こんにちは! 好きなカタカナ英語は「ロングテール」、メディア事業部マネージャーのたく(@takushambes)です。
僕が所属しているメディア事業部では「記事広告」を取り扱っています。バズを狙うおもしろ系と、検索流入を狙う真面目系の2種類があります。
今日は、そんなLIGブログの記事広告の効果とSEO設計について書きたいと思います。
LIGブログの記事広告の効果を最大化するには?
LIGブログには、過去3年にわたりソーシャルバズを生み出してきた「企画力」と、3,000本を超える記事ストックにより強くなったLIGブログの「ドメインパワー」という2つの強みがあります。
周りから、「検索するとLIGブログがよく出てくる」と言われることがありますが、これもドメインパワーが影響しています。実際、LIGブログの流入元の約80%は「オーガニック(検索流入)」となっています(2015年10月)。
LIGブログでおこなっている記事広告は、一度掲載すれば、LIGブログがなくならない限りずっと掲載し続けるので、一度リリースするだけで検索流入を長期的に見込めます。そのため、半年や1年で効果を検証すると、「サービスやブランドの認知」はもちろん、商材によれば「自社サイトへの送客・CV数」の成果が投下した費用に対し大幅に上回るケースも多くあります。
これがLIGブログの記事広告の効果である「ロングテール効果」です。しかし、Googleのアルゴリズムの変化や競合サイトのコンテンツなどに影響され、検索順位が上下することがあります。
検索順位が1ページ目に表示される10位と、2ページ目に表示される11位では、クリック率が大きく変わることは想像しやすいかと思います。なので記事広告はリリース後も各種キーワードの順位を調べ、検索順位のチューニングを能動的におこなっていきたいと考えていました。とはいえ、そういったSEO対策のコツってなかなかわからないですよね。
SEOツール「Gyro-n SEO」の向井さんに相談してみた
ということでロングテール効果を最大化するためのSEOについて、SEOノウハウを詰め込んだ、高機能SEOツール「Gyro-n SEO」を運営する向井さんに聞いてみました!
人物紹介:向井 重文さん Webマーケター、SEOマスターとして2014年4月ユニヴァ・ペイキャストに入社。デジタルマーケティング支援ツール「Gyro-n(ジャイロン)」サイトのマーケティングに携わり、低迷していたGyro-nサイトの集客、CVを飛躍的に向上させる。SEO管理ツール「Gyro-n SEO」のプロデュースもおこない、2015年11月にサービスを開始。 |
SEOを意識する上で大事なことは?
— 本日はどうぞよろしくお願いします!
こちらこそよろしくお願いします!
— 大前提からのお話になってしまうのですが、「SEOを考える上で大事なこと」って何ですか?
SEOは、特に「Googleの検索エンジン」で考えるとチェックすべき項目は非常に多くあります。ただ、SEOを考える上でまず大事なのは「価値のあるコンテンツ」を作ること。あからさまにオリジナル性が無かったり、内容が浅かったり、文字数が少なかったりするコンテンツは検索エンジンから高い評価を得るのが難しいです。
そして「検索上位にいるコンテンツはどういうものなのか」をチェックすることも大切です。検索順位が高いということは検索エンジンからの評価が高いということですので、そういったコンテンツは必ずチェックする必要があります。
— なるほど。ちなみに「価値のあるコンテンツ」とは、具体的にどういうコンテンツなのですか?
「読者」にとって、検索キーワードに対して得られる情報が「満足できる内容」であることが大切ですね。例えば、問題を解決できたり、新しい情報や専門的な知識を得られたりできる、といったところです。「読者」と「検索エンジン」の両方から見て読みやすいかどうかが大事なんです。
「検索エンジンから見て読みやすいコンテンツ」は、言葉を変えると「検索エンジンが認識しやすいコンテンツかどうか」になります。例えば、検索エンジンでは「固有名詞」が好まれるとよく言われます。これは検索エンジンが「代名詞」を認識しづらい傾向があるからなんです。
— ちなみに、最近(2015年11月中旬時点)まとめ系の記事の検索順位が全体的に下がっている気がするのですが。
確かにそうですね! こういった検索順位の変動というのはよくあるんです。なのでSEOを担当する人は「なんかおかしいな?」と思ったら、一つひとつ仮説を立てて検証する必要があります。
また、順位が変動するということは、「新たに高い評価を受けるようになったコンテンツが存在する」可能性もあります。変動があったときは検索順位が高いコンテンツをチェックしてみてください。
検索順位が安定しない場合は、検索エンジン自体が対象キーワードの評価基準について迷っていることがあります。検索順位が揺れ動く場合も、上位コンテンツを注視しながら日々対策を打つ必要がありますね。