はじめまして! 最近フロントエンドエンジニアとしてLIGにジョインした大学生のれもんです。
まだまだ新米エンジニアとして奮闘する毎日、どういった姿勢で学ぶべきなのか、エンジニアとしてどうあるべきなのか日々悩んでいます。悩んでいるのであれば、いっそのことLIGにいるエンジニアに聞いてしまおう! ということで、今回はLIGにいる5人のエンジニアの方にいろいろ質問してみました!
インタビューに答えてくれた5人のエンジニアの皆さん
今回インタビューを快く引き受けてくださったLIGのエンジニアの方々をご紹介したいと思います! 5人とも全く違うバックグラウンドを持っています。
人物紹介:先生 CTO(最高技術責任者)。前職では、ソーシャルゲーム会社でUI/UX開発本部の本部長。JAVAやiOS、バックエンドもできるフルスタックのフロントエンドエンジニア。優しい顔をしているけど、言うときは言うLIGの先生。 |
人物紹介:まろC 新卒でシステム会社のバックエンドエンジニアにジョイン。その後、バックエンドとフロントエンドの両方をやった後、フロントエンドエンジニアとして約1年前にLIGに入社。私の直属の上司、師匠です。 |
人物紹介:のびすけ 2014年、新卒でバックエンドエンジニアとしてLIGに入社。課外活動でやっていたioTLT勉強会がそのままLIGの事業部「Devlel」に。(課外活動で勉強会を主催していたら会社の事業になった話)、Pepper開発やioTの勉強会などを開催している。 |
人物紹介:店長 コーヒー屋さんの店長ではなく、LIGのフロントエンドエンジニア。新卒の後、飲食店に3年半勤務、その後独学でデザインとコーディングを学び、前職でWebデザイナーとして働いた後、LIGにジョイン。 |
人物紹介:はっちゃん ヒゲが濃いおじさんではなく、LIGのフロントエンドエンジニア。チェッカーやコーダー、デザイン、大規模サイトの保守業務などを数社で経験した後、2015年LIGに入社。 |
質問してみた
上達するためのポイントといっても難しいので、いろいろな質問をしてみました!
- 最初にエンジニアとして会社に入ったときやまだエンジニアとして日が浅いとき、どんな姿勢で学んでいたか
- 自分が思う新米とベテランのエンジニアの違い
- 「この人できるエンジニアだな」と思った人の技術面以外での特徴や性格
- 新米エンジニア時代の失敗談
- 経験からこうしたほうがいいよとかこう学ぶべきだよっていうこと、メッセージ
情報収集や能動的な姿勢が大事
ー 最初にエンジニアとして入った会社やまだエンジニアとして日が浅いとき、どんな姿勢で学んでいましたか?
店長:前職ではエンジニアリングに長けている人が少なかったので、RSSで情報収集したり、勉強会に参加したり、最近のトレンドを実際に自分で試すなどして自力で勉強していた。
はっちゃん:当時は、先輩エンジニアの話を聞いても知らない単語が飛び交うので、聞き耳を立ててメモをとり、後で調べるなどしていた。
のびすけ:当時は、「フィードバックをすぐもらう」ということを意識していた。例えば、やらなきゃいけないことを10としたら、10やりきってから聞くのではなくて、1やってフィードバックをもらうの繰り返し。先輩エンジニアはやっぱりプログラミングの最短ルートを知っているので、細かく聞くことで認識を合わせていっていた。
- れもん’s コメント
- どれも本当に大事なことだなと思います。はっちゃんさんのおっしゃっていたような場面にはよく遭遇します……。のびすけさんがおっしゃっていた「認識をすり合わせる」というのもエンジニアだけでなく、チームとして動いていく上で欠かせませんよね。
辛さとかトラブルを乗り越えた経験の数が違う
ー 自分が思う新米とベテランのエンジニアの違いはなんだと思いますか?
先生:辛さとか課題を乗り越えた経験の数。プログラミングの経験年数とかではなくて、難しい出来事とかトラブルとか、何かあったときの経験数がものを言う。簡単な問題ではなくて、難しい問題に取り組んで解決した経験が重要だと思う。
まろC:新米のときはとにかくネットで情報を集めたり、本を読んで勉強したりインプットをしまくっていた。忘れてもそれはそれでよくて、内容を全て記憶するというより、本の目次を追加していくような感じで、あとはググればいいだけみたいな知識を増やしていった。めちゃめちゃインプットすればその中から最適なアウトプットが出てくるようになる。その違いかな。
- れもん’s コメント
- 辛さやトラブルを自分で生み出すことは難しいので、まろさんが言っているような、「とにかく情報をインプットして自分の引き出しを増やす」をモットーに頑張りたい所存。勉強しなきゃ……。
できるエンジニアは「めんどくさがり」で「楽しんでいる」人?!
ー 「この人できるエンジニアだな」と思った人の技術面以外での特徴や性格を教えてください。
店長:いい意味でめんどくさがり。だからこそ、コードや開発環境に効率性を求めるといったことでエンジニアとしての技術が上がると思う。
まろC:エンジニアリングを楽しんでいる人。楽しむことができれば、学ぶことも作ることもついてくる。実際に作っていると楽しいことが多々あるので、いかに楽しめるかというところが大切。
先生:やることがシンプルな人。無駄が少ないから効率がいい、要領がいい。そしてわかりやすい。つきつめたからこそシンプルになるんだと思う。
のびすけ:できるエンジニアには二つのタイプがいると思っていて、一つ目が「筋トレタイプ(技術がとても好きで極めたいという人、目的型)」、二つ目が「試合タイプ(何かものを作りたい人、手段型)」。後者で伸びるタイプのエンジニアは、プログラミング以外にも色々なことに興味を持っていて幅が広い人だと思う。
- れもん’s コメント
- この質問で1番共感した答えが、エンジニアを職業としている人には二つのタイプがあるということで、一つ目にエンジニアを「目的」としている人(筋トレタイプ)、二つ目にエンジニアを「手段」としている人(試合タイプ)、どちらがいい悪いではなく、タイプによって長ける部分が違うということ。のびすけさんは両方いけるスーパーマンを目指しているらしいです。さすがです。
みなさん様々な失敗談も・・・
ー 新米エンジニア時代の失敗談があれば教えてください。
はっちゃん:当初思っていたよりも確認作業(デバッグ)とかが多くて、確認漏れしていたときはよく上司に怒られました・・・・・・。
先生:新卒の会社を7ヶ月で辞めたこと。入ったことが失敗じゃなくて、辞めるほかに何か方法があったのではないかな~と思います。
のびすけ:本番環境にデプロイしたのにもかかわらず、一部機能が止まっていたとき。あと、サーバサイドならではだけど、サーバが落ちたとき。
- れもん’s コメント
- なかには失敗が思いつかないなんていうエンジニアも。わかる! と思う反面、CTOの先生が、新卒で入社した会社を7ヶ月で辞めたというのは興味深い話でした。扱っている言語はJAVAだったのに、違う言語や表現に興味が出たらしいです。そう思うと自分が好きだと思う言語とのマッチングも大事ですね。
先輩エンジニアの皆さんからのメッセージ
ー 経験談からこうしたほうがいいよとかこう学ぶべきだよっていうこと、何かメッセージがあればお願いします!
店長:やり切るのは大切。地道に自分で1から作って、それをレビューしてもらうこと。最初は単純なものから始めて、そこから派生して作れるものを作っていくといい。
はっちゃん:オススメの本を教えてもらったりして勉強するのは基本。htmlタグの意味から、基礎からやっていくといいと思う。
まろC:「自主性」と「何か作りたい気持ち」が大事。仕事でもそれ以外でも。あと、とにかく作り続けること。好奇心とか探究心とかを持って挑戦していってほしい。
のびすけ:自分がどうなりたいかを見据えた上で、そうならなければいけない環境に身を置くこと。具体的に言うと、情報が入ってくるようにしたいなら、自分で勉強会を主催したりすることで、必然的にそのような状況になる。
先生:好きなとこを徹底的に伸ばせばいいと思う。
- れもん’s コメント
- 全員の話を聞いて共通している部分が、「作りたいものを作ったり、やりたい技術をやってみることの大切さ」、そして「そのやりたいことのために、何が必要か逆算して考えること」でした。好きこそものの上手なれ、ってことですね。
まとめ
新米エンジニアが早く上達するためのポイントを今回のインタビューからまとめてみました!
- 情報収集をしたり、勉強会に参加したり、インプットをしまくること
- 最新のトレンドを実際に自分で試すこと
- やる課題をかされたら、全て終わった後に報告するのではなく細切れにして報告すること
- 難しいことにも挑戦していくこと
- プログラミングを楽しむこと
- 仕事以外でも時間があれば何かつくってみること
- 自分が目指す環境に身を置くこと
最後に
5名のエンジニアの皆さん、ありがとうございました!
わざわざ時間をとってもらい、とても参考になることを聞けてよかったというのが素直な感想です。早く一人前になれるように私自身も自発的に質問したり、勉強していきたいと思います。そう思うと頼り甲斐のあるエンジニアさんがこれだけいる環境というのはとてもありがたいです。
そしてこれを読んだ、新米エンジニアや新卒のエンジニアの皆さん、いいものを作っていくために日々頑張っていきましょう!