どうも、ライターのほあし(@hoasissimo)です。
前回に引き続き、『ワールドトリガー』の魅力について語りたいと思います。今回は、本作における「集団戦」の面白さについて紹介していきます!
「集団戦」で魅せるクレバーなSFバトル『ワールドトリガー』
本作のバトル描写は、ひとつの戦闘に多くのキャラクターが同時参戦して入り乱れる、文字通りの「集団戦」として描かれています。
これが大きな「推し」ポイントのひとつで、単行本10巻発売記念として行なわれた「キャッチコピーコンテスト」でも「集団戦の面白さがここにある!!!」というフレーズが佳作入賞しているくらいです。葦原先生ご本人も集団戦推しとのことで、公認の魅力といえます。
かつてないほど平等なバトル漫画!?
ボーダー隊員の使用するトリガーは、ボーダーが準備した汎用品です。遠距離用・中距離用・近距離用・サポート用など、種別ごとにいくつもバリエーションはあるんですが、同じトリガーであれば機能自体はすべて同じで、あとは使い手の「トリオン能力」によって性能が決まります。
「黒(ブラック)トリガー」と呼ばれる一点物の超強力なトリガーも存在しますが、ボーダー全体にも数個しかない貴重品なので、戦場の主役にはなりません。あくまでも「みんなと同じ武器をどう上手く使うか」というのが戦闘のカギになるわけです。
この「全員が同じ機能を持った同じ武器を使う」というバトル漫画にあるまじき地味さ、地に足着いた感じが、私はたまらないんですよね!
もちろん本物の軍隊などであれば、兵士の装備を同一規格に揃えて運用するなんて当たり前の話です。
ただ、『週刊少年ジャンプ』で連載されているバトル漫画でここまで地味な設定を持ってくるというのは、ある意味革命的ですらあると思いませんか?
全てが必然、納得性の高いバトル展開!
だからといってバトル描写は、単調で退屈なものには決してなっていません。
むしろ使う武器がみんな同じだからこそ、使い方や性能の違いによって、そのチームの戦略性やキャラクターの個性、各々の背負っているドラマなどが一層鮮明に描かれることになります。各々が使用するトリガーに機能差が無いため、常に白熱した戦いになるという特徴も。
しかも、ほぼ全てのキャラクターが非常に優れた戦略眼を持って戦っているため、「ストーリーの都合に合わせて不自然な勝ち方・負け方をする」みたいな興醒めな展開は全く起こらないんです。
勝つ奴は勝つべくして勝つし、負ける奴には負けるだけの理由がきちんとあるという、合理的で納得感の高いバトルが演出されているんですね。
「戦闘に関する“ツッコミどころ”が無いバトル漫画」とでも表現すればより分かりやすいかもしれません。
「クレバーで燃えるバトル漫画」を求めている方には、『ワールドトリガー』は特にオススメなんです!!
まとめ
というわけで、前回から引き続き『ワールドトリガー』の魅力について語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。私の大好きな作品のひとつですので、少しでも興味を持っていただければ幸いです。
それでは、お読みいただきありがとうございました。
- 追伸
- 内容とのかねあいで書きそびれていたんですが、この作品、登場する女の子がみんな非ッ常にかわいいです。
どの子もすごく上品かつ綺麗な顔立ちで描かれているので、それを眺めているだけでもかなり幸せな気持ちになれるんじゃないかなと思います!
ライター紹介:ほあし 関西に住む、少年マンガをこよなく愛する男。とりわけ『BLEACH』については尋常ではない思い入れがある。『BLEACH』についてひたすら語るための個人ブログ「Black and White」を更新中です。よろしければこちらもぜひ! |