牛皿専門店「牛皿一丁」が美味すぎて、無限ループに迷い込んだ

牛皿専門店「牛皿一丁」が美味すぎて、無限ループに迷い込んだ

紳さん

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こんにちは。ライターの紳さんです。

突然ですが皆さん、牛丼は好きですか? 僕は大好きで、これまでにも色んな店に行ってるんですが、先日新しいスタイルのお店を見つけたんですね。

 

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それが吉野家系列の牛皿専門店、「牛皿一丁」。新宿のどこかにあります。

2ヶ月前に発見した時は満腹だったのでスルーして、「今度、大切な人と一緒に行きたいなー。ウフフ」と思っていたところ、新人営業マンのよすけとランチに行く機会があったので、突撃してみました。

 

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よすけは普段、ラーメンばかり食べているので、たまには牛でも食べて英気を養ってもらいましょう。 “牛、喰わずんば営業できず”と言いますからね。

 

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メニューはご覧の通り、マジで牛皿。普通の「牛皿 150円」と「別選牛皿 250円」の2種類があります。

壁には “江戸時代は大盛りっていうのは野暮で、好みの量を少しづつ食べるのが粋とされる文化があったんだよ。つまり、牛皿は粋でぇす!” みたいな内容のことが、すごく真面目な文章で書かれていました。

 

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shin1「…つまり、牛ってのは少しづつ食べるのが粋ってことだね。」
yosuke2「うーん…。そもそも、食事の際に粋を気にしたことがないっす。そんなこと考えずにガツガツいった方が、何でも美味しく食べられるんじゃないっすか?」
shin1「だからお前は太るんだよ」
yosuke2「………そうっすね。 以後、気をつけます」

 

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とりあえず「重ね牛皿御膳三枚盛り一枚“別選”替え 680円」を注文しました。

 

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yosuke3「…あんなに相性の良かった牛と米を分離するなんて、正気っすかね?」
shin2「そういう吉野家のチャレンジ精神が粋なんだよ」

 

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shin2「まずは、普通の牛皿からいこうか。不思議と味の予想がつくけど」
yosuke3「めっちゃお馴染み感があるっすね!」

 

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shin2「だけど、牛をこうやって一枚づつ食べるのは粋じゃない?」
yosuke3「正直、粋って言われてもよくわからないんすけど、腹ペコなんで早く食べたいっす」

 

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yosuke3「…米の上に乗せたら、見た目牛丼っすね」
shin2「いや、全然ちがうよ。ツユをかけない限り、ご飯が白くて純潔を保ったままでしょ? こういうところから、粋の追求は始まってるんだよ」

 

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shin3yosuke4「いただきます」

 

 

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shin4「………普通! ほぼ、吉野家の牛丼の味だ 」
yosuke9「美味いっすね。 甘辛い牛肉とご飯は鉄板の組み合わせっす」

 

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shin1「…まぁ、こっからが本番だね。別選の肉は明らかに良い肉だし、食べた瞬間から俺の中の粋がどんどん高まり、宇宙放射線レベルで拡散する予定だから」
yosuke2「粋って、そんなに怒涛のように押し寄せてくるものなんすか?」

 

 

shin3「…それじゃあ、普通の牛皿150円よりも100円高い、別選牛皿250円をいただきます
yosuke4(値段のことをいちいち気にするあたりが、粋じゃないっすね)

 

 

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shin4「…美味い! 良いお肉を買って、友達や家族とすき焼きパーティーやった時のような味」
yosuke9「例えが的確っすね! でも、本当に美味い肉っす」

 

 

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yosuke7「あ、とりあえず別選3枚、おかわりお願いします」

 

 

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shin7「好みの量を追加で頼んでいくスタイルは粋な感じがするな。あと、別選に関しては心なしか店員さんがドヤ顏で運んできてる気がする」

 

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shin5「みそ汁はアオサ! なんか、ツウっぽくて粋な具だね」
yosuke9「みそ汁で口をリセットすれば無限に食べられるっすね」

 

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shin2「ご飯をおかわりして、お店オススメの“かけだし”も試してみよう」

 

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shin2「この“おダシ”をかける食べ方、ひつまぶしリスペクトだね」

 

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shin9「…サラサラとお茶漬けみたいな食感で、粋っぽい!」
yosuke4「こんな食べ方があるんすね。いくらでも食べられそうっす」

 

 

yosuke7「…かけだし用の別選も3枚、追加でお願いします」

 

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yosuke5「かけだし、テールスープみたいな深い味わいっすね!」

 

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yosuke5「ふわっとネギが香り、高級感のある一品に仕上がるっす!」

 

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yosuke7「…すみませーん。さらに別選3枚、おかわりお願いします」

 

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yosuke5「卵も良い感じっす!濃厚でまろやかで、牛肉を包み込む優しい味!」

 

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yosuke5「別選牛皿はしっかりと肉の味がして最高っすね!」

 

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yosuke5「…ご飯があっという間に無くなるっすよ」

 

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yosuke7「…別選5枚とご飯をおかわりお願いします」

 

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yosuke5「また、ホロホロと崩れるタマネギも味が染みてて泣かせるっす」

 

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yosuke5「ペロッと食べられるので、牛皿の追加注文が止まらなくなるっす」

 

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yosuke5「紅ショウガは口がサッパリしてまた肉を食べたくなるっすね」

 

 

yosuke1「これ、無限ループに迷い込んでないっすか……?」

 

 

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shin10(………粋ってなんだろうな)

 

 

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shin8(この暴力的な食欲の前には、牛皿というスタイルの粋が通用しなかったということなのか…?)

 

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shin8(そもそも、牛皿ってこんなに食べられるものなのかな…)

 

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yosuke6「…ふぅ。紳さん、ちょっとトイレ行ってくるっすね」
shin1「…あぁ。行ってらっしゃい」

 
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shin2(あいつがトイレに行ってる間に、支払いを済ませておこう。こうやってスマートにおごるのも、粋な上司としての務めだな…)

 

 

今回食べたもの
重ね牛皿御膳三枚盛り一枚“別選”替え2つ(1360円)
牛皿“別選”おかわり14皿(3500円)
かけだし2杯(300円)
ご飯おかわり2杯(300円)
玉子2つ(100円)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
合計:5,560円

 

shin6(うっ… あのヤロウ、食べ過ぎなんだよ… わんこそばじゃないんだぞ)

 

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shin7(…今度は減量中のボクサーと一緒に来よう)

 

 

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yosuke8「ただいまっす」
shin7「おう、おかえり。ここの支払いは済ませておいたよ」
yosuke8「…え!?おごってくれるんすか? ありがとうございます!」

 

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yosuke7「じゃあ、別選5枚追加で」

 

 

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〜Fin〜

 

 

 

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店名 牛皿一丁 西新宿8丁目店
営業時間 月~金7:00~23:00、土・日・祝7:00~22:00
定休日 年中無休
住所 東京都新宿区西新宿8丁目4−1 ナルコビル 1F

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メディアクリエイターの紳さんです。 商品やサービスの宣伝、PRの為の効果的な企画、マーケティング手法を0ベースから考え、最良な予算の使い方をご提案するような人物に憧れています。 最近、Twitterを始めました。 クライアントに寄り添い、抱える悩みを自分ごとのように消化できるような、そんなクリエイターを目指しなさい、と母に言われて育ちました。

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