今から作ろうとしているWebサイトに、コピーライターはアサインされていますか。

今から作ろうとしているWebサイトに、コピーライターはアサインされていますか。

John

John

4. そこで、こんなキャッチコピーを書きました。

ロケーションも、人も素晴らしい。実際に撮影現場も見ていますし、このフォトスタジオであれば、きっと最高の写真と時間を提供してくれるに違いありません。ここまで子どものことを考え、楽しませてくれる場所であることを、ぼくはなんとかして伝えたかった。そしてそれは、先に挙げたターゲットとなる若い夫婦も喜んでくれるポイントであることは確信していました。

当時書き上げたコピー案を見返しましたが、ゆうに100本を超えていました。その中からぼくがチョイスし、提案差し上げた1行はこちらです。

☆copy

何の変哲もない言葉ですが、受け手となる方々に対してHOMEさまが約束できることを最大化すると、これ以上の言葉は出てきませんでした。
また、このコピーにはもうひとつ狙いがあって、HOMEさまで働く人たちの指針にもなるような機能を持たせたいと思っていました。お客さまへの約束は、“私たちがどう働くか”とほぼ同義だと思っています。いま働いているスタッフさんにとっても、これから採用されていく人たちにとっても、共通の目的になるといいな……そんな想いを込めています。

こちらのコピーは、サイトのファーストビューでも使用されています。即答でこのコピーを受け入れてくださった山本さんには、とても感謝しています。

5. 「まるで、わが子のように。」を加速させるために。

ぼくの中で、キャッチコピーはサイトのコンセプトになります。このコンセプトが受け手に伝わるよう工夫していった点を、いくつかご紹介していきたいと思います。

TOPページでは、撮影風景の動画を。

top

サイトを訪れると、動画が流れます。鎌倉スタジオ、横須賀スタジオでの撮影風景だけでなく、新たにサービスを開始したロケーション撮影の風景を動画にしました。HOMEさまの人柄が出るよう、スタッフさんにはなるべく登場いただくように配慮しています。
動画を取り囲むふわふわとしたアニメーションは、デザイナー・野田の発案。これでグっとかわいらしさが増したように思います。
※動画はPC版のみとなります。

たくさんの自然を感じられるように。

about

ABOUTページでは、自然を感じさせるイラストと、スタジオ写真を掲載。鎌倉スタジオは“山”で、横須賀スタジオは“海”です。冒頭では「HOMEからの5つの約束」と題して、大切にしている想いを載せています。

誰による作品か?を一目で。

gallery

GALLERYページに載せてある個別の写真を見ていただくと、担当したスタッフが見られます。先でも紹介したとおり、HOMEさまでは写真を見せ合い、意見を交換しお互いのクリエイティビティを高めあっていく風土。「これは私の作品です」と胸を張って言える人たちだと感じたので、顔が見える設計を提案しました。

会う前から、親近感をおぼえていただくために。

staff

HOMEさまの何よりの魅力は、そこで働く一人ひとりです。訪問者に少しでも親近感をおぼえていただくために、それぞれのスタッフさんに、幼少時代の写真を用意していただきました。加えて“My Favorite”と題し、自分の好きなコト・モノを紹介いただくスペースも用意。
自分たちのことをオープンにしていくことで、受け手となる人に少しでも心を開いてもらえたらと、そんな気持ちで作ったページです。

詳しくはWebサイトで。

他にもぼくらとHOMEさまのこだわりが詰まったWebサイトが、この度リリースを迎えましたので、ぜひ一度、ご覧になってください。

Private Photo Studio HOME

さいごに

もし、ここまで読んでくださった方がいたら、直接お礼を言いたいくらいです。こんなに長ったらしい記事を読んでくださって、本当にありがとうございます。

ぼくらの仕事は、どの会社に頼むかも重要ですが、その会社の誰が担当するかも、納品物の出来を左右する属人的な側面が非常に大きいです。今回、このような記事を書かせていただいたのも、「LIGにお願いしたい」ではなく「ジョンにお願いしたい」という声をいただけたらという想いからでした。
なお、本件でかかわってくれた野田はLIGを卒業し、現在はUNIELというプロダクションを立ち上げています。コンセプトから大事にしてくれるし、腕もいい。ぼくがいちばん信頼している人なので、彼にもお仕事の依頼をお願いします。

ぼくは、お客さまに敬意は払いつつも、できるだけ対等でありたいと思っています。お金を払っているほうが偉い、とはまったく思いません。払っていただくお金の対価を提供するのですから、常にパートナーでありたいと思っています。まだまだWebの知識に浅く、ご迷惑をおかけすることもあるとは思いますが、お客さまに寄り添った制作を心がけます。
もし、「自社のいいところを伝えたい」「どう伝えたらいいのかわからない」などとお悩みの方がいらしたら、こちらからお問い合わせください。

それでは最後に、HOMEさまからいただいたメールを転載させていただきます。このような記事に対して快諾いただけたこと、本当にありがとうございました。

この度は長らく、弊社のwebサイトリニューアルに対応いただき誠にありがとうございました!

ジョンさんへ
フロントに立ってもらい数多くのわがままを聞いていただいたかと思います。
クライアント側で写真や動画の素材を指示することはやりにくい部分があったかと思いますが多くの時間を費やしていただき感謝しております。

野田さんへ
こちらの意図を汲み取って素敵なデザインしていただけたこと、感謝しております!
リニューアル前のデザインとガラッと異なりますが今後、ゲストの皆さんはどのように評価してくれるのか楽しみです。
(弊社の票はいい集まりですよ!)

づやさんへ
クリックするたびに現れる仕掛けやWordPressを駆使したサイト更新ができるようになり、今後HOMEがLIGブログの牙城を崩せる(嘘)、オリジナルメディアを構築していただきありがとうございます。
忙しいかと思いますが、お身体大事にしてくださいね。

LIGの皆さん
細かい修正や調整など対応ありがとうございました。
御社のチームワークは模範的で組織のリーダーである私としては見習う部分が多かったです。

以前はブログや前職の絡みで知ってましたがますます興味深いLIG・・・・恐るべしですね。

新たなページとなり更なる飛躍を目指し、HOMEを盛り上げていきたく思います!

お別れの挨拶みたいになってますがちょくちょく質問や相談させていただくかと思いますので、これからも宜しくお願いします。

PS
御社・・・
というよりか、ジョンさん野田さんに頼んで正解でした!

プロジェクトメンバー
Director / Copywriter:ジョン
Art Director / Designer:野田一輝(UNIEL)
Front End Engineer:せいと
Back End Engineer:づや

この記事のシェア数

John
John ディレクター/コピーライター / 西山 ジョン

「いい加減ブラウザをひとつに統一しませんか?協会」で理事を務めています。 個人的な夢は吉井和哉に会うことです。

このメンバーの記事をもっと読む
デザイン力×グローバルな開発体制でDXをトータル支援
お問い合わせ 会社概要DL