そして最大の事件は起きた
家族で車に乗って出かけようとしたときのことでした。わたしの片足がきちんと車内に収まっていない状態にも関わらず、おばあちゃんがそれに気づかず、とんでもない力でドアを閉めたことがありました。
わたしは悲鳴をあげ、すぐにドアを開けてもらったものの、凄まじい痛みに悶絶。赤く腫れている! と訴えるものの、おばあちゃんには「そんな強くドアを閉めてないし、一瞬だったから冷やせば大丈夫!」と言われ、湿布を貼っただけでその日は眠りにつきました。
ところが翌日、目覚めたわたしが自分の足を見るとびっくり! 普段の二倍以上に腫れあがり、ど紫に染まった状態だったのです。
さすがのおばあちゃんもちょっと驚き病院に行ったところ「内側のくるぶしが陥没してしまっています。とんでもなく重症の打撲です。」と診断されました。一体どんな力で挟まれたんだ? と訝しむお医者さんをよそに、おばあちゃんの持つポテンシャルがとんでもないことに、わたしはあらためて気づかさたのでした。
本当に最強のおばあちゃんは『サユリ』のなかに
そんなおばあちゃんは2016年現在すでに80歳を超えていますが、相変わらず身長と体重は大きいままです。よろけたときにわたしを支えにすると、わたしがその重さに耐えきれず、激しく地面に体を叩きつけられてしまうことも多々。
そう、つまりわたしが何を言いたいかというと、『サユリ』を読んで、ぜひ最強のおばあちゃんを見てもらいたいということです。
ホラー漫画だからと構えなくても大丈夫。押切蓮介先生は被害者を被害者のまま終わらせません。
大事なのは「生命力」で負けないこと!!! 生命力!! 生命力を持ち続けるんだ!!!
それでは。