の部屋に飾ってあるさだまさしさんのCD「親父の一番長い日」と物々交換しませんか? すごくいい曲ですよ、心が清らかになります。この小説、今の私にどうしても必要なんです。なんでかって? ヘンリーさんのこと調べているうちにだんだん頭から離れなくなってきてヘンリーさんに感情移入してしまって、読みたくて仕方なくなったからです。意外と普通の理由ですみません。一瞬自分で買おうとも思いましたが値段を見てびっくり。なかなかポンと出せる金額ではないですよね。もしこの本を買ってくれたら勿論ちゃんと読みますし毎日本に向かって拝みますし、本の方向に足を向けて寝ないようにします。他にも自分でいろいろとルールをつくってそれを守るようにしますし、毎日ちゃんとルールを守ったか、表をつくって丸バツでチェックをつけていき、定期的に上長に報告していきます。この本は60年以上かけて書き上げられたってことは、読破するにも何十年もの時間を費やすと思うんですけど、その何十年もの間私が毎日ちゃんと読んでるかチェックしてくれる人なんていないと思うので「全部読むなんて口だけでしょ」って思う人もいるかもしれませんが、そんなに疑うならずっと見守っていてくださいよ。ってことで、私の隣の席のケンさん、買ってくれませんか?

 
 
 
si2

え!? 無理!

 
 
 
ss1