途中で遊びはじめる
疲れ果てた俺が、「スタイリッシュな写真を撮る」という遊びをはじめました。
田んぼと俺、めっちゃカッコいいな! スタイルブックができそう。
僕もまねして撮ってみました。「まるで外国の森みたい!」とはしゃいでいたのですが、腕についてるモコモコのアームカバーがすべてを破壊していました。
恐るべし、花柄アームカバー。
疲労がピークに
刈りはじめて3時間ほどが経ちました。気温もガンガン上がってきて、僕らの疲労はピークに。
慣れないアウトドアに苦しそうな俺。
長時間の中腰でとどめをくらった僕。
あまりの暑さに昇天するのっち。
それでも僕らに刈られるのを待っていてくれた、大事な稲たち。
途中で諦めるわけには……いかないんだ!!! そんな使命感が僕たちに最後の力を与えてくれました。
ボロボロになりながらも、やっと全て刈り取りました
綺麗に刈られた稲たちがずらりと並びます。ここまでくれば、後はハザ掛けをして乾燥させるだけ。
終わったとき、腹の底から「やったぞおおおおおおおおおおおお!」と叫びたくなるくらいめちゃめちゃ嬉しかったです! 刈り終わった達成感で、腹の底からくる感動が凄まじくて、涙が出そうになりました。稲刈りは、マジで「スポーツ」だ! 「稲の早刈り部」とかあっても良いと思います。青春を味わえそう。
こんなに刈れました!
荷台にぎっしりと詰まっている稲をごらんください! こんなにたっくさん刈れました!
こちらが脱穀したもの。この状態でかじらせていただきましたが、甘かったです! 精米する前のお米を食べる機会ってなかなかないので新鮮でした。
ふっくら炊いて食べれる日がくるのが今から楽しみだな〜☆
おわったあとは休憩タイム☆
「リーゼンハイム大屋」さんが頑張った僕らにおやつを用意してくれました!
庭で採れた、味が濃いツヤッツヤのトマトと、
長野の郷土料理、手作りのおやき。
どちらも美味しそう。さっそくいただきます!
予想通り美味すぎて感動。長野に来て食べた中で一番美味かったです。運動して疲れた体に染み渡る優しい味でした! また食べたい!
暖かいおもてなしに、たっぷり充電できました。ありがとうございました! そしてごちそうさまでした☆
稲刈り&田植えを終えて感じたこと
いろんな田植え・稲刈りの体験を見ていると「楽しかった」とか「自然を感じた」とか、ポジティブな意見が多いと思いますが、実際はむっちゃ過酷です。ずっと中腰で腰が痛くなりますし、あまりの暑さに後半は全員の顔が死んでました。正直、やっている最中は「もう二度とやりたくないな……」くらいに思ってました。
でも「美味しいお米を届けるために、こうやって僕らのために頑張っている人がいる」ということ。
「ご飯は食材にも、そして作ってくれた人にも感謝して食べなければ」ということを、稲刈りが僕たちに教えてくれました。明日から、食卓に並ぶ食材を見る、僕らの目は変わることでしょう。
こんな大切で、当たり前のことを思い出させてくれた稲刈り体験。僕はこう言いたい。
父に、ありがとう。母に、ありがとう。
そして、全ての子供たち(稲)に……ありがとう。
おわりに
今回、長期間僕らに田んぼをお貸しくださった「リーゼンハイム大屋」様、本当にありがとうございました! 夏はBBQも楽しめる本当に素敵な宿なので、ぜひ遊びにいってみてください!
- お詫び
- 実は、あまりの広さに終わりが見えず、最後はリーゼンハイム様に機械を入れていただきました。実際に農業体験をされる方へ、農家の方が機械を入れてくれる場合が大半なので、ご安心ください! ただ、本当に暑いですし腰も痛くなりますし、過酷です。体力に自信のない方はやめておきましょう。
長野県を、目一杯楽しめるツアーが開催されます!
以前、LIGブログの記事でも紹介させていただいた「移住雑誌TURNS」さん企画で、長野県の農家や教育環境に触れることができる、体験ツアーが開催されます。長野県に興味がある方・農家に泊まってみたい方・地域のリアルな暮らしを知りたい方、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか!
それではまた☆ まさしでした!