ライティング編:光を活かした写真の印象の違い
人の心を動かす要素、それは「光」です。
光の効果
たとえばこちらの写真、太陽の向きはどこでしょうか。
どこに影が出ているか探すとお分かりいただけるかと思いますが、こちらは真っ正面やや右側からの順光〜斜光で撮影されています。
順光は空の青や物の色など色のメリハリが出やすく、かっこいい印象の写真に向いています。
サイドからの光の場合は、見せたい場所、見て欲しい部分にフォーカスすることができ、よりかっこいい印象の写真が仕上がります。
では、ここで最後の質問です!
この写真の太陽の向きと、印象はどんなイメージでしょうか。
木漏れ日は、木の緑の中に隠れることにより太陽を緑で隠すため、光が柔らかく逆光効果を得られます。
さわやかや、やさしい雰囲気で撮影が可能になりますので、太陽が強い日などはこういった日陰の場所で撮影するといいかもしれませんね。
光+情景+目で見えないカメラの視覚効果
光の応用例として、太陽以外にもこういった街灯やライトを写し込む方法もあります。家から漏れる光が温もりのようで、マイホームや帰路を想像させますよね。
こういった、要素やキーワード、発想次第で様々な組み合わせが写真の中には隠れているのです。ぜひ光を意識して撮影してみてください。
おわりに
いかがでしたか?
「だれに・なにを・どう伝えるのか」というテーマを決めることで、望遠か広角にするか、また第二の被写体(背景)をどうするか、またどういった感情を想起させたいかによって写真の撮り方は変わってきます。
他の方の写真を見るときも「この写真は、どう撮ったのか」と思ったら、レンズの距離や光の向きだけでなく、「どう感じて、何がいいと思ったのかという感情」「写っている被写体・状況」など、写真を見て感じたことをキーワードで書き起こすことで、次に自分で撮影するとき、頭の中にイメージがつくりやすくなりますよ。
写真を撮るだけでなく、写真を見る力も伸ばして、ご自身のスキルアップに活用していただければ幸いです!
ちなみに、昨日のブロガーフェス2015にて、ラクガキ師のタムカイさんが講演の内容をイラストにまとめたいただきましたので、ぜひそちらもご覧になってみてください。
ラクガキノートでつるたまさんの「ブログの写真がうまくなる!ユーザー目線で考える写真の撮り方」を振り返る #ブロフェス2015 | タムカイズム
以上、写真でWEBをおもしろくしたい、つるたまがお届けいたしました。