こんにちは、ツベルクリン良平(@tube_ryo)です。いつも「無駄」をコンセプトにライターをしています。
ところでみなさん、1月30日に公開される『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』というホラー映画をご存知でしょうか?
映画『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』
「十二国記」シリーズ、『屍鬼』などで有名な作家・小野不由美の初の映画化作品。監督は『白ゆき姫殺人事件』や『予告犯』の中村義洋、主演は竹内結子、共演に橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一。
住人(橋本愛)の手紙によって、怪現象が起こるマンションを調査することになった小説家(竹内結子)が、作家の平岡(佐々木蔵之介)や心霊マニアの三澤(坂口健太郎)とともに、戦慄の真相に迫るリアルミステリー。全ての事件をつなぐ「穢れ(けがれ)」の正体とは?真実のさらに先に驚愕のラストが待ち受ける。
予告編
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そう。この映画は、いわゆる“事故物件”を舞台にした物語なんですね。
- 事故物件とは?
- 何らかの事件や事故によって借り手がつかなくなり、家賃が安くなったり色々している物件のこと
そこで今回は『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』のPRを兼ねて、事故物件を借り、LIGのサテライトオフィスにします。
実は前から興味があったんですよ、事故物件。まぁ「おばけが出るー!」なんてこともあるらしいですが、それが果たして本当なのか確かめたいのです。
それに家賃が安いのってやっぱ魅力的ですしね。
あぁなんて官能的な響きなんでしょうか。好きだぞ、“安い”!
ただし、デメリットももちろんあります。
やっぱり怖いものは怖いです。ただ、そんな感覚はもはや捨て置くべき。“安い”以上に求めるものなど、この世にはないのだから。
事故物件を手に入れよう
というわけで、宇都宮までやってきました。ここに事故物件があるらしいです。
そして、事故物件が見つかりました!
どういう事故物件なのか
知り合い経由で、この物件を持っている某ホテルの支配人を紹介してもらいました。
この事故物件とはホテルの一室。まぁ即決したよね。ホテルで仕事するのって、なんか億万長者っぽいし。
“詳しい場所は明かさない”ことを条件に、借りることができました。
ー この部屋で“事故”が起こったそうですね。いつ頃なんですか?
私がこのホテルで働き始めた頃なので……約30年前くらいですか。もう随分前になりますね。
ー どんな風に発見されたんですか?
チェックアウトの時間が過ぎても音沙汰なかったので、マスターキーで入室したところバスルームにご遺体があったんです。
ー それから30年間営業してきて、何か変わったことってありました?
この部屋にご案内したとき、「ここはダメだ」とチェックアウトされてしまったことが何回かありました。霊感が強いというか、敏感な人には何か感じられる部分があるのかもしれませんね。
ー 実際、ホテルってそういう事件とか多いんですか?
自殺未遂であれば、ここ30年のうち4〜5回はありましたね。どの方も幸い一命は取り留めていますが。やはり、多くの方が出入りするのでそういうことも起こり得るのかと思います。
ー なるほど。こちらで亡くなられていたんですね。
はい。タオル掛けに紐を通して、首に巻きつけて。
ー 僕、霊感とかこれっぽっちもないのですが、何か感じます?
感じませんね。
ー ですよね。
ここが事故物件オフィスです
そんなわけで、実はもう1月の初めからこの3人で、仕事をしながら暮らしています。
人物紹介:ヨシキ(@moriri_nyo) 株式会社LIGのエディター。去年の9月まで広報業務を約1年やっていたが、「まだその域に達していない」という理由で解任される。その後ずっと会社での居場所を探し続けている。 |
人物紹介:菊池良(@kossetsu) 株式会社LIGのライター。特に何のモットーもなく記事を書いている。「今のオフィスに飽きたから」と、気分転換目的で参加。 |
こんな感じで仕事しています。決して遊んでるわけじゃないですよ。「仕事をホテルでするとかクズ!」みたいな固定概念から解放されただけです。