こんにちは、カメラマンのえだまめです。
漫画界には、一口に「ギャグ漫画」と言っても、実にさまざまな種類のギャグ漫画が存在します。その中でもわたしが好きなギャグ漫画は「シュールさ」を全面に出したものです。
たとえば『るみちゃんの事象』、『浦安鉄筋家族』、『かってに改蔵』……その他、おススメしたい作品は沢山あるのですが、今回は現在連載真っ最中! 巨匠・漫☆画太郎先生の『ミトコンペレストロイカ』についてお話させてください!
本日紹介する漫画・『ミトコンペレストロイカ』
ミトコンペレストロイカ 1 (BUNCH COMICS)
- 著者まん○画太郎
- 価格¥ 605(2016/01/13 13:13時点)
- 出版日2014/08/09
- 商品ランキング17,509位
- コミック163ページ
- ISBN-104107717623
- ISBN-139784107717627
- 出版社新潮社
本作は、私たち「バカ」の読者のために「漫☆画太郎」から「まん○画太郎」へと改名してくださった先生による久しぶりの連載作品です。
- あらすじ
- ミト王国のミトコンドリア城に小さい頃から監禁状態で住まわされていたマゴ姫は、以前城に盗みに入った「怪盗パパン」に憧れながら、城を脱出するときを日々待っていた。そして脱出した先で出会うパパンの娘「パパン二世」、そしてマゴ姫の後を追ってきた忍者の「お汁」。痴呆が入ってきてしまい自分がそのへんにばらまいた財宝を娘のせいだと怒るパパンのため、三人は「7個集めても何も願いごとの叶わない龍の玉」を集めに旅にでるのだった……。
まず、画太郎先生の漫画が好きな人には必ず伝わるキーワードをいくつか言わせてもらいます。
「はうあ!」
今回も沢山でます。気持ちいほどに出てきます。
「何時だと思ってんだバカヤロー!!」
沢山でます。みんな相当時間を気にします。
「階段からゴロゴロ→そして死」
沢山でてきます。でも話は続きます。
死んでも続く話
そうなのです。画太郎先生の漫画といえば、可愛かったはずの女の子キャラが次ページではババアのようになっていたり、何かあると部屋を飛び出してそのまま階段を転がり落ち、たまたま来たトラックに轢かれて死ぬというエンドがド定番なのですが、短編ではそのまま終わってしまうストーリー展開も、今回連載作品ということで、ちゃんとその後が続くのです!
死んでも続く話。つまりストーリー性のある久しぶりの構成に、すでにわたしの胸はドキドキワクワクでした。
実は、これまでお付き合いしていた彼に「おススメの漫画を貸してくれ」と言われたとき、画太郎先生の作品を貸したことが何度かあります。
一人は一緒に腹を抱えて笑ってくれましたが、一人からはそれっきり漫画については何も聞かれなくなりました。
道理で。テレビでエガちゃんが尻から粉を出している場面を涙を流しながら見ているとき、わたしのことを“心底腐れ野郎を見る目”で見つめていたわけです。
笑いの趣味が合わないことほどつまらないことなんてないですね。その彼には、がっかりしました。
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