こんにちは、ジョンと申します。
さて、どうしましょ。
書くことがない。
キャッチコピーシリーズは最終回を迎えてしまったし、前回の記事「今から作ろうとしているWebサイトに、コピーライターはアサインされていますか。」では書きたいことをぜんぶ書いてしまったものだから、もはや書くことがないんです。
これはもう、誰かの力を借りるしかないってことで、菊池とひゃくいちに相談させてもらうことにしました。
− きっくん(ぼくはふだん、菊池をこう呼んでいます)、どうしたらいい?
菊池「一流のそば職人を目指してみた、ってどうですか? 10年ぐらいかけた連載」
− 時間かかりすぎだよ。
菊池「うなぎの産卵シーンを動画に撮ったらバズりますよ」
− そりゃそうだけどさ……そうなの?
この子の思考回路ってホント、どうなっているのでしょうか。
やっぱり、言葉にまつわる何かがいいってことで。
ぼくはコピーライターなので、LIGブログを介することで誰かが言葉に興味を持ってくれたらいいなぁと思っています。これは決して、文学性を身につけようとか、正しい文法で言葉を書こうとか、そういうことではなくて。「その言い方おもしろいね」「そんなこと言われたら嬉しくなっちゃうね」みたいな。そんな感じで言葉のおもしろさを感じてほしいと思っています。
コピーライティングは、コミュニケーションの送り手が、自分の思い描くように受け手を動かせたらゴール。日本語として正しいかどうかよりも、受け手が動いたかどうかに主眼を置いています。
そして、この技術は日常にも大いに活かせると思っています。ふだんから、受け手を動かしたい場面なんてゴロゴロしているじゃないですか。
- この仕事をどう頼んだらやってくれるだろう?
- 脱いだものをそのままにするダンナを矯正したい。
- なんとかしてデートに誘いたいんだけどな……。
こういったときに使えるのは、いつだって言葉です。
じゃあ受け手を動かす言葉ってなによ?って話なのですが、それはふだんの生活の中で心が反応した言葉にヒントがあるのではないか、とぼくは思っています。心が反応するということは、やっぱりそれなりの理由があるはず。そこを紐解いていくと「受け手を動かす言葉」の輪郭が浮かび上がってくるのです。
……と、マジメに書くとどうしても堅くなってしまうので、もっとライトに言葉を見つめるきっかけをつくるために、ぼくたち3人は気になった言葉を拾ってみることにしました。そして「#きょうきになったことば」でツイートしていこうと。それだけをルールにしました。