【サーバーの選び方】Webサーバーについて語るけど何か質問ある?

しょご


【サーバーの選び方】Webサーバーについて語るけど何か質問ある?

こんにちは、しょご(@shogo_drumer)です。
いままで社内では「とくさん」と呼ばれていたのですが、嫁から「しょごたん」と呼ばれているのがバレて以来、社内公的文書でも「しょごたん」って表記されるようになりました。なんか気恥ずかしい気持ちでいっぱいです。
気軽に「しょごたん」とか「しょごりん」とか「しょごきゅん」って呼んでください。ハニカミます。

さて、前回のLAMP環境の話でもあった通り、Webサイトを構築するには必ず「Webサーバー」というものを用意する必要があります。
今回はそのWebサーバーに関して、「Webサーバーってなんなの?」「レンタルWebサーバーはどう選べばいいの?」といったことをお話いたします。

Webサイトを見るってどのような仕組みなの?

我々はWebサイトを閲覧する際、ブラウザを立ち上げてURLを入力したり、検索結果からURLのリンクを辿ったりしてサイトを表示させます。
ユーザ視点で見るとこういう操作しかしてませんが、Webサービスを構築するなら、実際どういう仕組みでWebサイトを閲覧できているかを知る必要があります。

Webサーバーは建物(サーバーマシン)に入った店舗

実際にWebサーバーと聞いて想像するのは、なんかでかい箱っぽいのに入った「機械そのもの!」っていうイメージがあるかもしれませんが、厳密には違います。
みなさんが想像するマシンは「サーバーマシン」というパソコンです、細かいところは通常のPCとは違うところもありますが、大筋は間違ってないのでそう思っていただいて結構です。

そのサーバーマシンに、前回紹介した「Apache」や「Nginx」などのWebサーバーとなるミドルウェアをインストールした状態がそれになります。

ミドルウェアとは
ミドルウェアとは、ソフトウェアの種類の一つで、オペレーティングシステム(OS)とアプリケーションソフトの中間に位置し、様々なソフトウェアから共通して利用される機能を提供するもの。

引用元:e-Words

要はWeb用のファイルを効率公開させるためのアプリケーションです。

インストールしたWebサーバーが管轄する公開領域に、HTMLやPHPなどで作られたWeb用のファイルスクリプトを閲覧できるように設置。私たちはそのファイルにアクセスし、内部の情報を表示させているのです。

Webサーバー

例えるなら、サーバーマシンという建物にWebサーバーという店舗を設けて、HTMLという商品を設置、私たちお客はURLという住所をもとに店舗を訪れて商品を見る、というのが「Webサイトを閲覧する」ということになります。

Webサーバーを選定しよう

つまり、Webサイトを構築するには「Webサーバーとなりうる店舗」が必須ということですね。Webサーバーを用意するには、サーバーマシンを購入してイチから構築する手段もありますが、レンタルサーバーを利用する手もあります。
今回はレンタルサーバーの選び方についてご紹介します。

レンタルサーバー選びで注目すべき基本スペック

レンタルサーバーには種類とプランが細かく分かれていて、できること・できないことの制限があります。まず簡単な違いとして、設置するWebサーバーの基本スペックをチェックしておきましょう。

ディスク容量

一番最初に目につくのは、Webサーバーのディスク容量ですね。
割り当てられたHDDの「最大容量」と考えていただければいいと思います。多ければ多いほど、たくさんのファイルを設置することができます。
更新頻度と更新におけるデータ容量によっては、こちらが少ないとすぐ枯渇してしまいます。

PHPバージョン

WordPressに限らず、PHPを利用したい場合はレンタルサーバーで使用可能なバージョンもチェックしてください。レンタルサーバーによってバージョンが限定されている場合、利用したいシステムが使えないなんてこともあるので。

データベース設置可能件数

CMSやデータベースを必要としたWebシステムを利用する場合、データベースが必要になります。
レンタルサーバーではデータベースの設置件数に制限が設定されているものもあるので、ひとつのレンタルサーバーで利用するシステム数とそれが必要とされるデータベース数によってはこちらも注目する必要があります。

メールアドレス作成件数

メールアドレスの作成も可能ですが、作成件数の上限が決まっているものあるので注意です。
最近は無制限のところが多いですが、プランによっては作成可能数が決まっているレンタルサーバーもありますので、メールアドレスを作成する場合は注目してみてください。

マルチドメインの対応可否

レンタルサーバーに割り当てるドメインを複数設定して複数サイトを利用する場合は、こちらにも注意が必要です。
レンタルサーバーによって割り当てるドメインは一つだけしかできないという場合は、サブドメイン対応しかできなくなる可能性があります。

独自SSLの設定可否

オリジナルドメインに合わせた独自SSLの設定を行いたい場合は、こちらにも注目してください。
例えばドメインを「shogotan.com」を設定し、「https://shogotan.com」を利用したい場合は、独自SSLが可能なレンタルサーバーでなくてはできません。
少なからず共用SSLというものが用意されておりますが、こちらを利用する場合、URLが急にレンタルサーバー独自のドメインになってしまうので、それが嫌やんなーって人は独自SSLが可能なレンタルサーバーを選定してください。

転送量制限

こちらも地味に気をつけたいところですが、レンタルサーバーによっては月の転送制限が設けられている事があります。

一ヶ月の中でレンタルサーバーへの転送容量の制限が設けられており、そこに至ってしまった場合、データの送受信に制限がかかってしまう恐れがあります。容量制限表記がある場合、サイトの仕様によってはこちらを考慮した運用が必要になります。
また、無制限と表記されているところもありますが、実は内々で一定数を超えてしまうと制限がかかる場合もあるので注意が必要です。

なお、この「転送」というのはFTPによるデータ転送のみならず、メール送受信やレンタルサーバーに設置したHTMLなどの閲覧もそれにあたります。

 
他にもバックアップサービスやCMSインストール機能&動作保証など、レンタルサーバーごとに特色はございますが、基本的には上記をチェックしてください。

レンタルサーバーの種類を知ろう

続いてレンタルサーバーの種類の説明をします。
レンタルサーバーは大きく四種類に分けられます。

  • 共用サーバー
  • 専用サーバー
  • VPS(仮想専用サーバー)
  • クラウドサーバー

です。
それぞれ特色や月額料金が違うので、用途によって選定するとよいでしょう。

一番安価だが制限のある「共用サーバー」

共用サーバーは、月額料金の安価なサーバープラン。安いところでは月額100円〜借りることもできますが、安価なだけに色々な制限があります。

まず、大前提として大きなサーバーマシンの中の一部を間借りする形で利用します。
ディスク容量以外のサーバーマシンメモリなどマシンスペックを大人数で共有する形になるので、自分もしくは誰かがレンタルサーバーに負荷を与えてしまった場合、連帯で負荷がかかってしまうことになります。そのため、大容量リソースを必要とするシステムを設置するのは不向きです。
静的ページ展開や小規模なスクリプト、CMS展開をする程度であれば、共用サーバーを利用するのに向いていますね。

またレンタルサーバー内部のミドルウェアへの干渉は基本できないので、独自のミドルウェアを設置したりWebサーバーチューイングを行ったりすることはできません。
ただし、Webサーバーはもちろんのことメールサーバーやデータベースサーバーなどの、Webサイトを展開するうえで必要なミドルウェアがすでにインストールされてる状態で割り当てられるので、イチから構築する手間はありません、また共用サーバーではコントロールパネルと呼ばれる管理画面があり、そちらから一部のWebサーバー操作を行えます。

その名の通りあなただけのWebサーバー「専用サーバー」

共用と違い、ユーザ専用のサーバーマシンを占有するサーバープランです。
俗に物理専用サーバーとも呼ばれ、管理者権限を獲得できるので自由にWebサーバー構築・設定することができます。ディスク容量も共用サーバーと比べれば膨大で他者によるメモリ干渉もないので、大規模サイト、ウェブシステム、アプリケーションの構築展開に向いております。

ただし、Webサーバーなどのミドルウェアは基本一切入っておらず、イチから構築する必要がありそれなりの知識が必要です。また、コストも安価なところで月額9,000円〜プランによっては10万を超えたりと共用サーバーと比べると膨大になりますので、それに見合ったサイト収益・仕様かどうか見定める必要があります。

共用なんだけど専用サーバーなことができる「VPS」

共用サーバーで専用サーバーのように自由にWebサーバー設定を行いたい場合にはVPS(Virtual Private Server)を利用します。
共用サーバーと少し似ていますが、共用サーバーではあくまでディスク領域の割り当てのみ。対して、こちらは仮想サーバーマシンの割り当てとなるので、管理者権限も得ることができて自由にサーバー構築・設定をすることができます。

仮想サーバー一つ一つにCPUやメモリの割り当てもされているので、共用サーバーよりも安定した稼働が実現できます。中規模〜大規模サイト、中規模CMS構築やWebアプリケーションの展開に適していますね。

ただし仮想とはいえ専用サーバーと同義なので、ミドルウェアの構築などサーバーマシンセットアップが必要になり、それに見合った知識を要します。
専用サーバーと比べると安価なところで月額1,000円程度〜利用できるので、コストパフォーマンスにも優れています。

サービス状況により自由にサーバーマシン自体操作できる「クラウドサーバー」

上述のプランとは異なる仮想サーバープランになります。
VPSでは一つの仮想サーバーマシンを割り当てられましたが、クラウドサーバーでは複数の仮想サーバーマシン自体を自由に構築することができます。

Webサーバーのみならずデータベース用の仮想サーバーマシンを設けたり、アクセス負荷分散の仮想ロードバランサーを設けつつ、負荷状況により自動でサーバーマシンを立ち上げる冗長化構成を整えたりと、利用状況に応じて自由に構成を変化させること状況をつくりあげることができます。
利用頻度が少ないときはディスク容量や割り当てメモリを減らしたり、負荷が上がってきたときはサーバーマシンスペックを向上させてみたりと、仮想ゆえの自由さがあります。
大規模サイト、高アクセスが想定されるサイト、ゲームアプリケーション、システム構築・展開などに適しております。

ただし、今までのサーバープランと異なり月額費用が固定ではなく、サーバーマシンへのアクセス量、利用したサーバーマシンスペックなど、使った分だけ費用がかかります
そのため、アクセスが集中したり、高負荷をかけたりしてしまうシステムを構築すると、転送量が増加すればするほどコストがかかるので注意が必要です。

まとめ

コストだけをみてレンタルサーバーを選定するとやりたいことができなかったり、システムが動かなかったりと残念な結果になってしまうことがあります。
展開するWebサイトやアプリケーションが

  • どれくらいの規模なのか
  • どれくらいのアクセス数なのか
  • どのようなシステムを設ける必要があるのか

というサイト仕様を踏まえたうえで、レンタルサーバーを選定しましょう。

次回はWebサーバーを用意した後の流れについてご紹介します。

ではばいにゃー。

しょご
この記事を書いた人
しょご

バックエンドエンジニア

2014年入社

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