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2015.11.26
第4話
漫画チャンネル

刑事でいること、呼吸をすることを等価値に捉える孤高な主人公が最高にクールな『地雷震』

ヨシキ

こんにちは、ヨシキ(@moriri_nyo)です。僕は普段ランチや飲み会などにあまり誘われず、気づいたら会社でぼっちになりがちです。ただ、それを認めるとあまりにも悲しいので、「自分は孤高な存在だから」と思い込むようにしてます。孤独と違って孤高は、何か自分の意思がありそうでいい感じなので。

というわけで本日は、孤独ではなく孤高な主人公が活躍する漫画を紹介します。

本日紹介したい漫画・『地雷震』

警視庁新宿署の刑事・飯田響也を主人公にしたハードボイルドなアクション漫画。刑事の視点だけではなく、犯罪者の心理、人間が持つ悪意や殺意を描くことを重視したとても濃密な作品です。孤高な飯田がとにかくカッコいい。

地雷震 新装版 全10巻完結セット (アフタヌーンKC)

地雷震 新装版 全10巻完結セット (アフタヌーンKC)

  • 著者高橋 ツトム
  • 価格¥ 10,282(2015/11/12 15:25時点)
  • 出版日2009/11/20
  • 商品ランキング71,234位
  • コミックページ
  • ISBN-10
  • ISBN-13
  • 出版社講談社

孤高な主人公の行動原理

飯田は冷静沈着かつ寡黙な男で、とにかくクール。興味があるのは、事件を解決すること=生死問わず犯人を挙げることだけ。そのため、犯人や事件関係者を躊躇なく射殺していきます。彼らが捜査の過程でどんな目にあっても、ほとんど気にしない。「人質とられてどうしよう」みたいな正義系の葛藤もほとんどありません。

なぜなら彼の行動原理は「刑事でいることは、呼吸をしていることと同じ」という本能的なものだから。途上で誰がどうなろうと、興味自体がありません。

もう愛社精神とか所属意識とかそういう小さな話でなく、人類愛でもない。呼吸なんだからもうしょうがないだろ、という行動原理。だからこそ組織の中でも、優秀かつ異質な孤高の存在でいられるんだと思います。

行動の結果、ただ孤立してるだけという自分とは芯が違います。

孤高な主人公を理解する存在

異質でありつつも、事件を解決することに真摯な飯田の周囲には、数少ないながらも彼を支える理解者たちが存在します。この辺が孤独と孤高の違いでしょうか。個人的には、飯田の後輩として彼をサポートする女性刑事・相沢のキャラ設定が大好きです。

当初こそ少し正義感強めの“典型的なサポートキャラ感”があるんですが、徐々に犯罪に対して中立的な視線で対峙するクールで優秀な刑事へ成長。

飯田がどこか精神に異常を抱えたワーカーホリックだとすれば、相沢はあくまで冷静かつ臨機応変に事態に対処できる存在。部下にいると安心なタイプで、飯田のような明らかに気難しい先輩との飲みに付き合う愛想の良さもあります。

新装版 地雷震(5) (アフタヌーンKC)

(こんな感じの子。)

そして一番好きな設定は、公私の区分がちゃんとあるところ。こういうキャラって、主人公と同じぐらい働くか、定時でスパッと帰るか、という極端な2択になりがちですが、相沢には“それなり”にプライベートが存在します。

当然刑事なので激務ですが、深夜に恋人に仕事の愚痴を言ったり、誰かと帰り際に一杯飲んだり程度の時間は持っています。
見るからに孤立してる人や仕事できない人ではなく、オンタイムでそれをしそうにないキャラがやる、というのはけっこうグッとくるポイントです。

個人的に、優秀かつ愛想のいい子が「仕事前向きにやってますし、社員全員大好きってみえるようにしてますけど、まぁわりと嘘っすから」という話をするのがすごい好きなので、ホントこういう設定いいなぁ、と。
現実は、その愚痴自体が嘘という可能性も高いんですが、そこはもう仕方ないので。

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