こんにちは。PRチームのツベルクリン良平です。
人物紹介:ツベルクリン良平 LIGのPRディレクター。夢は億万長者で、好きな音は「チャリンチャリン」。 |
幼い頃から億万長者が夢なのですが、最近素敵な話を聞いて興奮しております。
皆さん、「マーケティングオートメーション」って知ってますか?
マーケティングオートメーションとは、顧客への継続的なフォローにて関係を熟成してから、営業へ引き渡すためのマーケティング手法。複雑な顧客の行動を捉える工程を自動化することができる。
ものすごく大雑把に言えば、マーケティングを自動化してくれるミラクル手法なのですが、これ何かに似ていると思いません?
そう、「野菜の無人販売所」ですね。
野菜を置いておけば勝手に顧客へリーチしてくれるなんて、画期的すぎるシステム。もはや自動で億万長者になれるようなもんじゃないですか。
というわけで本日は、アナログなマーケティングオートメーション・野菜の無人販売所でモノを売ってみたいと思います。
野菜の無人販売所に行ってみる
大泉学園駅から徒歩15分。こちらが今回お邪魔する野菜の無人販売所です。
野菜の無人販売ってこんなイメージだったのですが、
へー! 今はだいぶスタイリッシュというか、都会的なスタイルなんですね。
100円、150円、200円、ロッカーごとに金額が設定されてます。これなら多種多様な商品を展開できるので、夢がグッと近づきますね。
平均販売単価を150円とすると、年間67万個くらい商品を売れれば億万長者に達する計算です。
- 年間67万個販売するための試算
- 前提条件:原価0円で販売できるもの
- 1日1,836個、商品を販売
- 販売スペースである45個のロッカーを約40回転/日させる
- 1日が24時間なので36分おきに補充する
→億万長者
具体的なアクションプランが見えたので、俄然やる気が出るというもの。
無人販売所の主人と話をする
早く売りたいのですが、その前に無人販売所の主人に話を聞いてみましょう。こちらの農場にいるようです。
この方が、主人の加藤さん。思っていたより若い方でビックリ。
人物紹介:加藤 博久さん 30代にして、家業の「加藤農場」を継ぐ。Webやソーシャルメディアを駆使して農業展開するなど、様々な試みを行っている。 |
—こんにちは。本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
野菜の無人販売って実際どう?
—野菜の無人販売って実際のところどうなんですか? 僕、億万長者になりたくて。
正直言って大したことないですよ。うちの野菜はあくまで直売がメインなので、おまけというか残った野菜をちょっと売るぐらいですし。この辺だと、年配の方が趣味の範囲でやってるくらいでしょうか。だから、あまりやりたくないんです。
—え?
—いきなり心を折られかけているのですが、1日の売上ってどのくらいなんですかね。
この農場を継いだとき、どれくらい売れるのか真剣にテストしてみたのですが、1日で最高7000円ぐらいですね。普段だと2,000円くらいが妥当じゃないかな。
—あ、それくらいは売り上げられるんですね。億万長者が見えました。
—ところで無人販売所って野ざらしのイメージなんですが、ロッカー型なんですね。
野ざらしは、本来認められていないらしいですよ。昔はうちも缶を置いて「ここにお金を入れてください」なんてやっていたのですが行政から指導が入ってロッカー型に変えたんです。
—なるほど。
—野ざらしの場合、盗まれそうですしね。
普通に盗まれますね。野菜は7割ぐらい盗まれるんじゃないかな? 当然、缶も丸ごと盗まれますし入れてるふりして1円だった、なんてこともあります。こればかりは防ぎきれないので、そういう前提でやらないといけないんです。
—変なこと聞いちゃって、すみません。
—でも、そんなに盗まれるんですか?
そういうのを悪びれずにやる人がどうしても一定数いるんですよ。一度捕まえたこともあるのですが、やっぱり悪いと思わずやっちゃうみたいで。直売所で張って捕まえてみたら知り合いだったりとか。人間不信になりますよ。
—なんか、すみません。
そういう意味ではイノシシやサルではなく、人の被害の方が大きいですね。最近では「業者が車で丸ごと盗む」なんて話も聞きます。ルートでいろんな拠点を回ってるんですね。もはや数個レベルの誤差なら、盗まれてないも同然。
—すみません。
—ロッカーだと盗みはない?
たまに中学生がお金を盗もうとするぐらい。
—誰か助けてあげてー!
場所を変えて、話題を変えよう。
—ちなみにあれはなんですか?
最近建てた「ビニールハウス」です。中をお見せしますよ。
—すっごく広いですねー! でもお高いんでしょう?
建てるだけなら3000万円ぐらい、中に手を入れたら4000万円超えって感じですかね。外で作りきれない品種もありますし、これからTPPとか始まりますので。色々試してみないと。
—やはり試行錯誤は尽きないですか?
このビニールハウスでは、『章姫』『紅ほっぺ』という品種のイチゴを栽培しているのですが、まだ今年の9月に始めたばかりなのでこれからだと思ってます。糖度が高くて美味しい反面、販売が大変だったりするので。
そういう情報を仕入れた後にまずは試してみて、何がダメだったのかを検証してみる。これは、どんな商売でも通じる原理原則です。
農業はすぐに結果が出ないので、その過程を楽しむのが醍醐味かなと。まぁ今は苦戦してますけどね。
—誰か助けてあげてー!
なるほど・・・「まずは試してみて、何がダメだったのかを検証してみる」か、良いことを聞いた。
実際にモノを売ってみよう
というわけで億万長者を目指して、試しに何かを売ってみたいと思います。今回販売するのは、
LIG一押しのTシャツ『OUKY』。定価2,000円のものを200円で提供。無人販売所だからできる特別価格です。
これまたLIG一押しのバイブレーション・スピーカー『BassEgg(ベースエッグ)』。定価15,000円のものを今回200円に勉強しちゃいます。割引率99%なので確実に怒られる。
LIGの執行役員・寺倉そめひこの財布も販売。売らせてもらう代わりに、マジックテープの財布(8,000円)をプレゼントしたのですが、ベリベリするのですごく嫌がってました。
最後は僕が書いたエドヴァルド・ムンクの名画「叫び」。ムンクの作品は、2015年1月1日からパブリック・ドメイン(公有)になっているので、使っちゃいましょう。
これもロッカーに入れて、
しっかり鍵を掛ければ販売スタートです。
せめて「叫び」は売れてほしい。なにせ、原価0円ですからね。
果たして、結果はいかに?
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1週間後・・・
売れ行きを見に行ってみましょう。
!?
はい!
売れてませんでしたー!
やっぱりしっかりマーケティングしなきゃダメなんですね。売れなさ過ぎワロタ。
あまりの売れなさ加減に笑うしかない僕を見かねたのか、加藤さんが畑へ連れていってくれました。
おお、これは!
見てください。美味しそうな赤大根。やったぁ!
- 最終的な結果
- 期間:2015年10月21日〜2015年10月27日
売上:0円
原価:0円
利益:赤大根
モノの販売には、「マーケティング」が重要。
今回、無人販売所でモノを売ってみて痛感したのは「適切なタイミング」と「適切な顧客」を把握するマーケティングの重要性。
まずは試してみて、何がダメだったのかを検証した結果、今のままでは億万長者になれないことが分かりました。
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—赤大根食べたら、億万長者になれますかね?
無理かな。
- 撮影協力
- 加藤農園様
練馬の無人販売所マップ様