その意思決定からどんだけ時間経ってるの?LIG社長・吉原ゴウが語る「組織の在り方」

その意思決定からどんだけ時間経ってるの?LIG社長・吉原ゴウが語る「組織の在り方」

ナッツ

ナッツ

ゴールに向かっていれば、何をやったっていい

LIGという組織も官僚型のマニュアル化された組織を作りたいわけじゃなくて、ゴールは「全人類70億人の生まれてから死ぬまでの100年のLifeをGoodにすること」という遠いところにある。それに対して、それぞれの部署に目指すゴールがある。それを設定しなきゃいけないのは、俺ら経営陣。ここを目指すんだよと。でも、それに向かうプロセスは知らねえよ。わかんねえじゃん。細かいことは。
そんなのみんなで考えて、それぞれの判断で動いていこうぜって。ただ向かってる方向が間違ってないかどうかは、逐次チェックするけどね、というくらいでいいのかなと。

なんでもやっていいんだよ。ゴールにつながることであれば、何をやったっていい。
もちろん、それに対しての責任は取ってもらう。だけど責任を取っても、別にそれでコケたとしても、さらにその上には事業責任者なり社長なりがいるから。

俺は任せるっていうことは、そういうことだと思っていて。「ここに向かっていくんだよ」という方向性だけ共有する。信頼してる人たちだから、その方向性に対してどうアプローチするのかは任せるよ、と。そして任せたら、細かいことに口出しはあんまりしない。でも信頼して任されたということは、その人は自分の意思決定でやっていかないといけない。

だから「前にこう決めたじゃないですか」「前はこうだったじゃないですか」ということを言われるのが本当に嫌い(笑)。嫌いというか、知らねえよって。だって今、状況ちげえじゃん。「その意思決定からどんだけ時間経ってるの」って思うんだよね。

もちろん、ゴールが変わるのはよくない。絶対にぶれちゃいけないのはゴールで、「前言ってたゴールと違うじゃないですか」みたいなのは、動きづらいよね。でもゴールが変わってない限り、そのプロセスの変更なんて起きて当たり前でしょうと。起きないと思ってるほうがおかしい。毎日、同じ状況じゃねえんだよ。毎日、状況って変わるじゃんって。

だから周りの周辺環境だったり周辺状況の変化っていうのに、いかに機敏に気付けるかっていうのがすごく重要なスキル。
これはよく言われる話だけども、強い者が生き残るじゃなくて、変化に適応できる者が生き残る。ダーウィンの進化論。強い生物が生き残ってるわけじゃない。変化できてる生物だけが残ってる。
LIGもいまはインバウンドで問い合わせが来るようになっているけど、これがある日来なくなったらどうするか。可能性あるよね。だから次々と新しい手を打っていかなきゃいけないんだけど、状況は刻一刻と変化するから、細かい計画にはあまり意味がない。

まあ、計画があったほうが動きやすい面はあるじゃん。だから「いつまでにこれはやろう」というマイルストーンは立てるよ。だけど、立てた計画っていうのは絶対に変わるという前提。捨ててもいい。
そこかな。「んなもん、変わるよ」という心構えを持ててるかどうか。大切なのは、日々の状況も計画も全部変わるという心構えの中で仕事しなきゃいけないってことで、周りの変化に気づいて、その都度こっちのほうが正しいと思ったらそれをやる。ゴールに向かっているのであれば、どんどん新しい手を打っていくべきなんだよ。

その都度、現場は個々の判断でちゃんと考えて動ければ、そういう組織は横からの衝撃に非常に強い。そんな組織を作りたいなあって。

「やったことないのはみんな一緒だから考えろ」ノウハウのない分野に切り込んでいく

LIGという会社自体が目指すのは「全人類70億人の生まれてから死ぬまでの100年のLifeをGoodにすること」。そして、そこから落とし込んでいってた各事業部の今のゴールを決めないといけない。

信濃町の事業のゴールであれば、それは信濃町の活性化だよね。今、信濃町の野尻湖でやってるレストラン、ゲストハウス、アクティビティ、アウトドアスクール、サテライトオフィス、コワーキングスペース、それ以外諸々。そこに社員を移住させて、一気に盛り上げていく。町と絡んで、この地域を活性化させようと。
これを商品として売ってますなんて、超強いじゃん。それを他の地域に広げて、その地域の経済が発展していけば、これは70億人の100年分にちょっと近づくんじゃないかなと。

やっていく中で、やっぱりわかんないことはあるよ。俺らだってノウハウないもん。ゲストハウスなんてやったことなかったし、コワーキングスペースだってやったことなかったし、何もやったことなかったけど、どんどん新しいことに挑戦している。
俺らの強みっていうのはそこで、ノウハウがまったくないところに対して切り込んでなんとかするという力を社員1人1人につけさせるっていうこと。すげえ重要。俺らは自分たちがやったことないところをどんどん広げていこうと。

信濃町を活性化させるというショートゴールすら達成できないような組織に、他の地域の活性化は無理だし、その延長線上にある全人類のLifeをGoodにしようなんて土台無理じゃん。
やったことないのなんてみんな一緒だから、考えろって。ゴールまでのプロセスはわからないけど、やるんだよ。そんなスタンスで事業部ごとのゴールを達成していけば、最終ゴールである全人類のLifeをGoodにできるんじゃないかな。

永田優介 ナッツはこう思いました
「これ、やっていいのかな」日々の業務の中でそう思うシチュエーション、ありませんか? しかしゴールさえ達成すればプロセスはなんだっていいんですよね。頭を使う仕事とはこういうこと。現場で最適のプロセスを導き出せるよう、常にゴールを見失わずにいたいです。(ナッツ

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北海道生まれ、ナッツです。文章書いたり、写真撮ったり、撮られたりしています。好きな映画監督はウディ・アレン。がんばります。■ 個人ブログもやってます。

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