いいとこすぎて移住しちゃいました / LAMP壱岐
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2015.11.19

「日本のヤクザ取材で学んだ」ふたりが見てきた奇妙な世界 | ヨシダナギ × 丸山ゴンザレス

ナッツ

こんにちは、LIGブログ編集長のナッツ(@nuts612)です。
先日、フォトグラファーのヨシダナギさんにインタビューさせていただきました。

 
ちょうど記事公開のタイミングで、TBS系列で放送されている『クレイジージャーニー』という番組にヨシダナギさんが出演されていたこともあり、多くの反響を頂けました。そんなヨシダナギさんが、同番組に何度も出演されている丸山ゴンザレスさんとトークショーを行うことに。

番組の裏話やアングラの取材術、またお二人が見てきた奇妙な世界についてお話いただきました!

本記事はイベント『世界奇行vol.01|ヨシダナギ × 丸山ゴンザレス』での対談内容を書き起こし、編集したものです。

「TV放映後は乳首祭りだった」クレイジージャーニーの裏側

よしだなぎ

 
— 司会(以下略):自己紹介をお願いします。

ヨシダナギ(以下、ナギ):フォトグラファーとしてアフリカの少数民族を撮り歩いています。こう見えてシャイです。だけど好奇心は旺盛なので、好奇心だけでアフリカに行っているようなものです。
幼少期の夢はアフリカ人になることで。20歳くらいになれば、肌の色が選べると思ってました。だけど親に「あなたはアフリカ人みたいにはなれないのよ」と突きつけられてショックを受けたのを覚えてます。

丸山ゴンザレス(以下、丸ゴン):親御さんが否定してくれてよかったですね。「褒めて伸ばせばいい」というわけではないことを示すいい例ですよ。
僕は普段の仕事は書籍の編集で、その他にジャーナリスト活動もしています。取材先は危険地帯というか裏社会の取材をしています。幼少期の夢は考古学者でした。実現はしたんですけど、諸事情あって辞めました(笑)
性格は野次馬根性むき出しな感じです。

 
— 二人の出会いは?

丸ゴン:クレイジージャーニーがキッカケですね。Facebookで定型文の領域を出ない範囲のやり取りはしていました。
それで、クレイジージャーニーはTBSの人がひとり取材に同行するんですけど、ナギさんに同行した人と僕に同行した人が同じディレクターだったんです。これがキッカケで繋がるようになりました。

ナギ:もともと丸山ゴンザレスさんが出ている放送を見たときに、「わたしも出たいな」と思ってました。

丸ゴン:思いました?(笑) 普通出たいと思わないでしょ。結構ギリギリでしたよ、こんなの放送できるのかなみたいな。ジャマイカでスラムを取材したときも、取材交渉した連中が20歳とかで、初めて人を殺したのは14歳って言ってたんです。怖いなーと思いましたね。

あと大麻畑もすごかった。あそこは、ボスに交渉して取材しているんで詳しく話がきけて、実態もよくわかりました。おかげで大麻を育てるのって、ホントに農作業なんだって思いました。だって、年に2ヶ月しか休みがないんですよ。
でもね、農園のオヤジに「休みの日は何してるんですか?」って聞いたら、「休みはクルーザーに乗ってる」だって。ちなみにそのクルーザーは、休みのとき以外は何に使っているのか聞いたら、「取引に」って言ってました(笑) 

 
— 続いてナギさんより番組の振り返りをお願いします。

よしだなぎ_3

ナギ:これはエチオピアで飲んだ地ビールです。わたし、お酒飲めないんですけど礼儀で口をつけるんですね。でも本当にヨダレの味でした。

丸ゴン:お腹いたくなったりするのは気にしないんですか?

ナギ:昔は気にしてたんですけど、アフリカ人たちから「お腹いたくなることがどうした?」って言われて。「トイレに行く回数が増えるだけじゃないか」って。確かにそうだなと思って気にしないようになりました。

丸ゴン:そうだなってなります?(笑)

 
— ちなみにTV放送後、ナギさんはネット上で「なんで乳首隠してるんだ」って乳首祭りでしたよね。

ナギ:でも、薄いモザイクだったんですよね。だから、うっすら乳輪っぽいのが見えてたと思うんですよ。だけどあれ、赤土で乳輪をでかく描かれているだけで「わたしの乳輪はそんなデカくないよ」と言いたい。

 
— それが言いたくて今日イベントに来た(笑)

「わたしの師匠はチンチン鍛えていたんですよ」サドゥに弟子入りしたインドでの旅

丸山ゴンザレス

 
— おふたりの普段の活動を教えてください。

ナギ:わたしはアフリカの印象も強いですけど、途上国も好きなんですね。去年の夏にインドの少数民族を探しにいったりして。そしたら、たまたまサドゥの方に目をつけていただいて「オレの弟子にならないか?」ということで、弟子になって一緒に寝泊まりしてました。

丸ゴン:ツッコミどころ満載で全然わからないんですけど、どういうことですか?(笑)

ナギ:くれって言ってないんですけど、サドゥの人たちがわたしにご飯とかくれるんですよ。でもサドゥって神様に近い存在なので、本当は彼らからモノをもらっちゃいけないんですね。そんなこともあって彼らから「なんかお前おもしろそうだな」って言われて、「私もこの人、おもしろそうだな」と思って弟子にしてもらいました。

丸ゴン:百歩譲ってわかったことにします。それで、彼らは修行してるんですよね? その師匠はどんな修行してるんですか?

ナギ:サドゥの人たちは何かしらの修行してるんですけど、死ぬまで左手をあげ続けるとかですね。それで、わたしの師匠はチンチンを鍛えていたんですよ。

丸ゴン:いろいろ控えめにしてましたけど、ナギさんからぶっこんできましたね。その修行をする意味があるんですか?

ナギ:わたしも聞いたんですよ、そしたらサドゥって煩悩を捨てなきゃいけないんですけど、彼は「そうだ、チンチン鍛えればいいんだ」ってなったそうで。それ自体が欲なんですけど(笑) だけど彼はチンチンを鍛えたから、チンチンで10人乗りのトラックを引けるんですよ。

丸ゴン:みなさんを代表して聞きますけど、その人に弟子入りして何を極めようとしたんですか?

ナギ:だいたいの人はチンチンに乗らずに死んでいくと思うんです。だってチンチンの上に乗ったことありますか? ないですよね? 弟子にならないとチンチンに乗れないんですよ。

丸ゴン:……なるほど。まぁ、わかりました。

 
— ゴンザレスさんは普段どういった活動をされているんですか?

丸ゴン:自己紹介通りで、書籍の編集などをやっています。出版社に何年か勤めていて、独立してからはジャーナリストとしての活動も本格化しています。
取材者なのに野次馬根性で、ついつい最前線でちゃうこともあって、香港の学生たちのデモ取材をしていたときには、僕は取材する側で行ったのに、デモ隊より前に出ちゃって。年長者だからか学生たちも「どうぞ、どうぞ」みたいな(笑)

ナギ:取材で走ったりすることあるんですか?

丸ゴン:ありますよ。100mダッシュできる筋力と心肺能力をなるべく維持しようとしてます。ヨハネスブルクに滞在してたとき、見渡す限りの黒人に囲まれたんです。手で壁ができるんです。これは戦っちゃダメだと思って走って逃げましたよ。そのためだけに鍛えてますから。