1000本突破
1000本突破

今から作ろうとしているWebサイトに、コピーライターはアサインされていますか。

John

実際に、Webサイトを制作しました。

さて、ここからいよいよ後半戦。ぼくが上記ステップをもとに制作させていただいた事例をご紹介いたします。

紹介させていただくのは、Private Photo Studio HOMEさま(以下、HOMEさま)。鎌倉と横須賀で、お子さま向けのフォトスタジオを運営されています。
お問い合わせいただいたのが、2015年の2月ごろ。社長さん自らお問い合わせいただき、さっそくお会いすることにしました。レイバンのサングラスをカチューシャ代わりに、颯爽とオフィスに現れた日のことを今でも鮮明に覚えています。

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こちらが代表の山本さん。趣味はロードバイクやサーフィンというだけあって、いい感じの日焼けをされていて、とてもかっこいい方です。

1. こうしてぼくは、HOMEさまを好きになった。

まずは簡単に、ヒアリングの内容をまとめましたのでご覧ください。何度かお会いして、合計6時間くらいはヒアリングさせていただいたような気がします。ぜんぶ載せるとエライ量になってしまうので、ポイントだけ抽出しています。

親は、子どもの写真で感動したい。

山本さんが起業をするに至ったのは、ご長男のお宮参りで撮った写真がきっかけ。いわゆる神社のお堅い写真を渡されて、「もっと、親がもらってうれしくて、感動するような写真のほうがいいのではないか?」と感じたのだとか。
もともとインターネット広告の仕事をしており、フォトスタジオとは無縁だった山本さんですが、奥様のバックアップもありすぐに起業へと踏み切ったそうです。何よりもまず、そのバイタリティがすごいですよね。

感動を追求するフォトスタジオとは。

正直、ぼくの中で子ども向けのフォトスタジオに違いを感じたことはありませんでした。そんな、半ば意地悪な気持ちで「どこも同じじゃないんですか?」などと、いま思えばとても失礼な質問をしてしまいましたが、山本さんは丁寧に答えてくださいました。


ー他のフォトスタジオとどこが違うんですか?

他社さんがどうこう、というよりは、自分たちの中の「感動」を追求していくイメージなんですよね。

 
ー感動とは?

まずはお客さまの期待を超えるような写真のクオリティ。そして忘れられないような時間を過ごしていただくことです。

 
ー期待を超える写真はどうやって撮るんですか?

スタッフの努力ですね。

 
ーどんな努力ですか?

ウチのスタッフは、けっこう夜遅くまで残ってるんですよ。何をしているかというと、その日に撮影したものを共有して、良かった点・悪かった点を話し合ってるんですね。

 
ーそれが現場でどう活きてくるんですか?

まず、スタッフ同士に競争意識が生まれますよね。もっといいものを撮りたい!って。いいものを撮りたいから、新しいことを試すようになるんです。

 
ー新しいこととは?

たとえば子どもの周りに花びらを散らす写真を撮ろうとするじゃないですか。でも、ただ散らすだけじゃなくて、その子が歩いていく方向に、足跡のように散らしてあげると、すごくかわいかったりします。「これやったらおもしろい! かわいい!」と思えることは、常に実践して、挑戦する風土はありますよ。

 
ーすごい。でも子どもって、大人を撮るのとはワケが違いますよね。泣いたり、騒いだりすると思うんですけど、そこはどうしてるんですか?

単にあやすだけ、ということはしません。ご両親にその子の特徴をお聞きした上で、性格に合わせた対応をします。距離を置いてみたり、違うスタッフを出動させてみたり。スタッフも現場を重ねるごとに経験が蓄積されていきますから、日に日にそのスキルは高まっていると思いますよ。

 
ーもうひとつ。“忘れられないような時間”とはどうやって体現するのでしょう?

いろいろありますが、何よりも大事なのはお子さまを楽しませることです。ご両親のよろこびは、お子さまのよろこびそのものですから。
あとは、やはり一人ひとりのホスピタリティでしょうか。笑顔、挨拶はもちろん、手書きのウエルカムボードや、撮影後に見ていただくスライドショーなど、ちょっとした気遣いの連続が、“忘れられない時間”になるのだと思います。

 
ーなぜそこまでできるのでしょう?

なんででしょうね? だからといって無理してやってる感じでもないんです。みんな、お互いの誕生日は進んでサプライズを企画するんですけど、もともとそういうことが好きな仲間たちが集まっているので、相乗効果なんだと思いますね。相手がよろこぶ顔を見たいっていう、純粋な気持ちが根っこにあるような気がします。

人だけではなく、場所も素敵。

HOMEさまは、先述のとおり鎌倉と横須賀にスタジオを構えています。

 
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▲鎌倉スタジオ

 
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▲横須賀スタジオ

どちらも、一軒家を改装して作られています。小高い丘の、緑に囲まれた鎌倉スタジオと、目の前に海が広がる横須賀スタジオ。そこには、自然の風や潮のにおいを感じて、小鳥のさえずりを聞いて、スタジオに差し込む光を浴びながらはしゃぐ子どもたちがいます。
なお、HOMEさまのスタッフはみんな、DIYが大好き。内装は自分たちの手でこしらえ、定期的に改装をおこなっているようです。「生み出すことが好き」「子どもたちによろこんでほしい」この一心でひとつになれる組織って、本当に素晴らしいと思います。

実際に、撮影を体験してみました。

「ジョンさん、ウチの娘(以下、葵ちゃん)を撮らせてもらいましょうよ」
本件で一緒に手を組んでくれた、デザイナーの野田がそう言ってくれました。正直、ぼくからは言い出しづらいことだったので、お客さまを知るための労を厭わないパートナーがいてくれることは、とても心強かったです。

 
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▲こちらが撮影をした写真です。葵ちゃん、天使すぎます。

実際に利用させていただき感じたことは、初対面のはずなのに、仲良くなりすぎ!ということです。葵ちゃんは人見知りと聞いていたのですが、ぼくらが撮影場所を離れてもキャッキャ言ってる声がスタジオ内に響いていました。両親も「信じられない……」といった様子。子どもの盛り上げかた、距離の縮めかたは、さすがプロです。

 
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▲こんな感じで、すっかり仲良しでした。

撮影部隊とは別のスタッフさんが出入りしながら、フォトグラファーさんから何かを手渡され、足早にスタジオの2階へ上っていくので「何をしてるんですか?」と聞くと、「あ、では覗いていかれますか?」とスタッフさん。
通された部屋へ入ると、そこにはデスクトップのパソコンが1台。実は、フォトグラファーさんから受け取っていたのはフラッシュカードで、写真の選定とレタッチをおこなっているのでした。そのスピードが、とにかく早い! 一瞬で「いい写真」を見極めて、次々と補正を終えていくその手際の良さは、デザイナーの野田も驚愕していました。

そうこうしているうちに、撮影も無事に終了。待合室に通されると、つい先ほどレタッチした写真で構成されたスライドショーの上映が始まりました。「これはやばい、こんなの見せられたらやばい……」と思いながら、見入ってしまいました。これが実の子どもだったら、泣いてしまうかもしれないです。

写真だけではありません。HOMEさまが取り揃えているオプション商品もまた、魅力的です。パネルやフレーム、ブックなど、どれもこれもかわいいものばかり。

 
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こんなものから、

 
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こんなもの、

 
option3

そしてこんなものまで。つい、お財布のヒモが緩んでしまいますね。野田もいくつか注文していました。

お会計を済ませたら、お別れの時間です。すっかりスタッフさんと仲良くなった葵ちゃんは、どこか寂しそうな表情をしていました。「たまに、帰りたくないと泣いてしまう子もいるんですよ」とはスタッフさんの言葉。そうなってしまうのも無理ないよな、と思えるくらいの、充実した時間でした。

2. 誰のためのサイトなのか?

次は、受け手です。
HOMEさまの特徴に合う人って誰だろう?と思考しました。このとき注意したのが、HOMEさまの都合にあわせすぎて、非現実的なターゲット像にならないようにすることです。結果として固まったのが、下記のような夫婦像でした。

  • 25~35歳くらいの夫婦
  • 東京 / 神奈川在住
  • もうすぐで1歳になる長男がいる
  • 記念にプロの写真を撮ってもらいたい
  • 自宅でも夫婦ふたりでリビングをデコレーションしてInstagramで撮ったりする予定
  • こどもの写真はもっぱらスマホで撮影
  • 海も山も川も、自然のあるところに出かけるのが好き
  • 友人の友人がHOMEさまの利用経験があり、噂でサイトを訪問してきた
  • 子どもを楽しませてくれるような場所で撮りたい
  • スタッフの人たちがオシャレで優しい雰囲気のところだと安心できる
  • カッチリしたものよりも、より自然体な空間で自然な写真を撮ってほしい

こんなことを言うと身も蓋もありませんが、要するに「ウチの子どもをかわいく撮ってくれそうなところ」を探している人たちですね。

3. そんなHOMEさまにとってのライバルとは。

競合について特に意識をしたことはない、と代表の山本さんは仰いました。強いて言うなら、と挙げていただいた2社について、Webサイトを見たり、実際にそのフォトスタジオを利用した方に意見を聞いたりして、調べていきました。
どちらも素敵なポイントはあったものの、HOMEさまはハード面とソフト面の両立では負けないという結論に至りました。自然あふれるスタジオで、最高の1枚のために日々努力を怠らないスタッフさんが集うスタジオは他にはない。僕らはそう確信したのです。